ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1365】 上海麺館 (東京・中野) 豚そば・大盛り

 ストレス。忙しいときにはもちろんのこと、少し余裕ができてもある程度、その隙間に生じてしまう。従来からやり続けてきても無変化ぶりにそれを感じるし、また新しいことにぶつかっても当然それを感じる。つくづく、ストレスから離れられん人間なんだなと、自分を思います。ONとOFFの切り替えができない人間なのか・・・・・。むしろ仕事を好きになると、ストレスから解放されるのか?。わからんな・・・・。


 ・・・などと帰りの中央線での帰宅途中、中野駅に途中下車。心の空虚感があってか、腹が減って好きなラーメンを食うというのに、駅から10分以上歩くのが嫌になってくる。そんなときに、どんな快速も停車する中野駅は重宝なんです。そしてその中野駅北出口から1〜2分のところにあるこの店は、もっと重宝なのかも。今回で2回目の訪問ですが、前回のいい印象を引きずってのトライ。前回は、つけ麺だったので、今回は汁系とさせていただきました。このお店、基本的に2種類しかメニューないので、今回でもうメニュー制覇!(笑)

  








【スープ:あっさり醤油というキャンバスに、豚コクとペッパー風味がじんわりと染み渡る・・・ 】


<あっさり醤油ダレにしっとりとくるコラーゲン感覚>


 それにしても「豚そば」というネーミングは、素朴でコンテンポラリーな麺顔を想像するか、はたまたガッツリ系の凶暴な麺顔を想像するかのどちらかですね。事前に「鶏つけ」なるのをこちらで食しておりますので、凶暴ではないのは存じておりましたが、これほど豚一本気なれど、素朴の中に質実な雰囲気を醸し出す麺顔とは・・・意外でありました。写真では分かりにくいですが、麺顔の凛とした空気感は、大台クリアーといったところです。


 スープが、とても柔らかい醤油ブラウンをしておりまして、春霞のような淡い濁りとクリアーさが入り交じる。そして、動物系・・・特に豚コクの脂が雑味を感じさせないキラキラ浮遊物として、穏やかに表面を漂います。それに合わせて黒い粒も後を追うかのように浮遊しては散らばる。そんな液体をレンゲを差し入れてズズっと啜り呑むと・・・コラーゲン感覚がじわじわと揺らめくように染み渡ります。鶏で言うモミジとは違った貼り付き感覚です。とてもサラリとしているマッタリ感がナイスです。そして、バラ肉ロールチャーシューから滲み出るエキスも、豚の感覚とタレの香ばしさを漂わせます。少し醤油ダレのフィーリングを感じる瞬間と言えましょう。





<塩気を柔らかいペッパー風味でエッジング


 そして、何と言ってもこのスープの魅力は、塩気のエッジングのまとめ方。特有の塩、有名産地の塩で丸くまとめるのもいいですが、ここは敢えて、ペッパー風味できりっと仕上げるというのも実にいいと、これを啜って改めて思い知りました。油そばや、鶏白湯系でペッパー風味で旨しという経験は数あります。されど、豚コラーゲンほのかと言えど「あっさり醤油系」にペッパー風味を聞かせて、こうも落ち着くとは思いもせいませんでした。なるほど・・・ラーメンに無条件に味見もせずペッパーを振りかけている人を、どこかで勿体ないな〜と感じていたが、実はそんな方たちは、こういうペッパー特有のエッジングを求めておられたわけですね・・・。


 そんなわけで、塩気は軽いペッパー風味と混じり合い凛とした空気感を醸し出す。しかし、丸味を感じるのは単に豚のコクだけなのか? 否と感じるのは、トッピングにある細もやしならではないでしょうか。これからでる汁が実にペッパー系の淡い塩気を、よりモヤシの汁で和らげるのではといった感覚なのですが・・・・、真実はいかに。








