ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1517】 つけ拉 竹末東京 TAKESUE TOKYO RAMEN LIVE TUNE (東京・押上) 味玉塩中華そば+プレミアムモルツ350ml缶



東京スカイツリー。今更ながらやってきました。天気が良い日は、西荻窪駅のホームからも姿が見えるほどのドデカイ建造物。こうやって足元から見上げると、造形美すら感じますね。それと、どことなく日本的なデザインだとも感じるし・・・。日本の技術と芸術性をしみじみ思います。








 今の新たな任務について、まだ半年少々しか経ってないのですが、徐々に慣れ出しました。こうやって外出機会も増えましたし悪いことばかりではないなと思います。年を重ねてからの職種転換ってのは、実はかなりキツイもの。元々器用でもなかったので、とにかくぶつかって行くしか無いのですが、職種に区別無くどこでもあると、自分に言い聞かせたり、聞かされたり・・・。ただ、その軋轢が通常より高かったということで、時間の拘束よりは精神面では負担になります。私と同じような方もパラパラとおられますが、お互い頑張っていきたいものです。



 ・・・などと考えながら、思わぬ外出機会を得て、そして直接帰宅と相成りまして、宿題店の片付けに行こうと珍しく浅草方面へと移動を始めます。「与ろゐ屋」「つし馬」などの定番店をめざすつもりでおりましたが・・・・ぱらぱらとブックマークを何気なく確認していると、やはり新店舗の方が開拓意欲が湧くというもの。そんな感じでまた節操もなく、今回も当初目的地変更ということで、こちら「つけ拉-竹末東京-TAKESUE-TOKYO-RAMEN-LIVE-TUNE」を訪ねます。なにやらこの店、相当「ヤバい(良い意味で)」らしいので、行列店になる前に、行っとけ行っとけ〜って感じですね。







 訪問時、丁度空き席1つということで滑り込みセーフ!やれやれと言うことで、まずは食券渡して、ご店主に促され、ビール冷蔵庫から缶ビールをピックアップして座席へと戻る。プレモル!金曜日の夜にふさわしいビールですね〜。ちなみに土曜日の昼にふさわしいビールは、ハートランドという感じかも。平日夜の居酒屋では、スーパードライ!ちょっとイイ感じのチャイニーズ・ダイニングなら、サッポロ赤星!適当にどんなシチュエーションでも欲しくなるのは、キリン一番搾りの生中ジョッキ!若いときアルバイト先で頂いたお疲れビールは、サッポロ黒ラベルだったっけ・・・。とにかく最近は、ビールが特に旨い。



  





 そんなビール空想をしてたところに、イキナリにラーメンライブが始まるというという寸法なのね・・・。目の前に丁重に受け皿が置かれたと思ったら、温められた丼が置かれて、スープが注がれ・・・そのピカピカさに目がくらむ。そんな感じで、スカイツリーが徐々に出来上がっていくのを面白がっていた気分と似た感覚で、完成されたその一杯を体感することに。さて、そのお味ですが、まさしくこんな感じ!



 うおおおお!これは、五感で感じるすべてが最高に興奮するね〜。びっくらぽんの旨さやで〜!












【スープ:塩系では久しぶりのヴィヴィットな感覚!エキス感、クリアーさ、マイルドさ・・・どれも最高レベルな旨さ】


<クリアーで円やか、そしてエキス感もMAX!突き抜ける塩感覚!>


 こちらは、お客さんと接することをとても大切にしているのが良く伝わります。食券を手渡して、しばらくするとカウンターの高台に銀のトレイが置かれ、そこがミニ舞台という感じ。いざラーメンライブの始まりといった胸の高まりを覚えます。そして、温められた器がトレイの上に置かれて、それからスープが客の目の前で注がれる。おお!この時点ですでに「黄金色」に輝くスープに目が釘付けです。


 堪りません!エキスふんだんの鶏油には間違いなのですが、研ぎすまされた・・・磨かれた・・・というか、ワックスがかった黄色が黄金のように澄んで輝きます。これは旨いに違いないのであると語りかけるようにも思える。レンゲで透かしてみるとまさに美しさが浮き彫りです。しかし、意外なのは、これほどコク豊かでオイリーとも思えるエキス感なのに、とてもスッキリとしてグビグビと飲めるということ。それに、熱すぎない温度というのがしっかりと伝わります。味わうにはちょうど良い熱さ。鶏エキスの円やかさが一番感じ取れる温度かもしれません。


 塩気は、非常にマイルド。旨味と塩気の区別がつかぬほど、バランス感が秀逸であって、クドさが100%ない仕上がり感。さて、このスープは、濃いのかあっさりしているのか・・・・それさえ分からなくなるほど、スルスルと飲ませるのに、コク豊でクリアー感タップリなのだ。久しぶりに塩を食って味わう感動がそこにある。まさに完成度的には、突き抜けた感じです。







<貝系の滋味深い味わいもしみじみ感じるような・・・>


 胃にも負担が少なく、落ち着きも感じる。鶏の動物コク一辺倒ではなく、ベースにそこはかとなく、魚介が忍び込まれているのだと感じる。しかし、魚介といっても、煮干しというより、貝系の滋味がさらっと入っているとか、昆布の品の良さが濃ゆいとか、はたまた軽く節が染み込んでいるとか・・・・。ともあれ、地味に滋味深いという語呂合わせのような、落ち着き旨味が、これまた秀逸であります。


