ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1011】 麺屋 しみる (東京・目黒) 煮干しらーめん・中

  嗚呼、休日出勤なのだから仕方がないのだ。単なる馬力で解決するタスクならなんとかなるものの・・・、年を取る程、そういう仕事は少なくなる(苦笑)。でも逃げないだけでも偉いと自分を褒めつつ、モチベーション上げるためにこちらを出勤前に訪問しました。目黒駅前に立つと、行きたい店ばかりなのですが、初訪問となるとテンションが上がりますよね!




【スープ:煮干しの甘さをこれほど「キレ」と感じるのは初めてかも】

1)煮干しの甘みのキレがアル!苦み排除な上品煮干し!

  まさに、『しみる』!スープを一口すすりて心で小さく唸りました。関西出身のアタクシにとって、このような柔らかい煮干しは、非常に心の中でストン!と落ちるというか、分かりやすいのです。苦みちょっぴり旨い煮干しというのは、そこそこ関西にも最近ひろがりました。されど・・・関西チューニングという心配りで店主も工夫を凝らしているようです。そんな関西でも、この煮干しは必ずや抵抗無く受け入れられる懐の深さがあります。

  単に煮干しの甘さだけが強調されていればよいというのでもなく、潤目鰯の丁寧な処理ぶりが予想され、澄んだスープがそれを証明しているかのようです。香りも十二分に豊かですし・・・・まさに「甘さにキレがアル!」煮干しと言えましょう。そして・・・上品すら感じる・・・。


2)煮干しのコクと生醤油のコクがピッチリと合う!プラスさっぱり豚コク!

  煮干しのコクに厚みが増します。それは、生醤油のコクと合わせたような切れ味のハーモニーとすら感じます。煮干しの甘さと生醤油ダレの塩気がピッタリ合わさって、甘辛コク旨な状況を作り出します。そこに、腕肉チャーシューの煮汁のようなサッパリしたコクが更にプラスされ、これもまた、麺をすすりながら、何度もレンゲ飲みをしてしまうという仕草を繰り返すこととなります。




【麺:細麺平打ちという選択が良いね!ファーストタッチと喉越し重視!】

1)細麺でも「平打ち」という選択が泣かせます

  割と多加水な麺なのですが、モチモチ度をそれほど感じません。粉の性格か、圧延のハードさかは知りません。麺をリフトしたとき、マイクロサイズのフィットチーネのようなお姿が妙に可愛く思えて来る(笑)。食べ始めのころは、平打ち部分の端っこが半透明にも見えて、クッチリとした歯ごたえも予測できる見映えが実に旨そうです。


2)最初と最後の感覚が気持ちよい

  前歯によるファーストタッチの「スパスパ!」と小気味良く歯切れる!感覚がナイス!そして奥歯ですり潰す前後の、スベリの良さが非常に光ります。分かりやすいです。グルテンを感じてガッツリ楽しむ系でもないと思いますので、非常にやりたいことが分かるといいますか・・・・。自家製麺なのでしょうかね?どこの製麺所か不明ですが、これはまた食いたい!と思える質実さを感じます!




【具:サブで良い仕事してると思います。それでええんです!】

1)チャーシュー:塩気利いた腕肉系がナイス!

  標準サイズの薄切り落としが、2枚投入されとります。醤油ダレというより塩ダレ風な見映え。味わうと、柔らかい中にしっかりとした歯ごたえがあり、塩味と肉汁の混じったところがまた旨くて、塩むすびでも一緒に食いたいような感動を覚えます。大衆系な親近感もあり嬉しい。


2)メンマ:存在感ナチュラルな柔系

  この中では、一番影に隠れた存在かもしれません。薄味系と一目で見てとれる・・・春先ジャケットのようなパステルライトベージュ。歯応えも柔らか系でして、スリムなフォルム。




 総じまして、再訪確実な印象をひとすすりで決定づけた一杯!まさに、青空と入道雲とは裏腹な凹み気分に「しみる」一杯でございましたよ!こちらは、煮干しをグレード毎に楽しめるのもまた楽しそう!今月は、また出勤前にお世話になるかもな(笑)。なので詠います!



  休日の
  権之助坂
  仕事前


  気だるい気分
  和らぐ煮干し


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 


東京都目黒区下目黒1-3-28 サンウッド目黒B1
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