【コレ食ったわけ：麹町・・・大学時代に初めて入った日本テレビ本社を後にして・・・ウルトラ気分で訪問してみた】
ちょくちょくと、ブログやレビューで語っているけど、昔、後楽園球場があったころ、ウルトラクイズの予選を突破したことがあるんです。たしか・・・日テレ本社付近の会議室に集められ、日程等の説明会に参加した思い出があります。市ヶ谷駅から歩いていると、日テレの職員さんらしき方々から、頑張れよ！って声かけられたりしてね・・・・。何だか嬉しかった、大学生の思い出。思えば、アタクシは何となく、ただ何となく、この頃、働くなら東京の会社・・・と決意したのかもしれません。さてどうして、今頃こんなことを思い出したか？というと・・・・昨夜、TBSのクイズ神という番組で、高校時代に同級生だった長戸勇人氏を見かけたから・・・。アタクシは、頑張りきれずグアム島止まり。かれは頑張り抜いて優勝！そして今やクイズ王（クイズ作家？）。そんなことが刺激だったのです。たまたま昼間、人に会うために飯田橋に出かける用事があったから・・・・・麹町で一杯食っとけということにしました。だから、この店！まだ・・・ベジソバしか食ってないので、定番の中華ソバも食っとかなあかんでしょ！
【スープ：これは一回食っとけ！的な醤油スープですね〜、唸る・・・だけやない何かを感じる】
この日は、開店１１時あたりに到着でして・・４０代、５０代のオヤジ達が突撃状態。ラーメン本にも数々載ってますからね〜、こちらの中華ソバのご紹介が・・・・。どうも皆さんアタクシと同じ匂いを感じまして、コンパクトデジカメ片手に、ああ〜もう〜、◯◯◯全開状態ですやん（笑）！ 結局、ある方１名は限定をご注文され、アタクシを含めてその他の方は、全員「中華ソバ」一本勝負状態です。完全にマスコミ影響に支配されております。ということですが、そのスープの印象はというと・・・・、
「旨いがな！(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「ううむ・・・見た目もキレイだが、スペック的には凄いことに成っとるぞ！
１）旨味：これは・・・全部有りの醤油スープですわ！なんか万能過ぎてコワいな・・・
麺顔の時点から・・・香味油のコーティングがワックス状でして、いかにも東京の最先端ラーメンって感じが致します。ラーメンの中でも芸能人かモデルかっちゅーねん！ってオーラをむやみに垂れ流しております。そのクセトラディショナルなところもあるんやから、スゲー。
醤油の風合い・・・発酵系の酸味ある風味味わいが広がりながらも、しっかりとした動物系のコクボディがある。かといってそれは濁る事のいっさいなしで、鶏主体のじんわり旨味が広がります。でも魚介排除かといえば・・・ウソかもしれんが煮干しな苦みが１％ほど感じる。それとコクには個性系な節がけっこうたくさん投入されとるがな！それに、ふわふわ浮いている茶色い物体は、焦がしネギかしら・・・甘みも感じる。いやしかし・・・・これだけ海系のコク豊かで、こんなにクリアーなんやから、昆布系も相当入っとるんやろか・・・。ともかく、これすすって、何でもどんなものでも旨味成分がガッツリ入っているのやろか！と思ってしまう、旨味濃厚さがウリ！なのです。万能狙ってるのか・・・やるだけやったというのか・・・・万能すぎて、ちょっと引く（笑）。
２）塩気・甘み：醤油のカエシ感たっぷり・・だけど、海系の塩気も混じり合い・・・
このスープは、シャープなのだろうけど、個人的には「クリスタル醤油系濃厚」と呼びたい！そのため、塩気が想像以上に膨よかだと思っているのです。その塩気の脹よかさが、単に塩気が多めということで片付けられない。◯◯の塩？とか産地表示のミネラル塩という淡い余韻でもなく、どこか濃厚な塩出汁とも思える塩の出し方がええね！何の塩かは不明ですが、豊かな塩には間違いないです。
