ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1876】 上海麺館 (東京・中野) 油そば・大盛り


帰りのJR山の手線に乗ってるとたまらなく腹が減ってしまって、どうしようも無い。だって、朝から色々と業務に巻き込まれて、ロクな物を食っとらんからね〜。今となっては、この空腹をそう遠くまで持ち堪えられん。なので新宿の雑踏を避けて、今回は中央線快速ひと駅先の「中野」に目標を定めます。

 よし、「食うぞー!」と意気込んでは見たものの、「kaeru」までは少し歩くし、お安くつくところで「中野大勝軒」で大盛りやらかすか!とワザワザ中野駅南口の改札を出ます。しかしこのタイミングで雨が強まったりするから更にワシを悩ませる。そしてまた更に一大事発覚!あ!傘を車内に忘れた・・・・。とまあこう言う凹み気分でしたが、また今回も雨理由で「上海麺館」を訪れることとしました。「つけそば」逃しで、ここでつけ麺食うのはちょっと違和感覚えるので、今回は「油そば・大盛り」でよろしくお願いいたします。


  











【店:暗がりでも人通りの多い路地裏、寂しからず、混み合わず、ナチュラルに和む】


 あまり有名でなくとも、穴場的に便利でそこそこ上手くて・・「さびしくない」感覚が実に個人的には贔屓目に見てしまう。もう少し人気があってもおかしくないと思えるが、中野サンロードから少し路地に入るだけなのに、死角な位置なのかもしれません。なのでそこそこいい時間なのに、そこそこ入っている客は常連さんだと思います。私もその一人。こちらでは、大盛りサービス無料なのは合点承知という感じで、時間など気にせずに大盛り食うという連帯感がいいですな・・・・。


  











【タレ:チャーシューフレークから滲む汁の効果!? ちょい甘めのタレが食欲そそる!】


 油そば。一時期は「武蔵野系」にハマったのですが、それとは明らかに違う方向性。具材も折り合うように味の調和を考えられた「まぜそば」的な感覚があるような雰囲気です。最近気になる「温野菜がのっている系」なのも、ここの特徴ですし、温野菜とあわせると旨いという計算です。そういえば、大勝軒のつけそばでも、「やさい」トッピングでも好きですし、やはりあの「自然の甘み」がいいなだよな〜。そんなこんなで、このタレはなかなかナチュラルな甘さが染み入っていてとても好き!








  ほぐしチャーシューのエキスがたまらん・・・・、すっかりベースのタレとの融合を超えて表裏一体の関係


 ベースのタレ味には、ライトで甘系豚骨エキスも醤油の円やかさも十二分に滲んでいます。仕上がりは「ライトな甘系醤油ダレ」で、これは意外とサラサラとしていて麺全体にすでに行き渡っている様子。そこを丼から汁をひねり出して蓮華でスクうと、ラードの甘さがとてもライト!。醤油と糖分の結合した甘みがラードのお味にとても合います。更に面白いと思うのは、チャーシューからにじみ出る汁。この味わいが、肉甘さをクッキリと確定させるようです。


 最後に定番の「辣油」と「お酢」。お酢は、通常のテーブルセットで配置すみ。辣油だけは、配膳と同時にうやうやしく別立てで提供を受けます。後半になって胃が重くなったから、そこから先は、この組み合わせ薬味がいいヘルプをしてくれます。












【麺:ボコボコとした太麺のクッサリとした歯応えナイス!それにサービスもボリューミー!】


 丼の底から両手に持ち替えた箸でリフトすると、縮れとはまた別に思える太麺で、太い針金をぼこぼこと曲げ変化させたような風貌が印象的。豚そば、鶏つけ、油そばと、麺をそれぞれで変えているようですね。茹で上げられてササッと湯切りをして、ボウルに入れられたタレに手早く絡めてから、丼の中に落ち着けます。どうやら2玉入っている様子で、これは嬉しい大盛り感覚。体感的に300g〜350g程度でして、この上に特盛というのもサービスされてますから、麺だけでもコスパ感は中々です。








   前歯で千切る感触がサクサクと淡いテンピュール感でナイス!奥歯ではクッシリしたグルテン感あって尚グッド!


 モチモチとかプリプリという明るい弾力と言うより、密度感あるようなクシクシとした感覚が少し含まれる感覚。前歯がサクッと差し込まれる感覚があって、サクサクと淡い弾力で千切れる。そして奥歯へ運び込んでプレスをかけると、ランダムに横ずれし暴れながらクッシリと低反発で潰れます。この感覚の中に、具材の歯ごたえも存分に交じり合い、太麺やきカタ焼きそばのような感触を覚えますな・・・。製麺所が経営母体だけあって、麺はそれなりのこだわり感じます。












【具:しっかりとお野菜が取れコスパの良さも感じさせてナイス!】


 嬉しい悲鳴なのは、温野菜。麺用のおおぶりなテボに一杯、キャベツやら細モヤシ、ニンジンその他と投入されます。野菜の汁がスープにも反映されますが、やはり食べきる最後まで野菜を楽しめるボリューム感が、日頃不摂生しているオヤジの体には嬉しい。これだけあれば十分です。またメンマも太い材木状ですが、これがまた薄味系でデカいサイズの割には繊維質が細かくて、歯切れもソフトで印象度も高い。









 ほぐしチャーシューは、全体の絡みとタレ機能を考えるとベストなのだけど、やぱり一枚肉をガブリといきちあ欲望も片方ではあり、賛否あるかも・・・。しかし、これはこれで量もそこそこあり、残念感は一切ありません。







 総じまして、「中野で便利に爆食いするならココ!」という極めて個人的な感想でごめんちゃい! だってさ〜文字通り、早朝からぶっ通しで頑張ったんだからさ〜。ウサ晴らしたいやん! 見事に気分転換させてくれたこの一杯がすごいのか。単にワシのすごいラヲタぶりがすごいのか。いい年をして爆食する春の夜にお疲れ様の乾杯でありました。なので詠います!



   桜散り
   長い春雨
   肌寒く



   ちょい疲れから
   いつもの駅前



お粗末!と言うことで、家族にも感謝しながら合掌!! 今日も本当にごちそうさまでした!!!



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