ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1017】 月と鼈 (東京・新橋) 濃厚煮干そば

  休日出勤拒否症候群(笑)。いや・・・まじで・・・・イヤやったんです(笑)。リモートアクセスで片付くやん!という状況変化があったためですが、おかげで外出先で長く滞在する場所を確保するのに、相当の出費をしてしまいましたわ(泣)。でも・・・仕事に穴は明けなかったのは最低限のマナー。最低限のところで踏ん張ることが出来た・・・・そのエキスは、「煮干し」でしたわ! 



【スープ:食べ慣れた方にはたまらんかもしれへん・・・・その極煮干し!】

1)ざらつきと滑らかさが印象的な極煮干し

  配膳の瞬間、心が躍る濃厚煮干しブラウン!心なしか深緑の混じったような独特な深さを感じます。明るい色合いではないのです。そしてどんぶりの淵に張り付く泡の加減と、その泡に浮くやや粗い煮干しがすり潰された感じがうごめく・・・。ハードな攻めに期待が高まります。されどどこか動物系な色気も感じる・・・。 実際に食してその通りでして、明らかなざらつきは煮干しのフレーバーをアピールします。しかし、嫌なざらつきではなく、比較的まったりとした印象。それは、動物系の粘度とうまく調和しておるためと思うのです。決してごくごくと楽に飲み干せる系統ではないけれど、まったりさが優しさと感じるこ。スープの考え方としては、ザラツキと調和といったところでしょうか。


2)鶏の比重を冒頭で感じる

  味わい的には、煮干しの次に豊かな鶏系を感じてしまう・・・・。鶏煮干し的な、食ったあと胃袋にずしりとくる重さもありなむ。それにこの粘度は、ややモミジの系譜を感じるし、やや口のまわりに、脂の張り付き感をぬぐう・・・・。いつもよりテッシュを消費してしまいます。鶏と煮干しで冒頭で対立するような感じも受けたが、二口目、三口目からは、病みつき系のような結びつきに変貌いたします。




【麺:しなやかな個性の中に・・・・負けない根性を感じるスタイル麺】

1)ややよじれなストレート、中加水ならではのバランス感じます

  スープに負けない個性を発揮していないようで、しっかりと主張も感じます。定番の中加水といったところか? 濃厚に負けないように粉っぽさで対抗することもなく、太くもちもち感でアピールしすぎることもなく。スープとの調和、ハリとクッシリさと上手くバランスを取っている麺かと察します。個性豊かなスープをまとうと、表面に煮干し成分が張り付くこともあり、ザラツキとも見て取れるけど、脂で意外なほどスルスルとのど元を通り過ぎる妙が面白いですな。


2)スープに負けない麺密度?圧延のストレスが程よく・・・

  それでも個人的には、密度感を感じます。緩やかな麺の表情なのだけど、しっかりとした食べごたえに、生成時の圧力を空想してしまいます。ストレスがほどけたようなハリとでも言いましょうかね(笑)。そりゃ調和を重んじたとしても、個々の主張は大切ということでして、アタクシは、平凡の中に非凡を見つけたような気分で、思わずほくそえみます。




【具:ほぼ煮干し麺顔で定番のばら肉】

  本音は、上品すぎる肉(笑)と思えまして、「もっと肉くれ」状態だったのです。でも・・・これはスープと楽しめ系なのでしょう、チャーシューメンではないわけですから、味玉も排除したいような気分ですし・・・なんとなく納得な世界観です。 脂身が特に多い部分はトロリンとした舌触りと歯ごたえで一瞬にして味わい、胃袋へと滑り落ちてゆく・・・。この一杯においては、このチャーシューは箸休め的ですな。




  総じまして、時間があれば、もっと語り合いたいその個性!煮干しマニアには、いろいろと議論が活発に交わされることでしょう。このテーマは、関西にはありまへんので(たぶん?)、関西代表として、関西なりの煮干しをアピールしつつも、友好関係を認めたい(なんのこっちゃ)。なので詠います!



  休出だ 
  ガッツリ煮干し
  気合入れ


  駅舎の前で
  だらだらコーヒー





 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 




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