ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1878】 中野大勝軒 (東京・中野) ラーメン・細麺・カタメ

 もっと早よ言えよ!って思うことがよくあるな〜最近。ちょっとイライラモードが出ているかもしれません。春からまたデスクワーク主体な業務に逆戻り感があったので、それでなくともイライラしている。そんなところに、モタモタと何度でも同じような問い合わせや依頼ごとが来ると、その内飽きてくる。度が過ぎるとイライラしてくる。それでも真摯に対応して、さあこれから帰るぞ!何食おうか!などとパソコン電源落として、ジャケットを羽織ったところに、実は・・・・今日中に、と言う用事が舞い込んでくる。仕方ないので付き合う。ブツブツ言いながら。付加価値の薄い仕事は誰にでもあると思うが、そういう仕事だからこそ「速さ」で対応すべき。誰がやっても同じ仕事はないのだと、説教したいところだが、さすがに目上には言えないのだな〜。ま、そんな経緯があって、退社する頃には精魂尽きた。おまけに、電事故でダイヤが乱れて更に疲れた。最悪な気分で降り立ついつもの中野駅です。


 狙うは一つ。先日食いそびれた「中野大勝軒」。憂さ晴らしのリベンジ大盛り攻撃!といきたかったけれど、ちょっと電車に酔ってしまったので、優しい一杯といきましょう。王道の「ラーメン」でよろしくお願いいたします。 今回は、ちょっと趣向を変えて、細麺タイプ。そして麺カタメと言うチューニングです。













【店:オヤジのオアシス!カウンターが木の温もりと気楽さを誘う】


 それにしても、この通りには、一軒置きにラーメン店が並ぶのだな。家系→大勝軒→さっぽろ系→鈴蘭。 家系と鈴蘭に若い人は流れるようで、ここ大勝軒は非常にまったりとしたオヤジ好みの空間。ちょうど1席毎に間を空けて40〜50のオヤジが並ぶ。京都鴨川沿いに腰を下ろす男女が、ちょうどこんな感じだったか・・・。


ここはカウンターがいいね。軽く使い古されたようで妙に優しく馴染む、非コーティングの木の板が、暖かく感じる。昔ながらの懐古調な一杯が映えるのは、こういうカウンターで無ければならないっすよね。それでいて椅子は、古い昭和POPな丸い椅子。クッションのヘタレ具合が実にいい。などと言っては見たものの、もう平成も数えること27年。平成レトロなどというのも、そろそろ出てきそうな感じもしますな。なんだかこわいけど。


  











【スープ:ライト系の割に、しっかりとした動物系の旨味が煮出された感覚がナイス!】


 何と言ってもここでは元祖「つけそば」が有名ですから、あのライト感覚の醤油ダレがイメージ先行します。ライトな汁系もいいじゃない!という感覚で待ち受けるその一杯でしたが、見てからちょっとづつイメージが変化していきます。白地の丼の淵には、魚介やらガラ系の欠片がわずかに張り付く上に、それほどライトすぎるということはない、昔ながらのオーディナリーな醤油ブラウン。表層にはくっきりと動物系の脂の輪が浮かび、香味油の香りも豊か。味わい出すとまた更に見直しが入ります。








   おお!軽い煮干し感はさておき、意外にしっかりとした動物系の煮出汁!コク深くキレすら覚える懐古系!


 ライトで昆布や鰹同様、煮干しの軽い甘味が広がりますが、ボディー感がしっかりしており、野菜に煮出汁と共に豚骨の甘味や鶏ガラのサラッとしたコクが十分に感じられるのが素晴らし!520円という価格も薄味っぽいのかもと勝手な想像をさせます。ですが意に反して実に豊かな旨味が溢れています。醤油のカエシも丸く、風味としてより味として感じる醤油感も中々いい感じ。全体的にはやはり昔ながらの中華そばっぽい雰囲気に包まれますが、決して安っぽくなく、誰もが愛する優しい味わいに仕上がっている感じがいいね〜。












【麺:マイナーと思われた細麺が、予想を上回って旨しなのだ!!!】


 こちらもやはり元祖「つけそば」のイメージが強く、多加水のモチモチ系の極太を連想してしまいますが、天邪鬼な性格からか今回は細麺。並盛りでも200gというマイベストな麺量です。カタさの調整は、上はバリカタまであり、これは大変興味をそそられますが、初トライなのでカタメでよしとしておきましょう。ただ、やはりこちらも想像とはかなり変わった印象を受けた次第。







   実にしっかりしたクシクシとした歯ごたえ!アルデンテ峠を少し超えたあたりの「しなやか」×「カタさ」のバランスがナイス!


 勝手にクチリと淡泊に潰れる柔麺の少し締まった感じだと思い込んでいたけれど、誠にしっかりとした密度感も漂う感じ。そして、つけそば用の麺とは全く別物のキャラ設定です。基本的にはストレート麺ですが、ところどころ捩れている程度。表面はツルツルしているおでスベりの加減もよく、抵抗感低くスルスルと胃袋に入っていく感じがいい。なので200gが重いとは全然思えず、ナチュラルな腹八分目というボリューム感でしたな・・・。スープとのバランスもよく、適度に汁を吸いこんだ後半になっても、しなやかさが多少増すけれども、コシの落ち着き感は変わらず。グルテンの風味とスープの味わいがよくマッチします。いかん、これではいくらでも食えそうに思えてしまうではないか!ダイエット計画が、夏の水着シーズンに間に合わなくなってしまう。  













【具:この価格で実に質のこもった誠実感じるデカ厚Wチャーシュー!】


 カップ麺に入っているパーツかと思えるほどかわいい正方形サイズの海苔1枚。それ以外は、チャーシューとメンマのみで、薬味もなしてというシンプルな構成。それでも、全く口寂しくなくむしろそのプレゼンスの高さに驚いたわ!







   破格のデガ厚チャーシュー2枚!ハードな歯ごたえと懐かしい醤油タレ味で、背筋が伸びる味わいぶり!


 520円のチャーシューと侮ってはなりませぬ。むしろ感動ものです。iPhone 6 程度の厚さあるデカ豚ばら肉が、とても馴染みある醤油ダレに浸った感があり、中華そばって言う感じがよくします。しかも、その肉質と脂質の配合バランスも良く、適度のハードな歯ごたえがあって、まさに食べごたえというものを感じる。肉の本質的な食べ方を再認識したような感覚を覚えます。これだけでも大満足であります。


 加えてメンマも何気に良いね〜。関西オリジンな私からすると、いかにも関東らしい醤油味付けが効いた熟成ぶりですが、このやや大き目のサイズ感覚と、コリコリとした快感覚える歯応え、そして本数も気前よく、値ごろ感がとても高い一品。これだけで、日本酒をやりたいと思えるけど、どうやらそんな常連さんがおられるらしく、日本酒一升瓶がずらりと並んでいるではないか・・・。やはりここは、オヤジパラダイス。













 総じまして、「味わいは勿論、価格もタイムスリップな極上大衆麺!」と言うそのままのコメントでごめんちゃい! しかし、正直言って少しこの店での汁系を舐めていたが、相当に私の好みのツボに入りましたわ!!! こりゃ当分、中野は飽きないわな〜^_^。 間違いなくまた来るつもり。この最近は、ドツボにハマったような凹み気分でありましたが、一気に気分は上々! なので詠います!




   間が悪く
   帰り間際に
   仕事くる



   ヘタレて辿る
   懐古の一杯




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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