サンタも忙しいのであります。そんなことは昔から当たり前の話なのですが、時代が変わるとそれなりにやることも増えるのです。
なんでそんな事を感じるのかというと、実はうちの息子のことなのです。サンタの存在の真実ををそろそろリアルに感じているかいないかな年齢（つーか・・・・精神的に周囲より相当幼い・・・・）。なので、今回までは、父親として見事に演じてみんと欲し、サンタへのお願いを聞き出したのです。すると・・・「３DSのソフト！」というから・・・あ、さすがに現代っ子だなとそれなりに時代を感じます。されどその続きがあった。ソフトの題名の後にこう続いた・・・・。
「ダウンロード版」
なぬ！任天堂もとうとうApple Store のビジネススタイルに目覚めたのか！と感心してはみたものの、ダウンロード版のソフトをどうやってサンタさんのプレゼントに結びつけるかが非常に悩ましいのです。・・・・朝起きて、息子が３DSを立上げる。するとお目当てのソフトがダウンロードされている。そして息子は思う。
「サンタは、こっそりとうちの中にやってきて、ソフトをサンタ自らのVISAカードでネット決済して・・・・息子の端末にダウンロードを完了して立ち去って行ったのだ」と・・・・。
こんな事が将来普通になったら、大きな袋も、トナカイも必要なくなり、そしてとてもスリムなサイバー系サンタクロースとなりましょう。社会がネット化していくということは、伝統的ビジネスモデルも否応無く新たな展開を強いられるということが分かりました。
いやはや・・・・どうしたものか？ 調べてみたら分かったのですが、「ダウンロードカード」をプレゼントすると言う方法。そういえば、Apple Storeのカードもコンビニで売っているもんね。あんな感じでヨドバシカメラのゲームコーナで売っているということなので、それをプレゼント用靴下の中にねじ込むことにしました。それを開店早々に買いに行く為休日の朝に、ヨドバシカメラ吉祥寺店前にいるアタクシなのであります。ネット化した製品なのに、わざわざアンチテーゼな行動に出て非ネット的でプリミティブな手段で商品を購入するのです。なんとなくやってる事が自己矛盾。
早々に用事を果たし午前９時３０分にミッションを完了した満足感があってか・・・急にお腹がすきましたわ（笑）。でも・・・・この時間帯はさすがにどこも開店しておりまへん。そんなこんなで、三鷹まで引き返し、食ったのがこの一杯！残業で午前様になる時にしかお世話になっていなかったのですが、今回は朝一という変わったシチュエーションで戸惑う。そこでヘルシー指向なこの一杯！「野菜たっぷりタンメン」です！
【スープ：量販系として侮るべきにあらず！最高のコスパとハンドメイド感がナイス！】
＜コスパが光るアッサリ塩豚と野菜の甘み＞
チェーン展開と言えども、ワンコインで一律手のかかる一品を提供するこのタンメンの存在は貴重です。深夜か早朝・・・・、日頃立ち食いそばを食い飽きた企業戦士としては、やっぱりヘルシーでどこか安堵できる一杯というものを求めるもんです。かけそばに大根おろしを投入する程度ではヘルシーにも限度があります。やはりここは、青野菜をたくさん食べたい！という趣旨で、この「野菜たっぷりタンメン」！ ４９０円というプライスには、朝から涙がでてくるわい・・。
ともあれセンターキッチン製造のベーススープとは言え・・・豚骨煮出しのスープ感覚は、動物系のニュアンスをさらりと感じて中々ナイスな感じです。髄液を穿り返す程の煮出すのではなく、ストレスなくエキスを抽出した感覚が・・・ナイスと言えましょう。そこに・・・・ハンドメイド感溢れる野菜炒めのトッピング！その欠片に焦げを感じ・・・炒め油の香ばしさも伴い自然な甘みも感じる・・・。いはやは・・・・この朝１０時という時間帯で営業してくれる時点でありがたしですが、キッチリとそれなりに仕事してくれてるやん！ 大衆系ホットな魂が、アタクシにもビンビン伝わりまっせ！ なにせ・・・・・ここは、松屋フーズと、すかいらーくグループの本拠地・・・・・。日高屋殴り込みの図式ですから、何気に勢力争いがオモロいのです。
＜野菜炒めの汁・・・香ばしさが生きますな＞
やはり、例えワンコインでも、チェーン展開でも、しっかりと、一杯づつ職人が炒めテクニックを駆使してトッピングを仕上げてくれるのが良いのです。この手作り感が・・・・やはりこの一杯の命ですし、タンメンが保存の効かないところです。香ばしさに新鮮さがあるというのは語弊があるかもしれませんが、今調理したてです！的な鮮度がある香ばしさを・・・・このタンメンにはかじるのだよな・・・・・。
侮り難しなサッパリ塩のゴクゴク系スープ
化調を退けるマイルドで香ばしい野菜汁に満足
