夏バテ専用中華そば!?もうこれしかないかも!
コロナ猛暑2年目。昨年はもう少し元気だったような気がします。家にこもる機会が極端に増えたり、長く続くと体力も減退してくような気がするのは私だけでしょうかね。平日昼間の近場の麺活動として、武蔵境に向かったけれども、それだけで疲れてしまいました。濃厚豚骨や本格味噌などで、ガッツリ鋭気を養おうと思ったんですがね・・・。もうこんな時は、あの店あの一杯しかございません。田中そば店の冷たいらーめん。このブランドは、山形ラーメンオマージュなところがあるので、冷ったい系を毎年夏に提供してくれるのです。そんな心が折れたような流れを救ってくれたのが今回の「冷やかけ中華そば」。
<全体> 見るだけで汗がひく?丼底までも見透かすような透明度の極まり!まさに納涼らーめん!
もうデフォルトでさらっと食って帰ろうと思ったのだけど、このメニュー・・・昨年も食ったが、晩飯前に体調が戻ったところできっと腹がすくんだよね。かと言って、ライスを付ける気にもならんので、麺大盛程度はやっておこうと考える。そんな感じで運ばれた麺顔はこんな感じ。
おおお!これ以上ないと言う感覚の出汁透明感ですな。見た瞬間から冷気を感じてまさしく納涼麺ってなイメージ。トッピングの肉とメンマが色が濃ゆくて素朴なのだけど、妙に出汁とコントラストが効いてて浮いた感覚です。レンゲを差し入れてスマホで写真メモを取ろうとしたが・・・透明すぎてピントが合い難い。本当に丼の底まで見通せるほどです。そして麺は、明るい発色の平型タイプ。これも素朴に思えるフィーリングで心をほっこりとさせてくれますな。
<スープ> 魚介の軽やかな出汁がまるでポカリスウェットの如し!煮干出汁が体内に抵抗なく吸収!
さてその味わい!おおお!何というあっさりさなのだ!。全く昨年と同じことを思い付いている・・・まるでポカリスウェットのごとしなあっさり感。エキスがグイグイと体内に浸透してゆくようなあっさりさで、マジで元気さが染み入るような感覚。ゴクゴク飲み干したくなるとはこのことです。全く重くない。ゼロ・グラビティなるあっさり感ですよ。
イメージ的にはアニマルオフ。そしてイリコの旨味って感覚。まぁ煮干しも色々ブレンドしてると思うし、昆布の出汁も引いてるのだろうけど、中華感低くて和出汁ってな感覚かしら。ニボっとした苦味はかなり抑え目ですが、甘ったるくもない魚介感。鯵と言うより潤目という感覚か??墓穴ほりそうなので断定しませんが、あっさり感の中に、確かな旨味を忍ばせます。とは言ってもメンマや豚肉から滲む味わいも絡むので、食ってるうちに多少複雑さを増す味わい変化となりましょう。
温かいと麺から風合いが滲みますが、冷やかけだとそれがないよね。だから後半に出汁が霞むこともないし、すっきり透明感が保たれるようです。炭水化物の糖化した後味が解けないから最後までキリッとしてる味わいかと。そしてカエシは、白醤油や白出汁と言ったフィーリングですかねー。そんな塩気の柔らかい部分も好きかも。
<麺> 夏バテでもライトに啜れる平型ストレート麺!多加水系のモチモチさ!氷で冷えたキンキンさ!
見た目の通り多加水系。モチモチした食感とプリプリした腰つきが想像できますが、その通りです。表層の艶やかさからもわかるように滑りが超ライト。まさしくズボボボっと啜りあげるのが快感です。平型だけに滑らかな喉ごしのシルエット感が素晴らしい。
そしてこれは氷水できっちり冷やされてるのが分かります。食ってて出汁よりも明らかに冷たい。モチモチな弾力感に加えて冷えでギューっと締まった感覚が素晴らしいです。冷えた麺がこれだけ旨いという感覚は久しぶりか?。暑さバテして身体がへばっているが、冷や出汁に負けず劣らず、するっと抵抗なく胃袋に収まってゆ来ます。冒頭で躊躇したけど、麺は大盛りにといてよかったわ!。マジで夏バテでもするとっと食い切れます。大盛激しくオススメ!。
<チャーシュー> 醤油系の出汁が深く浸透!塩気の効いた豚バラ肉!冷えた煮干出汁を吸い込ん旨し!
肉が冷たいとフツーは下げモードなんだけど、こういう展開もいいね!冷えた肉が旨しなのでした。正確には冷えた出汁を吸い込んだ肉なのですが、冷や出汁吸い込んで、下味の塩気が程よく柔らかく仕上がるイメージ。バラ肉が冷たくとも柔らかさに影響はなし。脂身の乗りも甘味もいい感じではないか。
脂身に出汁が染みていい塩梅。赤身部分の塩気と肉味のバランスが良いです。全体的にスポンジみたいに汁を爆吸しますが、厚さがあるので食べ応えあり。「肉そば」看板引っ提げるだけありますな。もう少し元気だったら、白飯にこの肉を乗せて少し出汁茶漬け風にして食らうのも旨そう。
<具材> 醤油に染まる飴色なメンマ!味わいあっさり!クニャリと歯切れる快感!
関東イメージの醤油メンマ。この漆黒さがたまらんね。塩気ありそで実はあっさり味。標準的な短冊型で、透明なスープとは極端に対比的です。クニャっとした歯応えながら、コリッサクッと小気味よく千切れるのもいいね。またそばで白ネギが盛られてるのもコントラストが効いてて見栄えいいです。白ネギと絡めて食ってもまた旨し。麺に絡めて食うと当たり前のように旨し。
総じまして「夏バテ・熱中気味・やる気なし・・・どんな時でも必ずスルっと食える納涼中華そば!」
・・・と言う感動の嵐!。夏バテ気味でも鋭気も養えましたし、また熱った身体も一気に収まる一杯です。猛暑では冷や中よりも冷たさパワフルなので、暑ければ暑いほどよろしいかと!。コロナ猛暑でのマスクは苦しいですが、ラーメンで納涼して乗り切りましょう。夏バテや食欲がないときこそ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!