ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1279】 中華そば しながわ (東京・要町) 特製中華そば・並

 休日に家族サービスと思えど、私を家に置いて妻子はプチ旅行中。この夏は仕事ばかりで相手してやれなかったからね・・・。家にいてもしかたないので、外にでてラーメン活動でもしてみようと思い飛び出しました。今回は、池袋へ。とは言っても要町・・・・少し違うか。肝心要の「要」。仕事ではいろいろな事務局的な仕事が最近多くて、いわば「要」な立場になっているのかもですが、実情はほぼ「調整役」という状況。みんなの意見をまずは聞くしかないのですが、「みんなの意見を聞き過ぎ」と上司からまた叱咤されます。やりすぎると、自分の意見がないように見えて、むしろ周りは不安になるとのこと・・・。ああ、難しいね・・・・。だって、相手は基本的に自分よりも上役ばかりなのだから、聞かないわけにはいかないじゃん! 誰か責任者出てこい。




 ・・・・などと考えながら、暑い中を立教大学の前を抜けて・・・「しながわ」さんへ。ずーっと気になってた店でして、宿題中の宿題だったのです。ところで立教大学って奇麗でかっこいいですね〜。今更ながら感じてしまいました。いやね・・・立教出身の同僚が、どうにもこうにもエロいので、どうもそいつのイメージが立教のイメージになっているのですよ、個人的には・・・。なので「立教=エロい」という固定概念な成立してしまったのですが(すみません!立教関係者のかたがた!勝手な思い込みです)、歴史とキリスト教精神が融合したとても美しい学校じゃありませんか。こういう場所で青春を謳歌したかった。あの男(同僚)は、性春謳歌だったのかもしれんが・・・(うそです、これ以上言うと訴えられる・・・冗談です)。


 ポールポジション狙いで10分前に到着!ところが4番手(苦笑)。待ち用の丸椅子4つ。お兄さんが2つ占領しているから暑い最中を立ちん坊な私。つめてくれと言いかけたけど、座っても狭そうで逆に暑苦しく、そのまま立ちん坊。10分待って、開店までさらに5分たって、調理の順番上、私はさらに15分まって・・・結局ポール狙いが、30分も待ってしまった。さすがに人気店。








【スープ:煌めいて・・・揺らめいて・・・磨かれて、甘みと塩気と旨味の三位一体感!】


<磨かれた醤油ダレ!という感覚で、甘くそしてカエシの豊かさが滲む・・・>


 うわ!配膳の瞬間・・・完成度を感じる麺顔。なにやらお祭り騒ぎの麺顔の中に秩序を感じますよ・・・。奇麗に並べられたバラ肉チャーユーはまるで銀河の渦、中央に盛りつけられた薬味葱は、巨大恒星の集まりのよう(妄想がすぎる)。とか言っても醤油ブラウンがなかなかの深みと透明感を発しているのは確か。レンゲを沈めてみると・・・その醤油ダレの質感がキラキラと光り輝くようではおまへんか!この時点で磨かれた感じをがつんと受け止めます。


 啜りますと・・・これまた甘く香しい醤油の発酵からくる旨味がぶわっと広がるから唸る。さらに・・・甘いだけではなく、しっかりと醤油の塩気と酸味の柔らかさを感じて、しかも濃い味わいなのにさらっと食わせる感覚がナイス!このスタイルは個人的にはド・ハマりなので多少の依怙贔屓と私情の介入はご容赦いただきたいところ。スパイスなど不要とも思える。時間が経つに従って、チャーシューからくるタレの味わいと豚肉の脂の溶け出しのようなものも加わって、少し半濁りになるのだけど、それはそれで動物系の旨味が複雑にからんで厚みを増すというもの。しっかりと完飲させていただきましたわ!





<丸鶏のような豊かさ!香味油も揺らめいてピントが合った動物感!>


 スープ表面のキラキラした脂の輪が、真円であったりペイズリーであったりして・・・・見ているだけでも飽きない。これは鶏ガラ系な油のゆらめきか・・・。舌にまとわりつくその動物感は、鶏ガラというより、もはは丸鶏といった重厚さ。表面の薄ーーーーく一枚覆い被さっている香味油は、ラードか鶏油かは不明。魚介は、節系な味わいを奥底に感じる程度でして、小魚系の甘みはもっとその奥であろうか・・・あんまり感じなかった。動物感がピッタリと決まったような一杯。しかも、鶏系のコクがびしっとピンとあったという感覚が、非常に私を喜ばせてくれる次第。飽きませんな〜・・・本当にこういう系統は、いつでも、どこでも・・・・。








