ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1249】 中華料理 天王 (東京・高円寺) ラーメン

 たまに早く帰ろうとすると夕立がくる。日頃の行いが悪い証拠だ・・・・。せっかく夜9半時あたりに高円寺界隈についたのに時間を潰す。アーケードを抜けた先にある店を目指すために、近くのコーヒーショップで一休みいたします。まったり過ごし過ぎて・・・居眠りしてしまうが(笑)。実はラーメンもいいが、コーヒーもかなり好きな性格でして、レギュラーコーヒーのみならず、缶コーヒーも、インスタントコーヒーもそれなりに好き。スタバもそこそこ通っているし、そこで仕事のPCを開けて作業するのもどこか格好良く自分を感じてしまうのです・・・。実はアホなににです・・・・。

  



 ・・・・など最近高円寺でやっているからお金がなくなる。月のコーヒー代もばかにならず、格安ラーメンを一生懸命探すことに。そんな事情があって探し出したこの店「天王」さん。今回は低価格の高品質で・・・・やっぱり大衆系といったのを詠うことにしました!







【スープ:400円の崇高かけそば系ラーメン!コクがあるのにキレがある!?】


<透明感あふれる醤油清湯!驚くコスパ!引っかかりなし!>


 しかし驚くコスパであります!400円也。しかも結論を先に言うと、全くもって残念感など感じなかったのでありますから凄い。しかも、ありふれた醤油系ですからね〜。高円寺でタジタジな一杯です。まず入店して、やる気があるのかないのか分からない雰囲気がいいね(笑)!BGMも一切なしで、まーそこそこいい感じの埃感があってまさにオッサン好み。他客も口数すくない系なお方っぽいです。大抵、回鍋肉定食580円か、ラーメン400円、半チャン+200円をお頼みになってます。


 それにしても、醤油の透明感がまた「濃い透明感」というか・・・・オーラがありますなラード系でコーティングした感覚が非常にナチュラルですし、醤油の味わいに塩気とか酸味とかのエッジが非常に感じられない。それなのに、味が薄いということは一切ない。しっとりした味わいがひっかかりなくスルスルと抜けていくような爽快感ある大衆系醤油。それにアチアチな温度でして、そういう温度管理がしっかりしているのが好印象です。調味料的なジリっとした引っかかりは一切なし。想像するに、野菜の旨味が非常にさらっと演出されておるという感覚。キャベツとか丸ごと一個を放り込むとか・・・・人参玉ねぎなどをホールで放り込んでじっくりとに出す野菜旨味?油や魚介も感じるのに非常にスルスルってところが、そう感じさせます。






<魚介と昆布系の旨味にキレあり!動物系も補足十分!>


 魚介がとても効いている。それなのに、魚介っぽいところがあまりなく、むしろ節の淡さか昆布のしっとりした・・・・すまし汁を思わせる滋味が感じられるよう。当然豚のエキス感もほのかに感じられるが、鶏ガラにしてもあっさり過ぎると思えるほどにあっさり系なのであります。コクがあるのにキレがある!どこかの安っぽいコピーパクリのようですが、まさにそんな感覚。


 こういうじんわり分厚いような淡麗な味わいゆえに、何の変哲もない薬味のネギとか・・・・そろそろ溶け出しそうな一般的すぎる海苔でさえ、その味わいが響く感じがしてとにかくいいこと尽くめでありましたな・・・。








【麺:ちょい褐色の中華麺!程よい弾力でこれまたスルスルと食わせますな・・・】


<一目見て旨そう!と思えるナチュラル褐色!>


 麺がイケます!大衆系とはいえ「中華料理」店ですから、一般的な中華麺かと思いきや(外れでもないのだが)、実にしっかりとした麺の表情です。中華麺!っていう黄色い発色というより、その黄色の奥に褐色めいたものを感じる。写真で見るより実物は褐色系に近い発色。その色合いゆえに、なぜだか小麦粉の質の良さも連想を覚える。しかし、練り水の特性もありなん・・・・。


 弱い縮れ麺ですが、そのウェーブや捩れはランダム。分厚さも乱れておりましてそいうところが全体的に素朴と映ります。ほとんど平打ちかという部分もありまして・・・・この麺なら、そのまま中華系つけ麺でもいけそうです。こちらは、タンメンもそこそこ旨そうにも思える一方、生姜系の長岡ラーメン風なものもありまして、街の大衆中華屋とは言え・・・・実はいろいろ野望があったりするのかも(笑)。





<淡くモチモチと反発、ややハードでクチリと千切れる>


 スベリはいいのは見ての通りだね。多加水系のつるつるコーティングですし、そのまま滑ります。面白いのは意外にも歯ごたえでして、見た目よりずいぶんとモチモチとしない。クッシリと言う感覚に近いのですが、それでもやっぱり食後感としては、柔らかくそこそこ歯ごたえあった麺として記憶に残る。


 ぷりぷりしていて、そこそこ麺の密度があるのでしょうな。熟成系というより、練り水の反応の妙で実態化する独特の反発感といったところか・・・。独特とは、「柔らか系の麺をあえてカタメに茹で上げコントロールした」感覚かな・・・・。ちょっと難しいな・・・・。







【具:スープと麺とコスパに全てをかけたか・・・】


 ま・・・これは多くは語れないな(笑)。このトッピングだけは、価格そのままって感覚です。でも納得感があるのは、麺とスープの質の高さであるがゆえ、具であまり余計なことをしてほしくないという気持ちもどこかあるような・・・。だって、100円価格があがって、そこそこな具で終わってしまうのはどこかもったいないと思う。それに実は、「素ラーメン」としても満足いく全体のできばえであるため、具がアピールしなくても良い。




 とは言っても一応書き残しておくと、チャーシューは、少しハードな歯ごたえを残す薄味系。スープをまとうことを計算に入れた塩味加減かな・・・・。スープのベース作りに貢献したはずです。そして海苔は、すでに一般的な味わい。そしてメンマは、これまた一般的なのだが、少し前に冷蔵庫から出してきたわね・・・という雰囲気が少しあったりした。ま、ご愛嬌の範囲だがね・・・。








 総じまして、高円寺エリアの知る人ぞ知る・・・大衆系うまいもの屋的な中華屋!いろいろとコストパフォーマンスのアピールの仕方がある。ボリューム感、素材感、セット感に、品質感。その中でも、麺と特にスープに特化した「シンプルさ」が実に潔くていいね。特別なことをしていないというい感じを与えつつも・・・、当たり前さがここまで極まれば凄みを増すかと。麺顔などとても気にする性格なのだが、今回はどうでもよく思えてくる次第。なので詠います!




   いそいそと
   どこも片付け
   商店街



   居残り気分で
   しみじみ味わう



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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