急に寒さが戻ってきましたが、そんな季節の逆戻り感など、遠い世界の出来事のように、忙しさの中に埋没する日々。精神的に良くないね〜。特に休憩時間やランチタイムなども犠牲にされたりしてしまうので、空腹の補給は、惣菜パンばかりになってしまいます。ラーメンに限らず、美味いものへの渇望が積み重なるばかり。うーー、やってらんない。ボスが、夕方からいなくなると言うこのタイミングで、息抜きがてらに人並みの時間に退社を決行いたしました。
しかし、ラーメン以外でぶっ飛んだ美味いもん・・・が思いつかず。またラーメンに限定したところで考えもまとまらず。考えることすら煩わしくなってきたので、いつものお店に参りましょう!今日も麺尊へ・・・・・。ホント懲りないヤツ。
【 店:平日夜は落ち着いた客入り状況。美味いもん食いたさに集まる人々】
早め退社と言っても、ちょっとやばい時間帯。たまにスープ切れで早仕舞いしそいなタイミングでしたが、この寒さのせいかラストに滑り込むことができました。寂しくもなく、他客が気になり過ぎることもない、ちょうど良い入り具合。客層も大人な感じなので、大変落ち着きます。やはり、平日夜は落ち着いて食えるねー。 若い女性一人客なども落ち着いて晩御飯をなさってる。ある人は、文庫本に読みふけり一杯を待つ。男二人組も会話のスピードがゆったりしている。みな、空間を共有してる意識がどこかにあるような連帯感が、店を包み込みます。私もスマホでウダウダとプライベートなメールを確認していたところに配膳が完了いたします。今回は、定番の「軍鶏そば」一本勝負です。
【スープ:生醤油や軍鶏コク等もナイスだが、温度感良くより締まったいい感じ!】
もうこれで3杯目になりましょうか・・・相変わらず旨いスープです。スープというよりその旨味の濃厚さから「つゆ」と呼びたい品質感。軍鶏鶏ガラのしっかりした煮出汁と、金華ハムのエキス、そして鶏油のまったりとした香味加減が実に濃厚に広がります。さらに、相変わらず明るく広がりつつ丸い味わいの生醤油をベースとしたタレが、いい感じ。とってもクリスタルブラウンで、アッサリさを醸し出しながら、味わいとしては濃ゆい全体感が、引き締まっているように思えます。この辺り・・・毎回食うたびに、同じように思う筆記する私も実にワンパターン。でも、時折ツイッターなどを拝見すると、実はたまに微妙に配合など変化をつけているらしいのです。それらの変化は、微妙すぎて私の駄舌には受け止められないのですが(苦笑)。しかし、今回は別のところでいい感じだった!
微妙に温度が高いのが実に新鮮に感じていいね〜! 温度も味の内だと改めて思う!!旨し!!!
熱湯という感じではないけど、確かにいつもより熱く感じたのは確かで、この熱具合が実にスッキリ透明系な醤油清湯には合うと思えてなりません。より活き活きとスープを感じたりして、妙な話だが食べごたえもあるように感じる。熱が味わいをより引き締める感覚があって今回は旨かった〜!!
【麺:汁熱々な一方で、麺はいつもよりチョイとパツパツでなおグッド!】
ここが好きなのは、麺も好みにハマっていること。細いストレート麺でやや加水が低めで、ややカツカツとした前歯の千切れ方が心地よい。そして奥歯でプレスしたときの横連れに潰れていく感覚がまた印象的で、スープの味わいとグルテンの熟成風味が混じる味わいも好き。そしてそして・・・・きめ細やかなカタメでシルキーな地肌は、スベリで生じる麺のシルエット感を高めて、最後まで旨しと思える。この辺りもいつもの通りだけど・・・今回は何かが違った。
いつもよりパツパツ!熱ダレせずパッツパツとした感覚が最後まで持続して旨い!
熱めのスープだから少し麺のニュアンスも気になるところですが、いやいやどうして、いつもより歯応えハッキリとしたパツパツとした反発がいいです。加水の変化というより、茹で上げタイミングの妙といったところか? 表面の軽い表層が透明に透けて見えて、中心部が視認できるような2層のように見えます。スベリの層と芯の層がそれぞれ明確に役割を果たしているように思えて、これは良い印象しかありません。もっとくれ!といってもこちらは大盛り対応不可。こういうバランス感覚を大切にしているんでしょうね。
【具:熟成感じる旨味の密度感!チャーシュー旨し】
こちらは、何時もの通りに程よく熟成した豚バラ肉と鶏胸肉です。他に言うことあまりなし・・・。特に豚肉の熟成度合はいい感じ。噛むと瞬時に肉の香りが鼻孔をくすぐるのがいい感じ。旨味もほどほど濃厚で、口に残ったそれを日本酒か焼酎でさらっと洗い流すように食いたい気分。モルツでもいいかも。最近、ビール&ラーメンを封印していますが、たまには解禁してもいいかな・・・。
総じまして、「今夜はいろんな角度で見事なエッジを感じる一杯」であったかも! これをうわブレとは、言いたくな〜。上があると下が出来るわけで、決してこれまでの下ぶれのような体験ないかなねー。いつも同じもんばかり食い続けてこそ分かる、日々の変化と感じたい。今回も堪能であります。ここに来れば確実に出会えるハイスペック感。この信頼感が、私を無意識に通わせるのであります。もう考える気力も無ければ尚のこそ。なので詠います!
多忙すぎ
たまに気を抜き
早帰り
思考停止で
いつものお店
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
Hanako (ハナコ) 2015年 3月12日号 No.1082
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/03/30
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (3件) を見る