ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン983】 上海餃子 りょう華 (東京・田町) 四川麺

【コレ食ったわけ:不思議と知られていない・・・このお店のこの名物麺】

  この一角は、マイブーム!半径10メートルでお気に入りが3軒もありまんねん!「丸(ニューウェーブ系?)」「品香亭(懐古大衆系)」・・・・そして「りょう華(本格的中華系)」。どれも満足な領域でして、愛すべき3店舗です。その中で、ひときわ変わったメニューがありまして、これは意外とこの近隣のサラリーマンにも知られていないので、ご紹介かたがた・・・・。 その名は「四川麺」。

  食べ方に特徴があります。まず、汁なし状で出てきます。そして、スープが出てきます。汁なし状でまず、スープから2杯ほどレンゲからすくってかけて回します。この時点で、立派な「汁なし担々麺」になります。 そして半分程度食べ進んだら、スープを全部投入しまして、オーディナリー担々麺に仕上げます。この手法は、探せばある(前に他で見た)のでしょうが、この一角にこういうハイブリッドな麺があるので、一度ラーメンファンならお試しあれ! ただし、要注意!激辛です!!




【トッピング:激辛はあとからジンワリくるものです(笑)、ラー油と山椒にむせび泣け!】

  いやいや・・・・女将さんが注文を通した際に、「辛いですけどいいですか?」と聞くもんだから、「大丈夫です」と反射的に応えてしまったがな・・・。少しマイルドにとか、調整してくれたかもしれへんのに、男って意地っ張りなの♡ そんなこんなで、味わってみたけど・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「見た目は、スパゲティのミートソースやのに・・・・・やっぱり四川の激辛やん!」


1)旨み:本格的辛さの攻撃!これはシャープ系な辣油と肉味噌系ですね!

  いや〜・・・後からじんわりと来る攻撃と、シャープな切れ込みと両方持ち合わせてますがな!この手の本格派は、花椒でジリジリと痺れを効かせて麻痺させながらも、脳中枢に「旨し」と働きかけるものが定石。しかし、花椒というよりやや柔らかい山椒がじりりと淡く響く程度です。そのじりり・・・というのも相当なのですが、やはり主体は辣油。シャープさがハバネロとは全く別の旨味含む赤唐辛子感覚を覚えます。それが「辛さとして香り高い」と感じてしまう。


2)塩気・甘み:塩と言うより赤唐辛子の辛さと山椒が響く!

  食塩の後押しはあると思うねんけど、大きく辛さと捉えると・・・赤唐辛子系のカッツーーーーン!とくる辛味がボディの主体。追随するように、山椒がのっかかって来て、アクセルをきかすという感じですね・・・・。


3)香り他:コリコリ感あるザーサイがまた噛むたびに微妙に香る錯覚!

  見た目では非常に分かり難いですが、コリコリ歯ごたえが存在し、ひき肉のブヨブヨ感とのコントラストが印象的です。コリコリの正体はザーサイでして、これがこの辛さにあって、その香りなど塗りつぶされそうなイメージなのに、この独特なニュアンスがスキマをぬって、食べ手に風味を伝えて来るような錯覚を覚えるのです。これがあるなしで、随分このトッピングのイメージが変わってくると思える・・・・・。いい脇役ぶりを発揮しています。




【スープ:あの定番・・・上湯スープの登場やがな!】

  さらっとしたスープのようで、多少の粘り?がある・・・・。片栗ではない・・・素材そのものの持ち味を凝縮したような粘度・・・・・。この時点でピン!とくるのですが、確かに一度お目にかかったこのスープ! 看板メニューの一つ「上湯拉麺」のベーススープやがな! なるほど・・・これはこれだけで、ゴクゴクと飲み干したい衝動を覚えますよ!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「単なる割りスープというリリーフやのうて・・・・先発エース級スープの投入でっか!やるやん!」


  大体、味わいの構成要素としては以下の通り・・・
  ・旨み:そのままがとっても素敵なゆったり鶏コク!
  ・塩気・甘み:鶏油がこれほどキレイにまろやかとは・・・甘みすら感じる
  ・香り他:ネギ微塵のみが浮かぶ・・・・ほのかなエッジがのぞく
  ・投入後:トッピングのラー油が一気に滲む!どんだけ〜と思うラー油量にビックリ!
  詳細は、過去レビューに掲載済なので、こちらをご参照ください。
   http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20120610/p1



【麺(前半):汁なし坦坦麺のお姿】

  さて・・・説明書きのと通りに上湯をレンゲ二杯投入すると、トッピングの粘度が少し緩んで、一気に麺に絡みやすくなる図式。3回ほどかき混ぜるとそれは少し不思議な麺顔に変貌・・・・、中華風ミートソース風?。このお姿は、昭和生まれのおじさん達にはそそられのですわ!


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「あつもりのハグハグ感と、ビチーっとくる辛さが汁なし気分を高めまんがな!」  


  ・風貌:汁なしにすると・・・縮れがちょいと強調されて、トッピングをからめる!
  ・感覚:あつもりライクな・・・温かかテンピュール感覚がナイス!
  ・スベリ:ヌメリとごつごつ感覚が交互に・・・滑らかに・・・・





【麺(後半):担々麺の姿】

  お約束通り、半分ほど麺を平らげて・・・一気に投入ですわ!この時点で完璧な担々麺なお姿。ぶわーっとオレンジが麺顔一面に広がり、一部は玉になって覆い尽くします・・・。こんなに辣油があったんや(笑)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「汁なしで不満なしなのだが、やはり、汁有りの担々麺の落ち着きってのを感じますな〜♪」


  ・風貌:束縛から解きほぐされたかのうな自由なライン
  ・感覚:クッシリとした印象からややクチュリ!とした柔らかニュアンスが映える!
  ・スベリ他:これまたラー油をまとってすべるのだが・・・・むせる(笑)







 総じまして、一粒で二度おいしい(古い)!と思えるお得な一杯!少々お高めではありますが(950円)、夜のプチ飲み会で十分使えるお店ですから、〆として、数人でシェアし合っても面白いかと思います。そろそろ・・・また暑さが復活しそうな気配ですが、涼しい間に一度に2回ホットな味に酔いしれました。なので詠います!


  涼夏にて (=りょう華)
  あえてホットな
  四川麺

  
  二段攻撃
  辛さで汗だく


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



 

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