ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン963】 麺処 鳴神 (東京・荻窪) 上湯しょうゆらーめん

【コレ食ったわけ:荻窪夜更けラーメン・・・・・シリーズ化しそうですな(笑)】

  ま、掲題の通り、10時から11時までの間でゆっくり食える店ってのが、荻窪でありそうでないのです。まあ・・・チェーン店行けよという話になれば簡単なのですが・・・・素直になれなくて(笑)。そういう意味では、ここも大変ありがたい存在です。教会通りという小さい商店街に位置しまして、この先の病院で、アタクシの息子の生まれた病院。いまでもこの商店街を通ると、息子のまだ小さなモミジのような手を思い出す。今では、モミジの入ったこってりスープを思い出すばかりの男に成り下がったのですが・・・。あほです。ということで、この店は、11時前なら食えるという安心感をあたえてくれる店なのです。




【スープ:キラキラしとるがな・・・・、クリアー醤油が眩しくて・・・】

  もはや・・・不良ラーメンオタク。麺を食う前にビールが定番化しております。よって、味わいの記憶がアルコールとともにインプットされるため、情報と表現に正確さを保証できません。という前提で以降をお目汚しいただきたい(笑)。最近、お疲れすぎて、生中いっぱいでヘロヘロになることもあるのですから(笑)。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「パーコーに負けてへんくらい、香ばしさとクリアーさが両立しとるがな!」


1)旨味:ティピカルなクリアー醤油が優しく鶏コクも上質に揺らめきまんがな!

  鶏系のお店と・・・思っていたから余計にそう思うのか、そのあまりにもクリアな醤油ブラウンに唖然です。鶏白湯がメインなお店なので、上湯と言えど多少の濁りを予測したため、麺顔みてツンノメリですわ。しかも、ただ単に清いというのでもなく、自然な動物系の脂の輪っかがまた旨そうです。すすったその第一印象は「やさしい・・・」と唸るのみです。しかも、熱がちゃんと伝わりますし、さりとて沸騰させたような製法では絶対この透明度はでまへんで!非常に、素直な鶏コク・・・・そして醤油の甘み系のエッジングと、そしてどんこか、昆布系の甘みを覚えます。

2)塩気/甘味:塩分というより・・・鶏とどんこの甘味なのか

  ここはやはり塩気よりも、甘みなのだ!鶏系で勝負となれば、鶏油もゆるりと利かせたいものでしょうが、ここは敢えて定番!じんわりとした自然な脂の甘みがさらっとしていて非常にナイスなのです!コラーゲン排除な鶏ってのも、中々粋ですね! しかしこの甘みは単純ではないのだよな・・・・。味醂といった単純さは排除でして、昆布とかどんことか・・・・そいう「ほんわか」したアミノ酸のニュアンスを覚えるのやけど・・・。全然ちがったらごめんやっしゃ!


3)香り他:パーコー麺真っ青な香ばしさが最高!

  配膳されて、撮影を終えてまずしたこと。鶏チャーシューを真っ先に食った!こんなのめずらし! パーコー麺にもにた、カリッカリな表面の仕上がりが、スープに接触してもわもわもわ〜っと湯気を発します。この湯気まじりの香りが・・・・実に旨そうで、ラーメンレビュアーの食べる順番セオリーなどぶっ飛んでしまいますがな!そして、この香りがまたこの一杯の醍醐味と言えまして・・・・・、実に甘みのニュアンスと対比的でナイスと思えます!




【麺:ダイスが奇麗に揃う感覚ってわかります?ぴたっと揃うと嬉しい感覚。あれに似てる】

  一方の麺ですが、食べる前から、いちいち気持ちが良いのであります。あらゆる麺の所作がね・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「アタクシ・・・・この麺を見て、矯正ストレートパーマをあてたくなりましたがな!地元で12800円のやつ!」


1)風貌:これまたティピカルな細麺ストレート平打ち麺! 旨し!

  こういうハリのあってエッジングがしっかりしているストレート麺は・・・・嫌いな人はおりますまい。アタクシ自身が縮毛まじりですから、こういう麺ですらあこがれを覚えますよ・・・・。まさに教科書にでてくるようなストレート細麺なれど、個性的なのは・・・・やや平打ちな長方形な切り口です。エッジ部分がやや半透明でして・・・そういう見映えも大変旨そうに思えます!


2)感覚:駒が揃うようなハリのあるエッジ!強クッチリな粋な細麺!

  見た目の通りな歯ごたえです。エッジがたつ細麺は、箸でリフトするだけでもぴたっと麺同士が整然として並びます。その並び方は、まるでダイスやコマが揃ったように一直線に横並びになりまして、このまま食すると、ブチブチブチブチ・・・・と小気味好く順番に千切れていくようです。奥歯の反発もクチ!としたハリのある中加水の王道な後口・・・・。食べても食べてもその感覚に飽きることはないのでしょう・・・。どこの製麺所が確認したけど・・・忘れてもうたがな(泣)。


3)スベリ他:ややコーティングなスベスベ感とスープが合う!

  まー、見た目の通りにほどよく滑ります。表面がまるでコーティングされたかのようですが、だらしないスベリではありませんな。それは、スープの粘度の低さともマッチしているというか、サラリと上品という余韻を醸し出すていどのスベリの「余裕」というものを感じます。




【具:この鶏チャーシューはボリュームあるし一回くっとえけです・・・ビールのアテとしてね】

1)鶏チャーシュー(最高に香ばしい)

  もう一度言います!パーコーと匹敵するかと思う程・・・・好みです。このチャーシューでご飯でもビールでも何杯でもいけそうです。汁に浸った当初は、パリパリの極地!では時間が経つにつれて魅力は減るかといえば否!表面が汁を吸っているはずなのに、パリパリ感はいつまでも感じるし、また部分てきに浸った正面がまた独自の境地を創り上げるかのごとき・・・・やわらかパリパリな世界へと誘います。

2)メンマ(甘く味付け)

  ここは多くは語らないつもりでしたが・・・一転だけ。フレッシュな味付けにシャクリ感とふにゃり感の中間的な歯ごたえ。悪くありません。そして味わいが、メンマの中では「甘い」系かな・・・・。それがスープにはまた良く合っていると思います。


3)ほうれん草、白髪ネギ

  ほうれん草も熱の通りが良く、ほうれん草らしい甘みと歯ごたえが残って非常にグッドでした。単なる薬味ネギではなく、白髪ねぎというところも、細麺とのからみを計算してか・・・・個人的には非常に心に響きます。




 総じまして、まだまだ埋もれている荻窪深夜ラーメン!開拓心がまたムクムクとわき上がってきましたがな!今度は、目を転じて、駅の南側も開拓してみたいと思うのです。まだまだ、懐深いラーメの街、荻窪・・・・。勉強は続く・・・。なので詠います! 


  荻窪
  思い出路地裏
  くぐり抜け


  日々過ぎゆきて
  有難きを知る
   
 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。   
 




followme