ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1075】 中華そば むささき山 (東京・田町) 中華そば・大盛り

  何が起こるかわからないのが人生ですが、久しぶりに暖かい気持ちで満たされつつ出勤すると、冷水を頭から浴びせられたような出来事が起こるのです。それはまるで、山崎豊子の小説のような出来ごとでして(笑)。そんなこんなで、またバタバタ。おまけに別の仕事もトラブルみたいな感じだし、みんな切れそうなのを必死で乗り切ろうとしています。もう・・・食事をする時間もおしいと、コンビニに走っておにぎり3つとお茶を購入するという行動。10月後半から、こんな事ばかり繰り返しておるのだが、そりゃもうおにぎりを見たくもなる心境にもなりますぜ(笑)。だったらそう、これこれ!いつものラーメンでしょうよ! 慶応仲通り商店街の飲屋街をくぐり抜けつつ、酔っていい気分なおじさんたちに多少の嫉妬を覚えつつ・・・今日目指すはこの店、「むらさき山」さん。体力的なエナジー補給というのあるが、アタクシにとって、ラーメン食って、ストレス放出というわけです。

 





【スープ:醤油豚骨の幅広さを知る・・・甘みを感じる】

<豚コクに揺らめくネギ油>

  ジャンル的に、豚骨醤油か豚骨魚介か迷うフレーバー・・・。アタクシ的には醤油のニュアンスが動物系のコクになじむ量が多いので、「豚骨醤油」としたい。でも東京風の背脂系豚骨醤油とも違います。これまで、こちらの一杯は和歌山系などとずいぶんと理屈をこねてきましたが・・・・だんだんそれもどうでもよくなり、最近になって鶏コクもたされているのでは?と思うほどしなやかなフィーリングを感じますがな!まったりとしていながら、それなりの塩気があり、それでも豚鶏脂を感じながらスルスルと飲み干せてしまいます。とにかく、焦がしネギの甘いフィーリングがええねん!焦がしネギのくせに「甘味」のみを忠実にフォーカスしておるその絶妙さがええね〜。よくよく見てみると、表面の薄く透明な油の層がありますし、これはなかなかネギ香味油がそれなりに効いているのです。豚のコラーゲン感も自然に投入されており、骨でいうカシラの部分の独特な匂いもしない豚骨・・・・。この界隈で実は一番好きなのかも・・・・な一杯!


<醤油ダレが節系と淡い魚介と結びつきナイス>

  最近、たまりのような醤油ダレが好きになり始めて、マイブームなのであります。まったりとした緩いコラーゲンスープが・・・醤油の甘味と結びついて、またこれが芳ばしと感じますぜ。それに節系や昆布??はたまた淡い魚介など感じたり、また感じなかったり・・・・。実は、忙しさの腹いせに小さいビールを開けたのでありまして、舌がマヒしてしまっていたかも(笑)。それでも感じる質実な醤油ダレがナイス!といいたい。






【麺:博多系とも少し違う?中低加水に柔らかさを足した感じがナイス】

<腹持ちのよい低〜中加水麺>

  中加水からやや・・・・低めに落ち着いた感じがするストレート麺。博多系のようなはっきりとした粉感や、細さはないのだけど、主張があるというか、見た目からしっかりと延圧が効いた潰し込み感が見て取れます。これはスープを吸い込みそうに思うが、なんとなくスープのコラーゲン感と合わせて考えると、意外と汁吸い込みが遅いタイプかと思う・・・。大盛りだったから、結構時間をかけて食ってみたが、あまり前半後半で麺のニュアンスの変化を感じませんでした。前歯の千切り感覚は、スパスパっと切れ込むより、ゆるくてもちゃんと噛むことを楽しむ系?奥歯へはこんでからのすり潰し感もなかなかクニクニしてそこに麺の熟成した風味を感じすな・・。


<風味感じて食が進む>

  ここで粉感を感じる?と言いたいが千切った断面を見てみると・・・・そんなに芯にあたるところが少なくて肩すかし。丁度芯が消えたところというのが正しいのか、歯ごたえと風味が非常にバランス良い感覚でして、これなら替え玉でなくとも大盛りで一気にがつがつと食いたくなるのであります。





【具:このくらいでちょうど良いと思えるライン】

  改めて写真を見てみたら・・・・・結構あっさりした具というか麺顔だったのね。チャーシューは実にしっかりとした歯ごたえと柔らかい歯ごたえと織り交ざったような、良い出来栄え。醤油ダレの少し染みこんだ周囲がとてもおいしい!メンマも平均的と思えど、ふにゃコリっとしてうまし! そして海苔もそこそこ風味がありまして、さすが東京のラーメンという感じがいたしますがな。焦がしネギは、言うに及ばす大好きな演出。なので麺顔のパーツが全体的にあっさりしていながら、雰囲気的には寂しさが一切ないというのが正直な感想です。

 





 総じまして、息を抜く暇もなく、試練を思い知ったこの日。食えるときに食っとけと、多少強引にもオフィスへの帰りがけに食った一杯。この日はこれ食って・・・・結局、終電過ぎてカプセルホテル。翌早朝から出勤。ほんとうに、コストパフォーマンス的には優れた男と思うのだが、上には上がおられるわけで・・・。本当に、いつ寝てるの?を越えて、いつ食べているの?というお方もおられる。その方・・・◯◯さん!どうせ引っ込みがつかなくなっているので、このまま突っ走るしかないと心に決めた夜でして、なので詠います!



  山超えて
  みればまたまた
  山続く


  ここまで続けば
  笑うしかなし



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!