残業で遅くなると分かりきっているときは、早めに入り易い大衆ラーメン屋へ直行!このエリアで大衆系の名店と言えばここしかないよね。かつては賑わったそのお店は、いまやオールドファン限定ではありましょうが、しっかりと常連を掴んでいるようです。女将さんに気軽に話しかける常連さん。ビールとシュウマイで軽く一杯傾けている隣客の顔は幸せそうです。今回は、お財布にやさしく、ワンコインでラーメン!しかも、半ライスサービスが非常に嬉しい!
【スープ:長年の経験!としみじみ思う大衆系な醤油がナイス!】
<ライト系大衆醤油とはこのことなり>
実にまろやか。甘くもなく塩辛くもない丁度ええ塩梅。また豚コクが前にでいるわけでもなく、節系魚介や昆布の出汁が遠慮しているわけでもい・・・・・。醤油のエッジもクリアーなんですね〜。なので、トッピングのワカメの風味も軽く漂うのです。こってり系一番な方なら薄いとか思うかも。されど、このスープは安っぽくないほのぼのさがあるのです。
<麺の風味も味わいなり>
スープだけを頂くのもオツなものかもですが、アタクシは俄然麺が投入され、やや濁りになったのが好きなのです。麺も旨みがにじみ出ると思うのですよね・・・。さるお方からこんな話を聞きました。麺の茹で汁には、麺のアルカリ成分が抜け出るため麺をゆで上げるたびに茹で汁自体がぬめる。それを十分に湯切りしていない麺は、スープにも悪影響を与えると・・・・。なので茹釜をダブルでローテーションさせるか、もしくは換流茹釜がいいらしい。だけど、麺がスープに影響を与えるとは言っても、この場合は、悪い方向のそれではないのであしからずです。
【麺:ヤワ麺の中にもしっとり感ある反発】
一見オーソドックスな中華麺ですが、微妙に切り口が平たい・・・・それにクチュリと簡単にすり潰されるかと思いきや、程よい抵抗感を感じて、多加水麺ならではのすべりで喉奥へと落ちてゆきます。非常に熟成度があるというより、あっさりしていながらも麺密度があり、どちうらかというとシルキーといった面持ち。プリプリな感覚を抑えながもしっとり感覚が冴える麺。崇高系でなく気取らぬ高品質といったところが、ナイス!と言えましょう。
【具:いつもの三兄弟にヨソの子が・・・】
ヨソの子とは可哀想だが、ワカメトッピングは、賛否両論でしょうか? 和そばなら抵抗感ないものの、有料ならば避けているところかも。ま、でもいちいち引っかかることもない一定の旨さと言ったところか〜。
腕肉に近いのだから部位のチャーシューが、脂が、抜け切っているのに妙にスープを逆輸入してうまし! メンマの薄味もスープとのマッチング良く、全体的に品が香る!というものです。また、半ライスの黄色いお新香もどういうわけか久しぶりに食ったような気がする〜。^_^
総じまして、メニュー制覇欲にかられるというか、同じものを何度でも食いたいと思えるお店。タンメンもいいけど、ラーメンも良いね!ラーメン目的でなくとも、女将さんの笑顔を覗きに訪問し続けたい。なので詠います!
ヘタレこむ
優しさだけを
追い求め
食いてつぶやく
今夜も遅いぞ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!