【麺:最初から最後まで・・・上品なしなやかさが広がります!】


<のっけから・・・・ナイスなスベリ!まとまりがいい地肌感がナイス!>


 最初の一口から地肌のきめ細やかさがぶわっと訴えかけるよう。のっけから、しなやかでして・・・こういう感覚が最初から感じるというのは、あまり記憶がない。すでにスープの醤油ブラウンに染まったそれは、汁を吸い込んでしまったわけでもあるまいに・・・、ちゅるんとした舌触りがする。地肌のきめ細やかさ、そして、キューティクルが整った女性の黒髪の如く・・・ま全体的にとまりの良い感覚が、非常にいい!





<多加水ストレートで切り口丸型、ほどよいモチッと感覚が最後まで持続>


 多加水ストレート麺。これだけは確かなのだが、歯ごたえが派手にモチモチっとするわけではない。そこそこのおとなしいモチモチ度合いでして、わきまえがいいと感じる歯ごたえ。スベリが良いと言ったが、切断面を眺めると丸麺と分かり、やはり前歯の千切り感覚が、プツリ!と半拍おいたようなフィーリング。スパスパっと容易にリズミカルに千切れるようで、一本一本が奇麗に順序だって千切れる感覚。


 意外にも汁の吸い込みは少ない。のっけのしなやかさから、後半はどれだけ柔らかくなるのだろうと、やや心配をしたのだけれど、密度感ありつつも、しなやか度合いはあまり変わらず。モチッと度合いは、最後までキープという優れもの。いやはや・・・スープもそうだけど、麺にも参った!ちなみに、並と中は同一料金。並でもかなりの満足できる麺量。サービス性もありますね。







【具:どこを切り取っても・・・・丁寧で崇高な仕上がりぶりです】


<肉厚なバラ肉ロールチャーシュー!しかも大判!トロトロと繊維質のバランスよし>


 スープと同じ醤油を使ったタレ・・・染み込み具合もほどほど深く、その塩気と肉脂の甘みのバランスがとってもいい。醤油ダレの香ばしさがとても印象的で、崇高な見栄えである反面、白飯に合いそうな味わいも感じ取れます。肉繊維の部分にも脂が染み込んだような甘みがあるタイプですし、歯ごたえ淡く、解れ崩れる一歩手前なトロトロ感がいい感じ!チャーシューそばならこれだけを存分にもっと味わえるはずでありましょうが、迫力で胃に負担もかかりそう(笑)。




<二種類のメンマ!材木メンマもフレッシュで歯ごたえシャクリと気持ち良い!>


 特製にすると「材木メンマ」がプラスされるというシステム。二種類のメンマが味わえるというお得感がいいね。当然にも柔らかく、そして凛々しい歯ごたえも残し、シャクリとした前歯の千切れ方が気持ちよい。味付け的には、やや浅くフレッシュ系なメンマ。コリコリ度合いを楽しむ系でして、どちらかというと、コンテンポラリーなメンマであります。めんまそばなら・・・どのような麺顔になるのだろうか・・・それはそれで楽しみ。





<L玉サイズの煮卵、黄身への染み込み方が非常に深く・・・・唸る旨さなり>


 最後に・・・味玉が最高に旨かったりするわけであります。深い醤油ダレの漬け込みにより、白身は既に白い部分が褐色にすべて染まっている。黄身に至っても・・・染み込みが達している感覚で、中心部は栗金団のようなジェルに変化している。そして色合いも黄身の味噌漬けの如くの透明感あるゼリータイプ。味わってみて深みをさらに感じる。サイズとしても大きめでナイス!ひさしぶりに、味玉で感動しました・・・・。いやはや、この一杯、どこを切り取ってもなかなかの仕事ぶりで、ただ唸るのみだわ。








 総じまして、久しぶりに休日を休日らしく過ごせた一日。こういうときは、昼だけ営業の宿題店を片付けるしかないと、暑い最中を必死こいて突撃した甲斐があったというもんです。そういう達成感もあったけど、それ以上に想像以上の旨さに満足。やはり凹んだ気分を解消するには、旨いものを食うのが一番ですね。なので詠います!



  南風
  暑さ戻って
  とぼとぼと


  汗かきすすり
  プチ休日也



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 




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