ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1364】 新橋 纏 (東京・新橋) 烏賊干し鶏白湯醤油そば


 妙な時間に外出いたしまして、オフィスに戻っていつもの格安ランチを食うか、はたまた・・・たまには外で一杯麺をひっかけていくか悩みまして結局、新橋で途中下車。

  



 時間もあまりない中、ちょいとマッタリとしたスープを啜りたい気分でしたので、宿題メニューを頂くことにいたしました。「新橋 纏」さんの「烏賊干し鶏白湯醤油そば」。メニュー表記だけでは、どんな味わいかさっぱり想像ができん(笑)。烏賊と鶏の組み合わせってのは、正直初めてでして、今後も大変参考になることでしょう! お勉強と空腹対策という実利を鑑み実食させていただいた次第。

  








【スープ:烏賊干しというクセある風味と鶏白湯が「醤油」で纏まっている】


 最初は、やはり「烏賊」を感じます。配膳の瞬間、あまりにも違和感ない麺顔に感じるのは、烏賊干しがまるでメンマのような色合いとサイズ感だったためか?。スープの色合いさえも普通のように見えて、レンゲで啜りはじめると・・・、烏賊の風合いがぶわーーと一気に広がります。日本酒を頂きたい気分(半分うそです)。予想外に烏賊が強い。そして、徐々に慣れていくうちに、ツボにハマるかハマらんかで、この一杯の評価が大きく割れそうですね。そんなバランス感覚を受け止めます。



 次に感じるのは、「醤油ダレ」の感覚。ここがポイントかもです。烏賊を強く感じる反作用として、実は鶏白湯味も深く受け止めているはず。それらバランス理解が進む合間に、この醤油ダレがくっきりと入り込むかのよう。一体感を進める触媒みたいなものかも。旨みの感覚が烏賊強めから、徐々に醤油系カエシの香ばしさと一体化するようで円やかに感じます。徐々に烏賊の「クセ」が「塩気」とか「旨み」と一体として味蕾に染み入るという印象。なるほど・・・・わざわざメニュー表記の最後に「・・・醤油そば」としているところに、烏賊干し同等に醤油ダレの自信が伺えます。


 最終的に、麺や具を平らげ、熱々ながらも丼を直づけでスープを味わう時点では、麺からにじみ出る風合いも入り混じり、冒頭とは比較にならぬほど円やかに受け止められます。飲み干して胃袋がとても満足気に微笑む。濃厚のようでとてもスムースな上品な鶏白湯の仕上がり具合が、後から思い起こされます。









【麺:ひとクセあるスープ対しクッキリとした風味と歯ごたえが印象的】


 個性的なスープに負けまいと思うのか、実に麺がくっきりとした印象を冒頭から覚えます。加水は中程度ですが、実にクッシリと感じ、風味もやや鮮やかに感じることから「クッキリ」とした食感という印象が残ります。芯があるようなないような微妙なアルデンテ感がいい。そして汁の吸いこみ度が低く、最後まで小気味よい歯ごたえを残す感覚。前歯の千切れはクシクシとしていて、奥歯ではプチりと押しつぶされる。反発度の増しは直線的でして、のど越し感覚もほどよいストレート麺のシルエットを感じるようです。全体的なスベリは、スープの余韻もあってややスープを持ち上げつつ「ぬめる」ような感覚。








【具:鶏チャーシューと烏賊干し・・・陰陽感じるバランス感覚】


 トッピングについては、見た瞬間に確実に旨そうと思える鶏チャーシューがとても上品です。テンピュールを噛むかのごとく「ぱふっ」とした噛み心地。もも肉の繊維の細かさに旨みがジューシーにし渡っているようです。そして熱の通り具合がとても絶妙でして、少し前まではレアであったかと思うほどの、フレッシュ感すら感じる一品です。味付けとしては、薄味期待でその通りだったものの、割としっかりと旨みを意識させるほどの塩味も乗っかっていたような記憶です。汁に沈ませ染みこませなくとも、完成度がる旨さです。




 烏賊干しは、これまたもう一度書きたくなるが、熱燗に絶対に合うという感覚です(笑)。訪問時間帯の都合か、ちょっと一部冷たい部分があり慌ててスープに沈め込んだが、それでも独特の風合いと醤油との絡みは絶妙。ゲソの旨みが特に染みわたります。








 総じまして、「メニュー制覇した後ならもう一回食うかも」・・・という個人的な感想です。


 ここ「新橋 纏」さんは、確実に新橋エリアのローテーションに組入れ! ただ、この店の中のメニューでどっちが好き?と言われると、平子煮干しの方が頻度が高くなるかと。とは言っても、全体的なレベル感は高いし、今回は、サラサラ系より、敢えて少しコッテリ?マッタリ?としたもの食いたい気分でありましたし、また食うと思います。その時、実は強烈にドはまりしたりして(笑)。なので詠います!



   付合いも
   ひとクセ越えて
   縁深め

 
   個性ぶつかり
   カエシで纏まる
   


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした。








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