ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1874】 煮干そば 流。(東京・十条) 煮干そば


 期末決算日と人事発令日、直後の引き継ぎや残務処理など・・・本当に疲れた一週間が終わって何より。休日出勤でもして負荷平準を図りたい気持ちもありましたが、スタートダッシュが苦手は私は、まずは一息つきたくて今週末は休むことにしました。近場で一杯!と思ったけど、どこか発散したくてどこかプチ遠征といきましょう! 最近の「煮干し気分」の延長から、ようやくブックマーク店「煮干そば 流。」さんに訪問しました。車も最近乗ってないので、ちょうどドライブもしたかったしね・・・。


  











【店:暗い路地裏にある、明るく丁寧な接客な和む雰囲気】


 カーナビに住所を入れるとゴールが本当に線路のそばに現れる。iPhone Map でも同じような表示で、まさかこの路地裏?というところを抜けると少し明るく開けたところにその店はありました。むむ・・・行列発生です。先に食券を購入して並び直すというシステムに従おうとすると、女の子店員さんがタイミングよく出てきて半券をちぎる。むおー、若い方の丁寧な接客ってどこかキュン!ときますな。製麺室の奥がLカウンターになっており、なかなか清潔さとカジュアルさが滲みでています。後になって席につくとサービス券を一人一人に手渡ししてくれたりしてね〜、おっさんな私は、タダ券ゲットした関西のオバちゃんのごとく、嬉々としてそれを財布にしまい込みます。


  


  










【スープ:醤油でカエシがクッキリしつつ、軽やかでシャープな煮干しがキリリとしたライト系!】


 配膳の瞬間、なかなかホッとさせる麺顔で和みます。軽めの醤油を感じるやや透明なブラウンに、表面に微細な泡立ちなど浮く体裁。なかなかにライト系の煮干エキスの雰囲気を醸し出します。白いレンゲで透かして見ると、クリアな動物系の油か、はたまた煮干油が漂う様がいかにも美味そう。しかし味わいは、和むというより「クッキリ感」というのが第一印象です。







   見た目以上にクッキリしたカエシの響き!醤油感を感じる一方で、煮干の軽い苦味の一体感!合わさるとシャープに感じる!


 醤油は感じるとは思っていたけど、見た目以上にその風味感が強まるようで、しかし重くない。塩気というより煮干の苦味がアクセルかけているだけかもしれません。柔らかいふんわり感を予想させた見た目とのギャップ感がこれまたたまらん!という感じ。煮干油の風味と醤油ダレのコラボが素晴らしいといったところなんでしょう。一方、出汁感としてもベースの動物系が嫌味なくしっとりしているのも好印象。後半になるとトッピングの脂も少し溶け出すのでしょうか、飲み干す最後の残りスープに豚の柔らかい味わいが、霞程度にわかるきがする。













【麺:程よいモチ固さと、とてもするするとしたスベリ感が、別腹のようにいくらでも食える】


 この麺はうまかった!なんとも気持ち良かった! やや平面的な形状をしていてストレートが多少ボコボコしたような感じ。どちらかというと多加水と思えるけど、少し密度感が高くて中加水のように思える。さらにモチモチ感覚とクシクシ感覚が混じったような歯ごたえが、またなんとも言えない。


   固めのテンピュールに少し弾みをつけたような・・・モチっとした固い感覚が印象的!例えるの難しい・・・。


 束になったそれをプレスしようとずずずずーーーーと吸い込もうとすると、これまた口当たりの抵抗が非常に少ない。コーティングしたかのようなツルツル加減が、内頬、舌触り、喉越し・・・それぞれのシルエットに鮮やかに残る感覚です。これなら、するするとどこまでも食い続けられるような気させする・・・。何となく根拠はないけど、油そばだったら更に面白そうに思えます。













【具:バラ肉の浅めなタレ下味と肉の旨みがあっさりバランス!】


 スライスバラ肉ですが、実は見た目より肉厚なのが嬉しい!2枚入っておりますが、背骨近くから腹の下に渡るまで、一枚の大きなバラ肉をスライスして2枚に切り分けたような部位2つです。腹に近い部分は、綺麗な層に分かれていて、脂身と肉繊維どちらもとても柔らかくて美味。白飯に合いそうな気がする。一方は、いかにもチャーシューという感じで、決して固いわけではないけれど、それなりの歯ごたえ自体が楽しいと思わせてくれる逸品。どちらも軽いタレの染み込み具合がいい感じで、ライトスープとのバランスも良好。肉の旨みを邪魔しない程度のタレ感覚がナイスです。







 ついでですが、メンマもライト系でして、パクパク食えてザクザクと容易に噛み切れるタイプ。サイズはやや小ぶりながら、ビールのつまみにはもってこいだろうというそこそこの品質感がいいね〜。写真以上に実物はフレッシュ感あってうまかったです。












 総じまして、「クッキリ煮干しが気持ちよしなる一杯」というそのままの感想でごめんちゃい。それにしても、まさに求めていたものという感じがしてこれは、遠征のやりがいが確かにありました。あっさり煮干し・・・また新たな沼にはまってしまったかも(笑)。食ったあとだというのに、また同じものを食いたくなる引力は確実にありますな。中央線沿線の住民にはちと通いにくいけどまた来ます。なので詠います!



   緊張の
   解ける週末
   遠出して



   悩み忘れて
   酔う煮干し哉




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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