 いかん・・・・、ドハマりした感覚で、この丼の中の何を味わっても、旨く感じてしまうではないか・・・・。












【麺:美しい外見、鼻孔を駆け抜ける風合い、そしてしっかりと歯応え・・・・どれも満点】


<密度感がある上に、素材感溢れる粉の風味が泣かせる>


 さて、また調理のライブ時点に逆戻りしますが、真っ白な器に、黄金に輝いたスープが張られていて、そこに麺が静かに、そして丁寧に落とされるわけだが、少し離れていても麺の色合いが素朴を思わせる褐色なのがとても印象的。かつ好印象。どこまでも奇麗なストレートが強調された細麺で、表面が少しだけ半透明。その中心部は見るからに密度感がつまった風合いを感じます。


 実際に啜って、前歯でファーストコンタクトしてみると、なかなかのクッシリ感。クツリクツリ・・・というより、クシクシっとした感覚。つまり、潰し込みが効いている中に、素材の粉感がしっかりと上品に感じ取れる仕上がりが素晴らしい。まさに、素材感を溢れるように感じる麺でありまして、ありそうでなさそうな感覚。単に私の経験値が低いだけだったりして(笑)。ともかく、モチモチ麺とは対極的にありますが、博多麺とも違ったしっとり感も持ち合わせる、加水低めな麺。これはつけ麺ならどうなるのかがとても楽しみ!







<やや汁を吸い込んでも、風味は消えずしなやかなり>


 この麺が、また汁を吸い込んでも、まったくもってシッカリとした感覚が残るわけだ。汁を吸い込むが、ややしなやかになる程度であり、風味が飛んだりしない。単に啜りとスベリ感が軽くなるだけという感覚。「チュルリン」とか「ちゅるちゅる」といった感覚と比べると多少のザラツキを感じるが、地肌のきめは細かい。実に旨いと感じた。






【具:チャーシューが「劇場的」であります】


<解説付きなトッピングなのだ!豚肉深さを感じる>


 もう一度、調理のライブ時点に戻るが、こんなの初めて!チャーシューの部位が複数あるわけだが、それらが店主の解説つきで、一点一点盛られて行くというスタイル。まさに、この店の「ラーメンライブ」なコンセプトが遺憾なく発揮される瞬間ですな!


 「こちらが、肩ロースでございます。」
 「これは、豚ガラ(だったっけ??)というものになります。」
 「ハツは大丈夫ですか?・・・・(はいと答えたあと)では、盛りつけますね。」


 ・・・とまあ、こんな会話を店主と客が交わしながら、一杯のラーメンが完成されていくわけだ。まさにライブという感覚でしょ!






 まずは「肩ロース」。こいつは凄い!脂の部分が皮つきなので、トロトロ感が豊富。そして甘く感じる旨味と、つけダレの醤油感が混じり合い、塩スープを筋肉繊維が吸い込んだところをぱくつく!まさに、旨い!プレモルと実に合う!焼酎や日本酒でも合うだろうね。


 次に豚ガラ(だと思う)が、またいい!歯応えや感触は、おせち料理に出て来る「ぼうだら」みたいなもの。当然ならがそれが豚肉の旨味に溢れ、そして醤油ダレの香ばしが少々深く、これまた酒にも合いそう。2つばかりゴロっと投入されておりまして、通常ラーメンではお目にかからない部位を楽しめるというのが、「これまたライブ!」といった感覚を高めます。


 最後に「ハツ」だ。これまたしっかりとした歯応えで、柔らかいジャーキーのような感覚。少し胡椒感がまた食欲を呼び覚ます。少しスープに浸してから食ってもまた別の風合いが生まれて面白く食える。嗚呼、この一杯は実に飽きない。





 


<味玉も完璧なジェルとゲルの混合バランス!染み込みもナイス!>


 さて以上のように、ホスピタリティは言うまでもないが、実に完成度が高い店でありまして、テクニック感が知れる味玉においても、これはこれで完璧!。 まず黄身よりも白身!このタレの染み込み具合の深さ、均一さが凄い。全体的に、「MAXFACTOR ファンデーション」の色見本「OC−1」の如くである。味が濃ゆいようで、ちょうど良い塩梅。そして、黄身だが、固い茹で具合の芋ようかん状の部分もあれば、ジェル状やゲル状のトロリ感もあり、甘みも豊か!そして何より、温度感もセンスよい。作り置きで一晩寝かせました・・・・的な冷たさの部分が一切ないので、隅から隅まで美味しくいただけたという逸品であります。







<ネギと小松菜とカイワレ菜・・・青物もこだわり感じる>


 嗚呼、興味がつきないどころか、脅威であります。トッピングの青菜。こんなところでさえ、いちいち突っ込みをいれたくなる。


 最後に、調理のライブ時点に戻るが、トッピングの盛りつけ準備もパーツが各ボールにまとめられていて、盛りつけというより切り絵を貼付ける芸術家のような丁寧さで配置。ネギの盛りつけは、斜め切り感が立体感を高める。そして味わいも定番なる清涼感を高める。小松菜は、茎部分をシャクシャクと頂くと、また違ったベクトルの清涼感が広がる。さらにカイワレも爽やかの代名詞だ。これら、青物系の清涼感が少しづつベクトルが違っていて、味わいが立体的にも感じて旨しだわ。







 総じまして、「まさにライブ感ならではの、手が抜けない完成度を感じる一杯」という感覚。これは、久しぶりの塩のスマッシュヒットであります(柴崎亭以来かな・・・・)。混雑する前に、是非、早めに味わうことをオススメいたします。


 それにしても、スカイツリーってやはり華やかだね〜。この店へたどり着くまで、何回も見上げたけど、造形美と迫力を感じる。そんな興奮に近い感覚を引きずって、この一杯の味わいにも影響したのかもしれませんな・・・・。なので詠います!



   美しき
   姿を仰ぐ
   スカイツリー



   汁も美味くて
   天を仰ぎて



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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ジョイパレット 1/1000 東京スカイツリー

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