ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1845】 丸め 田無ファミリーランド店 (東京・田無) らぁ麺

 クルマのちょっとしたトラブル(故障)を調整するためにディーラーへ。通りすがりで車が置けるとことで一杯食うために、田無ファミリーランドの「丸め」にやってまいりました。このブランドだと、ガッツリ背脂煮干といきたいのですが、最近胸焼け気味で、いつものあっさり系のらぁ麺。なんだか最近、無理しても重いものをすっかり食わなくなりました。というか・・・・、クルマのトラブルが実に痛いのでありまして、がっつり食う気分でもなかったのが本音かもしれません。


  











【店:ファミリーランド? パチンコとゲーセンと・・・ゴルフ練習場の融合アミューズメントの片隅】


 入店時、ピークアウトな休日の夕方でありましたが、先客は1割程度のスキ加減。みなさん、パチンコをやり終えて、もうこの日は切り上げ〜一杯食って帰るか〜ってな気だるい雰囲気に満ちています。そこに入口扉が開くたびにつん裂くゲーセンの大音量が侵入してくる。新青梅街道のロードサイトにある、気だるさの吹き溜まりのような雰囲気が、なんとなく等身大に感じてなごむかも・・・・。



 しかし、ファミリーランドとは言っても、ほぼパチンコ屋とゲーセンがメインのこの施設。親はパチンコ、子供はゲーセン、ひと遊びしてからラーメン、と言うライフスタイルがターゲットなのでしょうか? ともあれ、なぜこの場所にラーメン屋がある必然があるのかが不明です。ですが、丸め・・・・がそこにある。武蔵小金井の店では、関東に引っ越したばかりの頃に、訪問して以来か・・・・。濃厚な背脂と煮干しの鬩ぎ合いが印象的ですが、こちらのお店は二回目の訪問となり、すっきり気味で個人的には好印象。さてスタイルは、学食/もしくは高速SAの食堂でして、券売機で券買って入り口カウンターでプラ券と交換。番号を呼ばれて、取りに行き、食べ終わったらお盆ごと回収棚へ返却する方式。でもね・・・味のレベルはそれどころではありません。


  











【スープ:煮干の軽い苦味と豚骨!醤油ダレのじっとりさありつつも、アッサリ仕立て】


 「24番さん、お待たせいたしました〜」という呼び声で、受け取りに行く私。しかしそのお盆に乗った一杯は、以前より少し迫力を増したと思うのですが、それは気のせいか・・・・。トッピングが詰まっている感があるし、しかもチャーシューはレアでピンク色3枚組。これは、見栄えは大変グレードアップしたようにも思えます!でもやはりこれは錯覚でしょうか。







 トッピングの興奮も冷めやらぬままに、まずはレンゲでスープをすすりあげるのが儀式。汁をいただくと・・・「あっさりとしてるけど、とても複雑、とても重厚」という相反する印象。煮干し魚介の風味が色濃く、豚骨が軽いかん時でニボ苦味を中和している味わいなのか? またそこへ、醤油ダレの香ばしい風味と、青ネギのザクザク感からくるフレッシュ苦味が滲むではありませんか!







  いきなりニボ過ぎて躊躇することのないようなバランス感と、醤油が効いた香ばしさは、アミューズメントスポットの中では異彩!


 確かに、客層を考えると、子供から大人、ラヲタと非ラヲタ、に関わらず広く受けるのが必要? そう考えると、ファミリーランド内で、毎日レギュラーで食わせる一品としては、とてもバランスがとれていて、工夫もなされているのでは?と前向きに評価してしまう次第。むしろ、ゲーセン内ではもったいないスープ感かと・・・。














【麺:細麺の風味が活きつつ、汁吸い込んで染まる味わい】


 麺を引き上げると、濃ゆいスープにやや染まった見栄えで旨さをそそります。ストレートにやや捩れなどを生じている感じが、すすり上げの抵抗感の心地よさを感じさせます。まずは啜って前歯を当ててクニリと千切ると、ほどよい低反発の合間に、グルテンの風味が漂います。芯があるのかないのか分からないギリギリの茹で上げコントロールがナイス!パツパツとまではいかないけれど、密度感と低反発感がいい感じです。


   じっとり煮干し&醤油ダレをガッツリ受け止めバランス感じさせる良麺やね〜♪


 奥歯へ運び込んでプレスして、プツプツと順を追うように千切れ出して最後は横ずれして一気に潰れこむ・・・。喉奥へと落とし込むと捩れの感じが通り抜けるシルエット感もナイス!あとは無意識にただ麺を啜って噛み千切り、落とし込むのみ。無意識の連鎖で啜り具合の良さ、抵抗の低さが際立ちます。












【具:レアチャーシューと材木メンマ!ゲーセンらしからぬ仕上がり】


 この店、こんなにご立派なチャーシューだったっけ?と思わず考え込むけど、ゲームセンター内のラーメン屋らしからぬ、しっかりとした上質感あるレアチャーシューです。周囲のタレ味の浸透はあるものの、全体的には薄味。ややもするとスープ熱でレアが変化してしまいますから、青ネギを座布団にして一次退避させながら、あとはゆっくりと自分のタイミングで味わいます。クルマで来ていなかったら、ビールと共にいただきたかった!







 
 それにメンマも材木が少しばかり可愛いサイズなれど、いい感じです。シャクリシャクリと繊維を縦方向に噛み千切ると快感なる歯応え!そしてあっさりながらも、深めに染み込んだ味わいがいいフィーリングです。全体的には、具材ががんばっているから、見栄えだけでなく味わいの評価も尻上がりかも。これは、そろそろ別のメニューを食いだして制覇したくなりますね〜。












 総じまして、「場違いロケーションがむしろ印象を高める、質実なる一杯」と言う皮肉混じりな感想。パチンコとゲーセンの騒がしさをよそに、心落ち着けてゆっくりと堪能いたしました。一服吸いに外へ出ると、クルマの渋滞と排気、そしてスギ花粉が漂う・・・。この店以外にこの辺りでは居場所がないかな^ ^。 なので詠います!




   暇つぶし
   轟音つん裂く
   ゲーセンで



   なぜかありなん
   質実らぁ麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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