これでワンコイン！そして早めなブランチ営業！
いやはや・・・今更ながら思い出したわ・・・・。関西転勤時代の東京出張では、よく日高屋を利用していたことを・・・・。松戸や、大井町でよく五目系なかた焼きそばをくってたもんです。何気に実力認めてたのね。
【麺：何気に万能タイプかもしれん・・・考えられた多加水麺かもしれんで！】
＜仄かな半透明が食欲そそる多加水麺＞
はてさて・・・こんな麺だったっけな？というのが本音でして、以前食った中華そばとは気のせいか随分違う印象を受けます。より角張った形状と、半透明な色合いが・・・・イメージギャップです。同じく多加水系な仕上がり麺ですが、初見は頼りない歯応えかとネガティブな予測をしてしまいます。しかし、意外にもポジティブな印象に変わりまして、しっかりとしたクチリと潰れる演出が効いています。単に汁を吸って伸びた系ではなくて、保湿感と感じる整えられた感覚がするんですが・・・。残念感はなく、それなりの密度における質実さも感じることができて、気持ち良く食せました。
＜ぬめり少なくフレッシュ感そそるスベリがナイス＞
ま、多加水で滑っている麺ってのは、そうそうお目にかかれるものではありませんが、キッチリとしたスベリ感がそれなりにありまして、チェーン展開という引き算をしても、プラスな印象がある麺です。特に、タンメンという塩あっさりな一品にあっては、この「チュルピチ！」としたスベリが何気に良いのでありまして、相当な空腹時であれば抵抗感なしに一気食いしてしまうほどの、高速なスベリです。それに・・・・結構ある麺の量。ちなみに、麺少なめにした場合、たった１０円しか値引きがないというところからして、資材費は相当絞り込んでおるのが見え隠れでして、製造間接費の方が一定以上のポーションしめとると・・・何気に費用構造を推察。もはや職業病かもしれませぬ（うそです）。
仄かに半透明な麺がフォーのようにゆらめく
淡くまったり系なスープにこそ染み入る量販系質実さ
クドいようだが・・・これでワンコインでおつりが来る！
いやはや・・・・今更ながら思い出したわ・・・・。日高屋での食事の際には必ず傍らにビールがあったことを・・・・。お安いサワー系なんかも良く飲んでたもんです。何気に実力認めてたのね。
【具：やっぱり手作り感がいいよね！野菜炒め最高】
＜キャベツの甘みと焦げ目がナイス＞
写真ではアピール度がいまひとつなのですが、所々に炒めの焦げ目が旨そうについていまして、甘みと香ばしさがスープをはじめ全体に影響を及ぼします。これが良いですよね〜・・・。キャベツというのは、万能でして、甘みとしては一番ナチュラルに料理に浸透する野菜汁だとおもまして、こういうチェーン系の大衆系には欠かせません。化学系のアミノ酸を旨く覆い尽くすというか、丸みをもって角を制するところがありまして、ゴクゴクとスープを飲み、箸休め的に、キャベツを頂く。時には麺と絡まったままのキャベツを一緒に頂く・・。これタンメンの醍醐味ですよね！
＜モヤシと豚コマで食べ応え感アップ＞
キャベツの甘みだけなら飽きもこようもんでして、それを補いボリューム等に貢献するのがモヤシ。そしてその旨味を確実にグレードアップするのが豚コマ肉の役目と申せましょう。そうそう・・・・人参も頑張ってますね。欲を言えば、キクラゲが多少でもあれば完璧（笑）。モヤシと豚コマ肉は、独身時代、カネのない時はスーパーで買い込んだもんですよ。自炊サラリーマンという悲しい時代を乗り越えた戦友でもあり、よき伴侶でもあったこれら・・・。タンメンの中にあっても、瑞々しさとちょいとへたったシャキシャキ感。豚肉にグニリとした感覚。日本的コショウのスパイしー感覚がこれらを結びつけ、麺とからまり緩やかの塩気と昇華いたしまする・・・・。
ココまで来るとライスを欲する！という感じにもなる野菜炒め
日常見飽きた素材が調理一つで実に飽きない感覚！といった鉄板な具材
相当クドいようだがこれでワンコイン＋サービス券利用でライス大盛無料やで！
いやはや・・・・今更ながら思い出したわ・・・・。駅前でもらったサービス券を大切に集めていたころがあったことを。味玉や麺の大盛りをゲットするために、駅前を２〜３往復したりして（笑）。何気に実力認めてたのね。
総じまして、休日の早朝から活動したご褒美的なブランチの一杯！一般的なラーメン店の１１時開店まで待てなかったときの救いの一杯！！そして・・・最高のコスパと感じさせる一杯！！！ 三鷹の駅前にあって大変感謝をしております。激戦区三鷹駅前で頑張ってくれ！なので詠います！
休日に
ブランチ気分で
朝タンメン
気だるい気持ち
野菜でシャキッと
お粗末！ということで家族にも感謝しながら合掌！今日も本当にごちそうさまでした！
