ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1088】 HIDARIMAKI (東京・三鷹) 鶏肉フォー

 去年の今頃は、飲み歩いたり、食い歩いたり・・・ラー友と遊んでいたものだったっけ。今年は、全く余裕がないのですが、なんとか正月がすごせそうでよかったです。いよいよ、グローバルには待った無しな状況に、アタクシ自身が追い込まれそうでして・・・、来年は今年以上に時間がなさそうです。今できるだけ、レビっとけと思い綴ります。そんな気分で何故か目にはいったのは「フォー」専門店。三鷹駅前って・・・これまで何度も通っていたのに、こんな店があるのを見落としていた・・・。アタクシのグローバル戦略は、やっぱりラーメンから始まるのであります(笑)。








【スープ:エキゾチックスタンダードな清湯スープ!香りの刺激!】

<コク味と言うより割スープの風味付け程度の軽やかさがナイス>

 軽やか〜っというのが第一印象!これに尽きる気が致します。日頃、淡麗系塩を食って冷涼なる感動を覚えているアタクシですが、どこか次元が違う「軽やかさ」が味の一面に広がります。淡さを際立たせたという言い方も出来ましょうが、しっかりとした味わいも感じ取ることもできますし・・・、やはり国が違えば、言葉も、料理も違うというものを感じます。

 サッパリ味と括ってしまえばそれまでなのですが、塩味の中に確かに感じる鶏ガラ系のすっきり感を感じます。おそらくは魚介排除な出汁なのでしょうが・・・この独特の酸味とカエシは・・あれとあれだなと如実に分かります。されど・・・・コレ食ってりゃ病気にならんでしょう!的な、健康感すら感じる安定感・安心感があるスープでもあります。



<やはり感じる魚醤とパクチーのエキゾチック感覚>

 その風味付けの主役は・・・・まず、魚醤。ニョクマムだったっけ???不明・・。簡単な塩味ではなく、異国の醤油の塩気を感じるのですが、風合いがひと癖ありつつ癖になるというかそんな味わいです。軽い風味程度ですから、気づかない人も多いかもです。

 次に、パクチーです。これは、好き嫌いが如実に別れるやつですが、アタクシは結構平気派です。この分厚く清涼感ある酸味が、味全体をアピールするかのようです。結構好きです。だって・・・京都で九条ネギを日常の様に食って来たのですから、素地があるのでしょうか。

 そして・・・レモン汁。これだけで酸味がマイルドになるから摩訶不思議。豚魚に酢を投入して、結果としてまろやかに感じるあれと同じ現象ではと察します。輪をかけて、揚げネギチップが投入され、淡く甘みも追加しますので・・・これはなかなか、シンプルのようで複雑な方程式が隠されていると申せましょう。

  ・・・ピンぼけ(泣)




   日本のネギ好きに通じる、アジアのパクチー好き

      日本の醤油文化にも通じる、アジアの魚醤の揺らめき

         日本の柑橘に通じる、アジアのシャープなライムの酸味



 むうう・・・・やはり日本人のオリジンは、東南アジアから黒潮海流にのってやってきたのだと、個人的に確信いたしますな・・・。だって、アタクシ自身の風貌も東南アジア系だったりする。






【麺:柔いようでシッカリしとる・・・米粉Noodleの奥を知る】

<意外にももっちり感を感じる本格派>

 はてさて・・・「フォー」に他なぬ麺なのですが、知っているようで知らないものだと感じましたな・・・・。どちらかと言うと、ぬるりとして軽い麺、スパスパと容易に切れるフニャリとした麺という先入観があったのですが、意外にもモッチリとした感覚がありました。米粉の軽やかさと、モッチリさは餅米でない限り両立せんと思っていたのですが、麺を引っ張ると微妙にゴムのように伸びる感覚があり、歯応えも適度な反発がありました。



<汁を吸い込み食べ応えたっぷり>

 しかも、フォーは汁を吸い込んでナイスですな(笑)。アッサリスープが表面のゆるいザラツキでもって・・・アッサリスープをキャッチ!というようなフィーリング・・・。スープを食すると錯覚する一体感がいいですね〜。半透明な色合いがまた独特ですが、意外と炒め物にしても性能を発揮しそうなコシも感じます。こってりスープにも何にでも合いそうでして、食べ応えある麺ですね。



   きしめんとは似て非なる平打ちのニュアンス

      これまでのイメージとは違い本物知らずな己を恥ずる

         汁をまとう柔かさにただ無心にすがるように食うのみ



 思うに・・・ここは、武蔵野系油そばの本拠地。焼きそばも良さげですが・・・・食べる辣油系にちょいとパクチー載せた油そばというのも、随分魅力的に思えますがいかが?フォーの麺の可能性に少し開眼いたしましたわ・・・。






【具:蒸し鶏と香草・・・・揚げネギでアジアの涼風を感じる】

 具が鶏肉も含めてもはやすべて薬味ですな(笑)。鶏肉はモモを粗くほぐしたものでして、その筋肉繊維にそって不規則に裂けた割れ目にスープが浸透し・・・・旨し。パクチーは言うに及ばずあの独特な酸味と苦みを放出しまくり、スープに大きな影響を与えております。しかし、トムヤンクンのようなしつこさまではいかずで、品がいい。そこにもってきて、揚げネギが香ばしい甘みをプラスしてくれて、非常に食べ易くしてくれます。最後に・・・モヤシが意外に良い仕事をしてくれてまして、そのフレッシュな野菜汁が、全体的に薬味の尖った部分を緩和してくれているようです。 




   シンプル・イズ・ベストな万国共通的な大衆系の良さ

      それでいてパクチーのオーラ垂れ流し状態はやはり個性 

         揚げネギ油が尖った部分を上手くリカバリー、まとまりの一杯 



 蒸し鶏か、茹で鶏かしらんが・・・どんなソースにも合う万能な具ですよね〜。それをアジアンな気分で味わうトッピングも中々斬新な思いをここ地元三鷹駅前で体感いたして気分は上々ですわ・・・。






 総じまして、寒風吹きすさぶ夜の三鷹に・・・・東南アジアの南風を感じる嬉しい一杯。若い方を中心にそこそこ人気がありまして、店内も混雑。そういえば・・・吉祥寺にもフォー専門店がありましたし、最近このエリアでは流行るかもですかな?やはり・・・こうも寒いと、温泉もいいけど、南の国に行ってのんびりとしたいね〜。なので詠います!



  年の瀬の
  喧騒よそに
  爽やかに


  夜の駅前
  アジアの南風



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!


 



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