【今週のラーメン１９２４】麺やでこ（川崎・武蔵小杉）醤油そば

朝飯や晩飯もろくに食えない日々が続いていたある日、思い切って外出がてらに啜りに向かった一杯です。もう、モヤモヤ気分を晴らすには、これしかないですな「麺やでこの醤油そば」。いつものお気に入りをすすって簡単にレビューするかしないか程度に思っていたところが、思わぬ変化を感じ取ってしまって、また語ってしまった(´･_･`)。

【店：いつも満席でほどよく回転するから余裕で待てる】

昼の開店スタートダッシュに意気込んでもすぐに満席になってしまう店。それでもシ開店前にシャッター気分で並ぶほどでもなし。適度に混んでて、少し店前で待てばすぐに座れる。貴重な昼休みを活用してのラ活には、こう言う店の回転率もポイントです。それに適度に清潔感もあるし、接客感もいいとなれば、定番の店にならざるを得ませんな。ムサコで一番お気に入りの部類に入る理由がここにあるかな。

【スープ：２０１５夏仕様？少しスッキリしたような醤油の風味感と出汁感覚のアップ】

もはや、私の中では行き詰まった時の救いを求めるような一杯でして、仕事の失敗や、多忙を極めた時の気持ちのリセットをしたくて食う一杯。罪を悔い改める時の一杯のような、絶対的信頼関係を「一方通行」で築き上げている次第。なので通うことが既に礼拝に向かうことのような妄想を覚えるかも・・・。完全に「ヲタク」を自覚する瞬間です。イカンイカン！足を洗わねば。

＜醤油のキリリとしたカエシがこころもち「柔らか」「すっきり」な味わい＞

しかし今回の一杯は、少し趣向が変わったのかと思うほどの「衣替え」を感じる出汁加減です。何時もの醤油ダレが、長袖から半袖に変化したような気分。いわゆる季節感です。夏に向けたのか、いつもの醤油ダレのカエシエッジングが、とても淡麗に感じるのです。単に塩気が低くなったと言うのでもなく、スッキリと引き締まったような感覚。そして醤油の熟成フィーリングが柔らかさなのです。

＜ベースの出汁感がアップ！貝類の滋味が活きる？？＞

カエシが一歩引いたと言うのでもないけど、出汁とタレのバランスに少し変化が出てきたような印象です。いつものように醤油の熟成感があっさりとしている分、鶏ガラと魚介のほのかさ、そして貝類の滋味かと思える風味と味わいがほのかに出てきて、これはこれで頼もしい趣向を感じます。

【麺：今年の夏はスリムで行こう？スベリ感キープしつつもやや細変化！クチクチ感アップ】

スープは確かに面白いアレンジだった！しかし、もっと驚くとしたらそれは麺の方かも。少し前に食した、やや長方形で平べったい形が、明らかに変化しているし表情も全然違っている。やはりこれも季節感を写し取ったか・・・。

＜微妙な長方形がスクエアに変化＞

単に長方形からスクエアな形に変化しただけなのか？それにしても、それだけではなさそうな滑り感と歯ごたえは、若干淡白になったかと思えるマイナーチェンジぶりです。やや加水が引けている？でも奥歯でのプレスはクチリと淡白に潰れてここちよし。滑りは以前の方が滑らかさを強く感じるけれど、内頬等を駆け抜ける接地感は、より印象に残るかも。どちらが良いかと言うのは、野暮なのかもね。変化を素直にかみしめたい。

【具：不動の４番打者！？低温鶏チャーシューと豚ロースのクリーンナップ】

ま、変わっていないとしたらここです、チャーシューです。これは、変えようがないのかな〜、完成度が高いと思います。薄味の鶏胸肉のパフパフ感覚に、スープがほのかに滲んで崇高なお摘み感覚。かすかに柚子風味もかおる？。肩ロースの豚チャーシューも醤油ダレが、甘くも、辛くも、香ばしくも、どんな味の角度でも捉えられそうな味わいでうまし。コリャ、変にバランスに崩す方が難しいかもね。

総じまして「テッパン安定醤油コクまろの・・・夏向けスッキリアレンジ」なる心憎いテクニック発揮の一杯。だからまた食い続けるわけだが、このお店、ホントに飽きさせてくれませんね〜（笑）。この調子なら、夏場に向かうに当たって色々とマイナーチェンジなる工夫を彼方此方こなしてきそうな気配^_^。定点観測ならぬ、重点観測をさせていただくかもです。ラーメンストーカーとか、店の回し者にならぬようしないといけないかな。なので詠います！

照りつける
陽射しじんわり
袖まくり

額に汗知る
初夏の汁そば

お粗末！と言うわけで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！