ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1893】 ラーメン丸仙 (川崎・武蔵小杉) 支那そば


  出先で昼過ぎにすぐ会議というのも、少しツライのだが・・・ちょとラ活のきっかけにもなるので、個人的にはウェルカムかもしれません。とはいえあまりハメを外すと、しくじり先生になってしまうので、そこそこの駅近くで食うところにいたしましょう。ということで、昼飯ピークではまず行列で食えないという「丸仙@武蔵小杉」で軽く「支那そば」を一杯! あまりにも、「麺や でこ」に通いつめるとストーカーに思われてしまっても何なので、久しぶりの訪問になりましょうか。


  











【店:常連キャラは個性的!?もはや我が家的な空間でしょうな・・・・】


 早めに余裕をもって訪問したもののすでに先客が6名ばかり。離れたところに座ろうとすると、順に詰めて座るようにと促されます。初めから食うもの決まっておりましたが、先客は大盛りを食らいついておられました。注文を受ける度に、このオーダーには味玉入りでとかなしでとか・・・常連になると味玉が言われなくてもサービスになるのかは不明。さて客層はというと、いかにも地元民と言う方々ばかりで、代表格は、昼間から大盛りのチャーシューメン食いながら、キリンラガービールを流し込むオヤジさん(実に羨ましい・・・・)。いかにも旨そうに啜りあげながら、グビグビとビールを飲み干す・・・、早く引退してこういうことをしたいと切に願いながらも、小遣いつかえるオヤジにまずはならなければなりませんね。

 常連さんはカウンター一番奥から店主との会話も声が大きく弾みます。そしてその他ガテン系の方に混じって、なんだか自由業的な老けた青年か若そうにみ見える中年が強烈。子供のように嬉々として、ネギ味噌大盛りの調理過程を身を乗り出して眺めておられます。味玉トッピングもありまして麺が2玉の大盛り。いや〜、私ならネギもプチマウンテン状態で胃に重そう・・・・。しかしここからがセルフ味チューニングの始まりでして、テーブルセットにあるポットから、2/3程度の業務用ニンニクを、大根おろしと間違っているのではないか?と思うほど投入です。湯気に混じって目にくる!? そばにいる私にも匂いがこびれつく感じすらします(これから会議・・・汗)。ポットも大き目のサイズなので、麺顔中業務用ニンニクの山! このニンニクにネギを絡めて放り込み、黙々と胃袋に収めていく・・・・。若い胃袋は実に羨ましいです。しかし一方、ニンニクポットは、散らかし放題で締め忘れた蓋から漏れる。そう言えば、ニンニクポットが隣客前にあったもんだから、強引に引き寄せようとして睨み返されたのも思い出した・・・そのお客さん。若さゆえの過ちというものを認めたくないのでしょうか。実に自由がすぎるぞ〜(笑)。













【スープ:いかにも醤油と塩気調味が効いている〜という大衆旨さが男ウケする】


 ま、隣客その他いろいろ面白く観察しておりまして、配膳される前から気になって仕方がなかったわけだけど、自分の配膳の瞬間になるとこっちもスイッチが切り替わります。オレも他人のことは言えたもんでない。はた迷惑かもと思うのだけど、ラ活の記念にパシャリと思いでのスナップ。そそくさとスマホを仕舞い込んでからこの一杯に専念です。この店のいいところは、スープが思いっきりサービスで、ボリューム豊かに並々と注がれる。これが嬉しいね〜。トッピングの海苔が泳ぎ出し溺れそうになるところを食い止めて、スープをゆっくりと啜り上げます。こえれがまた、ノスタルジーなる味わい。昔ながらとはいえ、「ほんわりやさしい」のとは別ジャンルのノスタルジー系で、「働く男のための支那そば!」と言ったフィーリング。全体的に塩分が高めでそれが味の決め手でもあるような感覚。







   いかにも醤油〜!そして調味料もエッジングする塩気が野菜の甘さでやや丸くて・・・炭水化物と合いそう!


 この商店街の風景に合うような大衆系なスープなんですが、汗をかいたあとで塩気を自然に求めているときに、するすると飲み干せるといったようなレベルの塩気レベル。言い方を変えれば、全部飲み干すと後から喉が確実に乾くタイプかも。













【麺:練り水がいい感じでプツリ!とキマッた歯応えと軽いソバージュ系フォルム】


 写真では白っぽく写ってしまうようですが、実物はもっと黄色味かかった感じで多加水系のやや透明さが印象的なタイプ。全体的には練り水の反応による締まりがあって、クチクチっと淡く目の詰まったような密度感。こういうのは、前歯でプツリプツリと小気味よく刻み込んで、奥歯でモグモグしつつその低反発を最後は一気にクチリ!とプレスして喉奥へと流し込む。こう一連の動きがたまらなく楽しい一品。







   表面のちゅるちゅるっとした口当たりと、内頬と舌触りを駆け抜けるタッチ感がとっても快感〜!


 全体的なフォルムが、ちと表現が古い気がするが「ソバージュ」っぽい感じで、切り口が丸いのもあって、口当たりから最後の嚥下にいたるまで、とても滑らかで高速にスベルものですから、すすり上げ自体はナイス!その一方でグルテンから感じる風合い度は低い気がしますが、反面でスープの輪郭が写った味わいを感じます。一般的によくみかける中華麺に近いものを感じます。













【具:チャーシューというより肉食ってる感覚!スマホサイズの厚さがナイス!】


 海苔はスープに最初のうちから沈み込んでいこうとするので、見栄え的には何だかな〜なんですが、肉はそれを補って余りあるプレゼンスです。1世代前のスマホ級の分厚さ。柔らかすぎず固すぎずのしっかりとした歯ごたえ。味わい的には、懐古調の醤油ダレの強さを感じる味付けがほんのりとしていて、脂の甘味と中和すると丁度良い仕上げ。こちらのお店は、チャーシューメン系が数量限定で一日10食とのこと。これを常連さんが嬉しそうに食べてるのを冒頭眺めていたが、なるほどな・・・と妙に納得してしまいました。












 総じまして、「昭和ロマンを受け継ぐ大衆系醤油支那そば!」という感覚で、結構痛快に思えるこの一杯!好きな人は好きなんだろう・・・。病みつきになった常連さんが、いかにも週に頻繁にやってくるという、ホームドラマに出てきそうなラーメン屋さんであります。武蔵小杉の昭和遺産として登録したいよな気分。今や武蔵小杉は、タワーマンションで風景が変わってきたけれど、街の発展をこの一杯はずーっと見てきたのでしょうね。そうそう、アド街ック天国で武蔵小杉の特集があったとき、当然ながらこちらのお店も紹介されたけど、その直後の行列はすごかったわ・・・。そろそろ落ち着いたころですので、落ち着いて食えます。気になってた方で保留してたのなら、そろそろいいかもです。ということで旨さの中に、歴史を感じた次第。なので詠います!





   駅前で
   商店街の
   支那そば也



   昭和が仄かに
   香りけり




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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