JR南武線って馴染みが全くないのですが、個人的にオレンジ色に少し共感を覚えます。オレンジ色自体が好きなのもありますが、普段利用している中央線も似たような色だし。そんな話を嫁さんにしたら、絶対にその感覚はおかしいと言われてしまいました。川崎と立川を結ぶ哀愁溢れる路線。休憩時間にスマホの地図アプリで何気に駅チェックをしてみたりして、ラーメン店を探してみました。すると「湯や軒」という気になる店を発見。なにやらお風呂屋さんをモチーフした店内の作りとのこと。塩ラーメンも置いてあることだし、ならば行ってみようと訪問してみました。
訪問時、夜9時近い?のに満席!サラリーマンやら、男女、クラブ帰りの学生など様々。店内に待ち用の椅子は一つだけ。既にその椅子は他客がお座りなので立って待つことに。しかし・・・次第にそれも疲れてきて、昔むかし、お風呂屋さんにあった、背もたれ直角に座る電動マッサージ椅子に腰をかけてさせて待つことにしました。これ店内のオブジェなのか、待ち用の椅子なのか、はたまた本当に動くのかは不明。満席状態で、一人マッサージ機に座ってラーメンを待つ姿は、異様でありますな・・・・。
ま、そのまま5分ばかり待たされて、着席したら蛇口があった。ケロリン洗面器もうまい具合に利用してますね〜。メニューは壁面をイメージしてか、富士山の図柄。なるほど、話のネタとしては訪問して損はないですね〜。
【スープ:琥珀以上の深みを感じるカラーリング!あっさりなのにじっとり感もある塩だれ】
<醤油系のようなブラウンに、じっとりした塩気と魚介風味>
配膳の瞬間、オーダーミス?かと不安になるほど、スープの色合いが醤油系のブラウンなので戸惑います。しかし、細麺・平打ち麺を選べるオーダーシステムの中で、「塩ならどちらがお勧めですか?」と確認を取ったので、よもや間違うはずもなく、これは塩スープなのであります。個人的には、塩とは言っても多少の醤油は使うのだろうな・・・・などと思ってしまいますが、悪気はありません。
しかし、醤油系のカエシとはまた違ったエッジングを感じます。そこは塩らーめん!塩気がきっぱりとしていて、いやいや、じっとりとしているようにも感じる。だけど、角が丸いので塩っぱくない。片鱗にどこか味わいの中に魚介系の風味が見え隠れしそう。魚介の成分でしょうか、エキス感も伝わる浮遊物も旨さと濃ゆさをアピールするかの如しです。
<豚と鶏ガラの深い煮出しも何処かスッキリ重くない>
メニューで「あっさり和風塩味」という枕詞がある割には、見た目の実際は少し重そう・・・。しかし、これもまた見た目よりはすっきりと飲み干せてしまいます。鶏ガラメインの出汁と思われますが、豚のコクも広がる感覚。ラードのようなヘビー感はなく、塩気をした支えする程度の甘みを感じる脂感覚。深みを感じるけれども、引っかかりとか胃に負担を感じさせない程度なので、飲んだあとの〆にはもってこいかもしれません。
【麺:細麺をチョイス!ほのかに粉感覚あり、スープとベストマッチなグルテン感覚】
<スープをまとってより旨そうに染まる!グルテン感じる低めな加水>
店員さんのお勧めの通り「細麺」をチョイスさせていただきました。基本的にはストレート麺で、やや捩れ程度のウェーブがある。塩ラーなのに、醤油ダレをまとったかのような、染まったイエロー感覚が実に美味そうです。加水はやや低めの中加水程度。茹で上げは、しっとりとした芯が残る程度の絶妙タイミング。潰しみはやや淡い感覚でソフティーとも取れる密度感です。それが、とってもグルテンの素性を感じさせて、じっとりスープとよくマッチングする。スープの相性がとても感じられる仕上がり感が実にナイスです。
<汁を吸いがちなところが、スープとマッチ!スベリもしなやか>
相性が良いと感じるのはスープの吸い込みをやや得意とするところか・・・・。麺が旨いと思わせてくれるので、こうなれば平打ち麺も試したくなりますね〜。汁を吸えばしなりもより優しくなるわけで、後半の啜り上げはとても負担が少なく、しなやかに啜りあげられます。口元を駆け抜ける感覚もなまめかしく、スルスルっと一気に食ってしまいます。グルテンの咀嚼感も楽しいけど、滑る感覚も楽しい。
【具:お醤油だれのフィーリングを深く楽しめる肉とメンマ】
<しっかりと醤油ダレが染み込混むチャーシュー>
これは実にしっかりと醤油ダレが染み込んだバラ肉ロールチャーシューです。おそらく、この一枚で白飯が1杯食えそうです。脂のトロトロ感よりは、身の味わいの方が得意なタイプ。この肉がスープに浸るとタレの味わいがスープにも深く影響を与えているのでは?と思うほど。周囲の焼き香ばしさと、身の染み込みを十二分に味わいましょう。
<さらに上をいく醤油の深み・・・メンマの話>
その他、メンマは醤油ダレの味わいをそれ以上に感じます。個人的に、関東のメンマだな〜なんて感じますが、全くもって根拠なし。柔らかく、クニャリとした全体のしなりから、前歯で千切る段階では、淡くコリっとさせる歯ごたえ感。その時感じる醤油感が、ラーメン食ってるという実感を湧かせますね〜。こういうので熱燗をやったらキリがないかも。
総じまして、「湯上りの一杯ならぬ、飲みの〆にもいい一杯!」という感覚でしょうか。駅前を中心に、そこそこ飲み屋があるので、うだうだと焼き鳥の煙にまみれて酒を交わすのも楽しそうな街みたい。また南武線定期券ある方なら、発展しすぎた武蔵小杉を避けてこの辺りで落ち着いて飲むのも楽しそう(オヤジ感覚では)。ああ、早くそんな感じで仕事が落ち着かないかな〜っと思いつつ、なので詠います!
一仕事
終わってゆっくり
ひとっ風呂
んなわけないぜ
代わりに塩ラー
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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