【麺:細麺ストレートが実にハードで気持ち良し、歯応えで楽しむ】


<誠にカッツリ感覚溢れる細麺ストレートが気持ちよし>


 食っている冒頭の時点で、ああこれ好き!というモードですよ(笑)。それをより感じるのは、この麺に他ならないのではないでしょうか。それほど、こちらの店の麺については、中太系も細系も、かなりスープとのマッチングが優れていると言えましょう。この四角い麺で、標準よりは一回り細め。これが熱とかにあまり影響をウケず、最後まで凛とした歯応えをアピールしてくれます。しかもこれ、大盛り無料サービスと言うから、さすが競争激しい中野を意識しているなと感じますね。


 さて細麺ストレートは、実に潰し込みが聞いていて粉の密度感をすごく高く感じます。それだけ茹でに時間がかかりし、タイミングを見計らうのも大変かも。されどこちらの麺は、以前もつけ系食ったけど、実に旨かったし事前の期待度はMAXです。前歯の当たりもカツカツっとして、角細麺という形もあって非常に小気味よい。奥歯の潰しも実にクッシリとしていて、いわゆるコシというのを明確に感じます。





<吸い込み少なめで芯が持続、細モヤシとの歯応え楽しい>


 汁がすこしコラーゲンぽいのも影響するのか、熱にも強いし汁の吸いこみをそれほど感じない程度。なのでクッシリ度合は最後まであまり変化なかったという記憶です。それがまた、トッピングの細もやしのシャリシャリ感と相まって非常の歯応えにコントラストを覚えます。太さのサイズも似たよう感じですし、混じり具合によっては面白い歯ごたえコンプレックス。和やか&エッジングが冴えるスープに対して、クシクシ&ザクザクという歯ごたえの麺。個性のぶつかり合いで4乗にも感じます。








【具:シンプル・イズ・ベスト な肉ともやし】


<存在感だけでなく上質なチャーシュー>


 まず麺顔でこの一杯は勝負あったかもしれませぬな(笑)。大判のばら肉ロールチャーシューが、2枚ドドンとアピールしているのが非常に分かりやすいです。しかも、見栄えが映える一品ですし、質感も伝わるので大変お得感すら覚えます。実際に食ってみると、箸でリフトすると自重でほぐれ崩れるというほどに柔らかし。醤油ダレの浸透もほどよく、どちらかというと酒より白飯の方が合うというフィーリング。一枚は、そのまま食って肉の味を存分に楽しみ、もう一枚は麺を巻くなどして一緒に食して味わう。厚さも文句ないし、丁度ええと思える分量です。





<シンプルさの勝利か・・・もやしの選択>


 味玉、メンマがないこの一品。されど、もやしはそこそこ多いので食べ応え的には満足あるので、定番の具がなくともさびしくはありません。さてこのモヤシ、細もやしで、しっかり根切りされたもの。なので麺顔にあって非常にキレイに見えます。そして、歯ごたえの他に熱を帯びてややその汁を放出する役割もあり、スープにも淡い旨みとしての貢献もありましょう。他に海苔しかめぼしいトッピングはないのだけど、具をシンプルにしてそれぞれの品質を上げるというのは、非常に良いと思えます。








 総じまして、「限定狙いはもちろん、定期的に来る」に決まり!という・・・今回の全体感想でございます。


 なんにしても、駅から近いってのが嬉しいし、まだそれほどこちらのお店のリニューアルぶりが知れ渡っていないのが、個人的には都合がいいかな・・・。すぐそばにある、豚魚の有名店に目がいきがちだけど、それもなんとなくまだ混雑していない理由なのかもしれません。でも、そこそこ流行ってもらわないと続かないので、今、自分的には一番頑張って欲しいお店の一つです。帰り際、券売機の隅っこに「限定:鶏そば」の文字が見えた・・・いつまでやっているのかな。今度それ食おう・・・・。なので詠います!



   シンプルさ
   断破離感じる
   ツートップ


   迷うは苦し
   食うは楽し



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  



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