ミッションステートメント。コミットメント。実に大事なのですが、これをいかに組織として上手く定めて機能させるかの「仕組み」がもっと大切です。これを失敗すると、すべての活動や物事の顛末は精神論的になってしまいますしね・・・。こういう仕組みのことを蓋然的に企業文化と言い切ってしまい、ビジネス誌に紹介してあるのは良く目にする。だけど、文化って言葉もまたまやかしのように思えてならんのですよ。文化を変えるというより、使い古された感あるけど「見える化」「PDCA」を浸透させる方がまだ個人的になじみむ。ビジネス書かぶれ見たいなことを言われるけれど、やらないで失敗するより、やって失敗する方がまだ数倍いい。
・・・などと考えながら、今夜は神楽坂を上っている。接待でも宴会でもないのだけど、とあるクラシカルな一杯を求めるためだけにね〜。それが「上海ピーマン」さん。ポップな店名なれど実に大衆的になじんだ中華のお店なのです。世の中、いろいろ栄枯盛衰が繰り返す中で、こんな街中中華屋さんが粛々とぶれずに経営をし続けている・・・・・。そこになんだか憧れも感じつつ、安定感に近い安心感を求めるばかり。安定感あるクラシカルな醤油ラーメンに埋没いたします。
【スープ:ライトな大衆醤油系・・・・永遠に飽きませんよね〜・・・そんな定番なクラシカル・スタイル】
<すっきりライトな大衆的クラシカル!仄かに広がる香味>
配膳はちゃんとお盆にのってやって来る。大衆中華というか、中華居酒屋風な佇まいと言えど、そこはさすがに神楽坂? とは言ってもこの一杯が450円なのだから本当に食う前から頭が下がります。しかし・・・ちゃんと大衆系のクラシカル醤油ラーメンのお姿をしています。海苔がペコっと麺顔に貼り付いたところと、クリアで軽やか風な醤油のライト感がたまりません。この麺顔だけでラーメン好きとしては、ほっこりといたします。
さてお味の方ですが、これがなかなか・・・ライト系な質実性を感じます。醤油の風合いは色合いから伺えるようにほんわりとした下支え感覚。醤油自体が出汁のような感覚です。こういうライト系で格安な一杯だと、少し強めなケミカル感覚が気になるところですが、いやはや・・・そんなことないですね。塩気も少なめで円やかであったため、そういう影響度はかなり低いです。
そして仄かな風合いを楽しむこのスープですが、青ネギの風味というか・・・じんわりとした生姜のような清涼感が漂います。ほんの微妙な感覚なので、前半でしか知覚できないほど仄か・・・・。ジリリとアピールするほどでもありません。こういった仄かさがしっかりと味わえるというのが、ライト感覚系醤油のすばらしさかな。そしてクラシカルな風合いも。
<程よい鶏ガラと豚煮出しのコク!節も広がる旨味>
その一方で、単にライトで後になって腹が減る・・・という傾向が気になります。されど、豚肉のコクがしっかりと煮出してあるのが、ちゃんと分かりますよ。あっさりのようでしっかりとした動物感が溢れています。さらに、鶏ガラのコクもなかなか捨てがたい。これが動物系なれどサッパリとしたコクを与えるのでしょうな・・・・。
また、全体的な落ち着き感が・・・どこか節系の旨味のなせる技かと思えてしまいますね・・・・・。いや〜、450円ということから、それなりのコストパフォーマンスを期待していたものの、そのハードル感は越えて行きましたよ。いや実にありがたい。これで儲けいったいどれだけあるのだろう・・・。
【麺:美しき大衆系中華麺・・・なのにこのプライスで大盛りサービスという太っ腹細麺!】
<お値段以上のツルツル・スパスパ感覚!多加水細麺ストレート>
さらに嬉しくさせてくれるのは、この麺ですよ!実に一般的なマス・インダストリーな中華麺かと思いきや、実にしなやかで、スパスパとしていながら、ツルツルとしています。その一連が上品とも思えてしまう・・・。
細麺ストレートで、やや角っぽい断面。なので麺全体の流れが女性の髪のようにしなやかに流れて美しいのだけど、多加水なりの淡く柔らかいだけの安っぽさがない。それに地肌も潤っていて非常にツルツルと滑るしのど越しも良い。歯応えもやや弾力を感じながらも、スパスパと気持ちよく千切れて行く・・・・。スープがかなり熱いもののダレるところもない。サラサラスープの持ち上げ度合いも一定以上を感じますし、これ大変好きです!
<侮ってはいけない大盛り感覚、しかも無料サービス!>
さらに×2!この麺が大盛りで無料サービスなのだから、実にありがたい!それも・・・単なる1.5倍ではなく、2玉くらいはあったのではなかろうかというボリューム感が嬉しい。腹一杯であります。でも・・・・あっさり醤油スープだし、品の良い中華麺なので、はち切れるような苦しい満腹感ではなく、それなりに腹8分目ちょい上って感覚。いや〜・・・・他のメニューを頼んで、この店の利益還元に貢献せなあかんな〜。
【具:スープへの貢献度がうかがえるスポンジ感覚】
肉までボリューミィーを期待しては、いけません。適度な1枚肉です。昔はチャーシューってこの程度のサイズ感でしたよ。スープ製造において貢献度がわかるその煮出したあとの加減。ややスポンジっぽくなっても固くない。逆にスープを吸い込んでジューシー。塩気が強いわけでもなく、程よい肉の味わいが実に嬉しい。白飯を強く欲するタイプではなく、クラシカルな醤油系に寄り添うのが一番にあう風貌が憎いですな。また、メンマ・海苔・・・薬味。これくらいの気楽さが丁度いい・・・・てな感覚。このそこそこな感覚が和むね〜。
総じまして、「このお店に利益貢献する為にもう一回行かねば」・・・という感想です。この価格でこの満足感だけ抱いて、はい、さよならじゃ済まされないでしょ(笑)。ワンタンメンとか、チャーシューメンなどを食べに来ますよ!隣のおじさんのカレーラーメンにも妙にそそられますし・・・・。
それにしても、12月になると途端に忙しくなるね〜・・・。11月末と12月初旬では、なんだか風景が違って見えます。なので詠います!
酔客の
どこもニコヤカ
赤ら顔
師走の夜風
どこか涼しげ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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