カプセルホテルでお泊りし、ぐっすり眠ってさあ仕事!と言いたいところだが、やはり熟睡しきれないような気だるさが残るね〜。運悪く、イビキの大きな方のお隣カプセルだったもので、安眠しきれなかったとう次第。しかも、大きいだけでなく、往復型であり、さらに不規則系だったので、窒息したのかと考えたり気が気でなかった・・・。ご本人には悪気はないのだが、さすがに静かにしてくれとは言えんだろう。無理やり眠ろうと水割りをあおったのもいけなかったかもしれない。
しかし前の晩から飯を食う時間もろくに無かったので、外出タイミングで何か食ってからと考えた次第。やさしい讃岐うどんも気を引くが・・・・なぜか一度はやってみたかった、「高井田系で朝ラー」。朝からガツンと浪速のど根性を味わってみたかった。
【スープ:塩気と酸味のキッパリさ・・・昔懐かし涙の味】
<醤油の塩気と酸味が分かりやすくていい感じ〜・・・馴染み安さも味のうち>
とは言っても、実は関西転勤時代は神戸に住んでいたので、高井田系とは少し距離があったのです。なので金久右衛門の梅田店が出てくるまでは、そう食い続けたという記憶が薄い・・・。それでも、嗚呼労働者の一杯だよな〜と思えたその塩分や味の構成、ライスでがつがつ食らうなど、特徴と文化を脳裏に刻みつけたという感じ・・・。やっぱり高井田系は朝ラーで食わないと!という発想がこれも薄かったりする。しかし、妙なもので東京・新橋で食うようになって、朝の高井田系の素晴らしさを思い知る。ある意味皮肉だったりする。
とまあ回想をしてみたものの、やはり分かりやすい味わいがうれしい。単純ではなく「わかりやすい」味。醤油メインの味付けが、どこか薄っぺらいようで決してそうではない。醤油のカエシが醸造感ある塩気という感じと、調味料の味わいがナチュラルに融合して、これまた大衆的旨さというやつだわ。しかもその後味は醤油ならではの酸味を残すという感じ。さっぱりとした酸味というより、程よく残る酸味か!? 後でお水がおいしく感じられる:笑。分かりやすい一方で、好みが割れそうな味わいかも・・・・。しかし、ここ新橋というロケーションなら、受け入れられそうな感じがするのはなぜだろうね・・・。
<魚介排除のキッパリさも浪速大衆的な感じがしていいね〜>
真相は知らんが、この味わいに魚介がどうのこうのという理屈は不要に思えます。というか無いのでしょう。動物系のコク・・・それもほぼ豚系の味わいに、醤油ダレ。そして青ネギの風味や野菜の出汁加減が、クリアーに渾然一体となっているという印象です。そしてその完成系の全体印象は、「ほどよい大衆系」的味わい。消費税8%時代に、小盛りとはいえ、ワンコイン+30円という設定はなかなか努力もんですよ!価格も大衆系なら文句なしといったところかと。
【麺:モルタルのようなザラツキを覚えるクッシリ麺!】
<多加水のような中太麺でも実にクッシリとした潰込みを感じる>
スープも特徴あるけど、麺も独特と感じるのは私だけだろうか。何となく多加水ながらも中太系で、どこまでもパラレルを感じるストレート麺。しかしモチモチとした感覚よりは、クシクシとした歯ごたえが印象的で練り水特有の潰し込みを感じる。そんな心象を持つ麺は、地肌もどこかしらシルキーというよりは、モルタルチックな感覚でして、小麦の色合いもどことなく大衆的な作りこみ。しかしながらそこがいい。
茹で上げの腕前なのか、しっかりとコントロールされた麺は、断面には明らかに芯が存在する。そこがまた歯応え感のコアでして、このクシリとした感覚がなければ、スープとアンバランスとなる。独特な汁を吸いこんでこそ成立する独特の麺のうまみ・・・。唯一無二の大衆系でありますな。
<微妙な表面のにゅるつく層がスベリ感覚の印象度を高める>
そんな麺はどことなく表面にざらつき感を覚えるのですが、そこがまたニュルリンとしたスベリを感じる所以でして、歯ごたえとは少し対極的。しかし一体感があるという不思議な世界観。スベリがよさそうでそれほどでもない・・・というところが、かえって麺の一本一本のシルエットを高めたのど越しを演出するという感じ。個人的にはこういうのも好きと思える。
【具:昭和ロマンとスペースロマンが広がる麺顔(後半うそです)】
<ドババババーーーーっとした青ネギがM13星団のように散らばる>
この一見無造作と思えるほどに、ドバドバドバーーーっとちりばめられた青ネギがうれしいね〜。まさに青ネギをザクザクとかみしめるようにして、麺と一緒に咀嚼する。そのたびに程よい青さがにじみ、出汁の風味を高める。しかも大衆的に高める。あまりにも無造作と思えたものの、ある程度の均一さも感じられて・・・なんとなく、ヘルクレス座の球場星団を彷彿とするではないか(・・・しないって!)。
<オレにはお似合いのチャーシューとメンマ>
とまあ大衆ラーメンの麺顔に宇宙のロマンを重ね合わせたりして遊ぶが、やはりトッピングと言えばチャーシューとメンマ。このチャーシューの出来栄えがいかにも、古き良き昭和を思い起こさせるのだが、麺屋7.5Hzの歴史はそんなに古くはないらしい。勝手な思い込みというやつもありますが、高井田系とはそんなもんなのでしょうね。メンマも濃ゆい醤油味のスープになじむ程度の薄味だったし、多少コリコリとしたフレッシュさもあってうれしい。
総じまして、「大衆的な街並みに似合う朝の大衆醤油ラーメン」といった感覚。これでライスも食えば、肉体労働もなんのこそでありましょう。デスクワークが多い私は、スープくらい残そうと思っていたものの、ついつい全部平らげてしまった。朝から暑さにばてていたようで、単なる空腹で目が回っていただけだったのか・・・。事実は不明なれど、なので詠います!
外回り
朝の湿度に
茫然と
心拍へろへろ
7.5ヘルツ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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