ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン962】 中華そば すみか (東京・阿佐ヶ谷) 中華そば

【コレ食ったわけ:夜ラーメンは・・・・中野・荻窪より、阿佐ヶ谷が使えると思い訪問!】

  本当に最近クドいのですが、言わせて欲しい・・・。朝早く、帰りが遅いのです。10時から11時の間で東中野三鷹間で、確実に食える店といえば、意外と苦しい・・・・。なんだけど、阿佐ヶ谷は妙に・・・・・遅営業の店が、駅近でけっこうあるのがいいんです。連続して同じ店に行くのも妙なので、駅近で北口のこの店に訪問!ともかく、看板に誘われたらそうなっただけだ・・・。




【スープ:看板メニュー写真よりも楽しい】

  夜遅くに中瓶一本空けるこの醍醐味!お通しも「メンマ」でして、これは中々冒頭から印象がよいです。夜遅いとアルコールの回りが早いようです・・・・


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「控えめな醤油が、控えめゆえに目立つのとちゃうか??」


1)旨味:サッパリ甘みある豚コク! 魚介は補助的にやはり柔らかく

  中華そばという定番メニュー550円!という設定のため、よくある荻窪に近い大衆ラーメンスタイルと思って斜に構えていたら、あら不思議・・・。醤油系というより塩系と言った方が良さげな佇まいなスープでんがな!表面にふわりとしている浮遊物は何者か? 醤油が濃そうなチャーシューの欠片のようでもあり、節系の何かのようでもあり・・・。まったく、店先の宣伝写真よりも優しそうなので、嬉しい計算外しです。

  味わって見ると・・・・これは「旨甘コクのサッパリ系」とでも命名したい気分でして、程よい豚肉系のコクがじんわりと響き渡っております。でもそれだけにあらず甘みに輻輳感がありますので、アタクシの味蕾が感じますに・・・・甘い系の煮干しがちょちょいっと入っているかもという感じ・・・。東日本と言えば煮干しの本場と思っていた次第ですが、ここにきて、さらりと下ごしらえ的に、惜しげも無くサッパリとした煮干し感覚がナイスなのであります!


2)塩気・甘み:塩気があればこその・・・甘みの引き立ち

  では塩気が皆無かと言えば決してそうではない・・・。甘みは影に潜んでいる塩気があってこその晴れ舞台という感じでして、よくよく飲み干して見ると、しっかりとしたアミノ酸系塩味が潜んでいるのがわかります。アミノ酸とは言っても、実に嫌みがありまへんがな!いやはや・・・・お店の中も非常にまったりしとりますが、味わいもアッサリ&まったりしてて、これはオヤジも喜ぶ!


3)香り他:思いのほか醤油カエシが低いのが特徴的

  やはり、醤油感が低いのが何といっても特徴的かと思います。それが良い方向に解釈できます。駅前の集合ビルの2階にあるこの店、エスカレーターで上がるのですが、その入り口にある写真とは随分印象が違う(丼のせい?)けど、こっちの方が断然ええがな!香りもやわらかく肉と煮干しのやわらさが広がる・・・・。550円としては、ナイスな品質!




【麺:中央線沿線らしからぬ・・・・大衆系平打ちがええねん!】

  丼奥からサルベージしてみて、そう崇高なオーラを感じませんが、それゆえに質実とした選び抜き感を感じますな・・・。550円という限られた収益の中で、精一杯の努力を感じます。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「おどる麺ゆえに、ボリューム感じるのか?それとも・・・」


1)風貌:なかなか純朴そうな平打ち縮れでお値打ち感あり!

  白河系とまで言い切ると、ちょっと語弊があるかもですが、そんなニュアンスをちょいと感じる、やや中太平打ち、縮れ麺です。表面の光沢もなかなかそそるものがありまして、どちらかというとキラキラ系なビジュアル。素朴な印象とはハイブリッドな麺です。見た目から歯ごたえを予測できそうです。


2)感覚:ちゅるモチっとした加水ちょい多めニュアンスが楽しい

  中から多の真ん中か、多寄りな加水がいいですね!チュルリンとしたいい感じのかん水のややカッツリした表面と、全体的にモチっとした部分が非常に調和しとります。前歯で捕まえて千切る感覚が、スパスパ・・・・と言うより野太い「クチクチ」とした感覚でして、粘りを連想します。奥歯での押しつぶし、すり潰しも、柔らかく「グニリ」と時間差で潰れて、その間でこれまでで脳裏に刻み込まれた「モチ」感覚と結びつきます。


3)スベリ他:意外に食べ応えあるのは、ビールの影響?

  中太縮れですから、スベリの感覚は立体的!舌触りから喉越しまで、アピールしまくりで胃の中に落ちて行きます・・・。それだけ、「麺食った!」感が残りますので、食べ応えを確かに感じる!・・・・のだけど、考えてみれば、食う前にビール中瓶一本呑んどるがな(笑)。これは、参考にならんわな(爆)。




【具:THE 定番!】

1)チャーシュー(ここで醤油アピールか!)

  醤油味・・・・、ここでアピールです!!スープの中に浮かんでいて、この一角だけ「醤油系特別区」といった感じ。その存在感は、まるでローマの中にあるバチカン市国!いやいや、中華人民共和国にある香港特別行政区パレスチナ自治区といった感じか!(池上彰先生に注意される前にやめとく)。醤油ラーメンという政治スタイルにありながら、敢えてゆるく縛っておったのに、ここだけ全く別の政治基軸があるようです。でも・・・・結局同じ醤油やん!どこかで調和がとれておるのです…全体的にミスマッチと思ったけど、結局ね・・・。このチャーシューとこの醤油スープのように、お互い主張が違えど、平和を目指したいもんです。ラーメンの中から世界平和を願うボクチン(もはや酔ってて支離滅裂・・・・)。

2)メンマ・海苔・ナルト

  メンマは、ビールの突き出しサービスで食った印象で述べますと、非常にクセの無い味わいでして、よくあると言ってしまえば可哀相ですが、普通に旨いと申しておきましょう。ナルトは一定の厚さがありこれも一定の評価。そして、海苔は少々肉薄で、撮影する間に見る見るうちに溶けて行くタイプ。でもこれはこれで、オーソドックス大衆醤油なら、ありなスタイルですね。




 総じまして、阿佐ヶ谷の駅前に近いとは言え、かななか難しロケーション!されど、セットメニューの豊富さとか、お酒の感じなど、それなりに努力が伺えるというところが憎いね!ここは、1000円あったら、そこそこ楽しめます!大衆系雰囲気とともに、バックに流れるラジオの音がいい。最近こういうの極端に減って来た。大衆系ラーメンのBGMは、ラジオでええねん!なので詠います!



  また遅い
  腹ヘリ「すみか」で
  落ち着きて


  明日鑑みて
  早々「棲家」へ


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!





 

東京都杉並区阿佐谷北2-13-2パサージュ阿佐ヶ谷2階


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