ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1278】 支那そば きび 神田本店 (東京・小川町) 支那そば・醤油


 ガス欠状態。ちょっとこうも毎日毎日、24時間のうちほとんどを会社で過ごしているような感覚を覚えだすと、自由が欲しくなるというものです。でもここで休んだら逆戻りだもんで・・・耐え忍んでいます。結構、損な役回りをしていると思うけど、仕方ないなと決め込んで、粛々と業務に勤しむのみです。メンバーの過半数はお疲れさまということで、夏期休暇をとってもらいまして、しばらくの間、私は修行僧のごとく過ごす毎日であります。






 ・・・などと考えながら、以前訪問して臨時休業してたのを思い出してリベンジで訪問です。体調優れぬけど・・・こういうラーメンに対する執念というか、しつこさは体調などどうでもええやんと思えるほど、プライオリティが高いのです。このパワーを全部仕事にぶつけたら、とてつもない結果になったりして(笑)・・・・嘘です。店に入ると、あ!間違った?と勘違いするほどに、居酒屋な雰囲気。入り口の妙なテーブル席では、宴が盛り上がっている次第でして、一度店外に出て、ここが目的地だと再確認してから再入店いたしましたわ(笑)。ご店主一人の切り盛りで、オヤジさんの酒のオーダーや、若い女性3人組のつけ麺対応やら、私のオーダーやらで忙しそう。ここは飲めるラーメン屋なので、オフ会なども可能な店ですかな。ま、いずれにしてもご店主てんてこ舞いだろうけど(笑)。などと考えた6分後には配膳完了!仕事早いやん!

  


  







【スープ:自然な甘みが広がる醤油ダレがあっさりと気持ちいい!】


<醤油ダレの円やかさが光る!甘味が嬉しく広がる>


 配膳の瞬間から、あ・・・深めの醤油ブラウンが目を引きます。割とカエシが強めかと察してレンゲですくって味わい出すと、いきなり広がる醤油ダレの甘味!優しい味わいに思わず疲れた体が癒される気持ちがいたします。シャープな醤油ではなく、まったりとした余裕を感じる醤油ダレ・・・・。支那そばというニュアンスにぴったりとします。透明感が広がるトパーズな色合い。そこに和風たる落ち着きがありますね。甘いけど、甘ったるくない。女性受けしそうなハイセンス感もありなむか・・・。夜は一層と居酒屋にも似た雰囲気を醸し出すので、〆の一杯としても十分通用するアッサリ感覚もある。節の豊かな味わいと風味が広がりつつ、やっぱり動物系のボディーも煮出汁として感じる。ガッツリ系とは真逆なスタンスなので、人によっては物足りなくなるかも。しかし、神田界隈でリーマンやってるオヤジどもからすると、ちょうどええ塩梅な醤油スープがそこにあるという感覚がいい。大人のアッサリ系と申しあげたい。 




<鶏ガラスッキリ+豚コク!そしてメンマの残り香>


 コクの本領は、鶏ガラかと感じる次第。下処理もよく濁った感じもない。そして豚肉の煮出汁も感じる。なのでアッサリの中にも食べごたえを感じる。これはゴクゴクと一気に飲み干してしまいそうなほどに好みなタイプ。最近夏バテ気味だったので、こういうアッサリ&コク深いのを食べたかったのよとつくづく思いますな。


 そして、トッピングの残り香も程よくスープにも反映されております。それはメンマ。メンマが胡麻油風味であるため、それがスープにも映ってより面白くなる。別のベクトルからやってくるコクがプラスされ、薄らと厚みを増す感じ。味わうストーリーとしても変化があって、飽きがこない。また小松菜の余韻も大人びた味わいをスープに感じて、バランスとしても面白く感じる。









【麺:素朴な風合いと粋な細スタイルがいいバランス!旨しな風合い!】


<ボソッとしている素朴感、風合いも仄かに楽しめる>


 支那そばと言っても、極細でもない。標準からやや細め程度のサイズで、基本的にはストレート麺。それに捩れが若干全体に入っている。縮れとは別ものの、ナチュラルなソバージュ感覚がある。そして麺の密度というか熟成度も程よく感じる。加水は中程度で、グルテン感覚をやや感じる程度。テンピュールの如く低反発でいて、歯で圧をかけるだけクッシリと沈み込む奥歯の感覚。そして、微かに麺の風味も感じる。それがスープと相まって汁と炭水化物が結合。少しばかりの咀嚼でもまるで糖を感じるように、旨味を感じてやまない。茹で上げのタイミングも良いのでありましょう。タイマー音は厨房からしなかったけど、感でやっている職人技には感心しますな・・・。




<割と汁を吸い込み後半のしなやかさにつながる>


 見た目通りに、後半に汁を吸いだすタイプ。それがグルテン感覚を弱め、麺全体がしなやかに変化するように思える。スベリが後半になるにしたがい高速に増す。しかし、汁を吸ったところで麺自体の風合いが弱まるというほどでもなく、旨さのほどは変わらない。とにかく麺が旨いと思える今回のラーメン。大盛りにしとけばよかったと悔やむが、+120円の大盛り価格には少しハードルを感じてしまったのだから仕方がない。貧乏性な性格は損であります。








【具:きっちりと押さえたような具の仕上がり具合】


<トロトロのバラ肉旨し!>


 このばら肉スライスは定番な感じ。仕上がりも実によく、汁の甘味と脂の甘味が実にマッチする。緩やかな醤油ダレもそのままだ。おそらくスープ全体がこの肉に凝縮されたのではと思えるほどに、トロトロで旨い。これは是非とも「ちゃあしゅうそば」を食ってみたいと思う次第。丼にのっけてもよし、和からしで酒のアテにしてもよし。実に実力派だと思えます。





<ワンタンがデフォルトでたくさん入っている!>


 なんと言ってもうれしいのはワンタンです。これデフォルトであるからまた嬉しい。それにこの分量の多さも実に気に入っている。ちょっとしたワンタン麺ですよ・・・。ぷよぷよの歯応えというか、舌触りというか・・・・淡くてちゅるりんとしたスベリはなかなか!汁を十二分に吸って味が濃い。それを辛抱できずに一気に食うものだから、軽いやけどを覚える。それでも、次から次へとまたワンタンを食べたくなってしまう。これで650円だったらお得感あると思えるのだが・・・・。



<メンマと小松菜茎が実は丁寧>


 非常に細かくて申し訳ないのだが、メンマのコリコリ感とフレッシュさと・・・・味の深さのバランスがいい。そして胡麻油を少し絡めたところが、一ランク上の味わいにしているように思える。それに、小松菜の茎がまたいい。実に柔らかい苦みで、全体の味の甘さとのバランスが考えられていると思えてならない。一本一本のサイズ感覚にも統一感があって、丁寧な仕事ぶりを感じる。








 総じまして、先日来の超激務な一週間の疲れの余韻を引きづり・・・ちょいと天候も気温下げで体調くずした時に、こういう優しい一杯がこの上なく旨しと思えたという話。一言で気分を表すと・・・「あーーーーー休みてーーーーー」。なので詠います!




   夏バテか
   ヘロヘロ体調
   疲れ果て


   麺食い復活
   明日からきびきび



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。






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