３）香り他：ゆったりラードと・・・節とネギの香ばしさが濃厚也！
香味油も見逃せない！配膳時のワックス感も凄かったが、香り立ちと甘みとが奇麗に響きます。ラードの揺らめきには、節系のじっとり旨味の香りと、焦がしネギの香ばしさがブレンドされており、鼻腔の中を縦横無尽に広がってゆきます。しかし慣れてしまえばそれだけのもの・・・という儚さ感もありまして、あとは普通のスープ旨味と香りが化合して・・・どっちがどうだと言えなくなる一体感に昇華いたします。
【麺：麺がアピールしてくるのよ！アタクシに「旨そうでしょ！」って分かりやすく！】
唐突だけど、今回食ったあと日テレ近くに引き返してアイスコーヒーで一休み・・・・。おお・・・ドドールでモデル風な女性と業界人なポロシャツオヤジが、オーディションか何かの話をしとります・・・。「自己アピール」がどうのこうのと。ファイナリストに残ったの残らんのと・・・。確かに色っぺーな姉ちゃん！しかしだな、それにラーメンを例えるなら、この麺の「自己アピール度」も相当なもんですぜ・・・。
「あーーー！やっぱりこういうのも好き！(*′ω`)b゛大OK!!」
「全粒粉という素朴さが、最先端なコンテンポラリースープに合うように、グッドチューニング！
１）風貌：こういうハイセンスな崇高系にあえて素朴な全粒粉アピール！麺でも自己アピール！
全粒粉を細かくするとか、圧を重ねて全体に練り込むとか・・・・、自宅でパスタマシンを触ったことがあるなら、何となく分かると思うけど、あえて粒をのこして、食感時に風味を感じさせるような戦法なんやろか？と思えるビジュアルでっせ。半分以上、雰囲気の範囲なんやけど、こういう雰囲気の麺を食うと小麦感を感じると思いませんか？とくにスパーっとした醤油系や塩ならばなおのこと。そういうの好きな方だったらおすすめです。
２）感覚：カッツリした感触なのだけど・・どかかに丸みのある反発感！ 半・・・たまご麺？のような自然な感覚！
こういった麺は、しっかりとした歯ごたえが求められるもの！なので加水低めで潰しを効かせるか？と思いきや・・・中加水の王道やん！なれど、プリプリ命！という感じもなく、わりとカッツリと食わせますがな。だけど、かん水って感じがあまりしない。かん水排除とは思わんが、卵麺みたいなハリがある・・・・。なので半卵麺？と感じてしまいます。 スパスパーっと前歯で千切れるよりは、少しだけブチブチと千切る感覚がある。クシクシと奥歯ですり潰す感覚が主ですが、どこかでグニリと感じさせる風合いもある。ともあれ・・・・・いろいろと考えさせられる麺ですわ！
３）スベリ他：ヌルつきありそうでない！されどスルスルとスベリ程よい抵抗感に酔う！
とにかく、見映え以上にスベリよ〜。だからええ感じ！この風貌はどう考えたってザラツキを予測しようというもの。されど、つるつるなのだから・・・・参る！阿佐ヶ谷でこういう太麺もあるけど、それよりは、風合いは自然な分、細麺での性能が十分にされることでしょう。ヌメリ無くスベル麺。されど、余計なコーティングなし！というところが偉い！
【具：隙がない完成度！このロケーションと完成度を鑑み得て・・・・７５０円という価格を最後に納得！】
１）チャーシュー（旨し！柔らいだけじゃない！）
どこぞのブランド豚かは不明ですが、実にキレイな関東ローム層でんがな！バラ肉ってのは、どうしてこんなにそそるのでしょうかね！ホロホロの柔らかさを期待しまして、その通り！と言いたいが、少しだけ歯ごたえを残してくれてるのがまた憎い・・・・。耳たぶ噛み心地＋αな気分を堪能できます。まさに・・・・もち豚感覚！
２）メンマ・海苔（染み込む出汁の柔らかさよ・・・）
海苔はそこそこ肉厚で印象的にもグッド！しかしそれよりも、メンマに気持ちがどうしてもいく！八王子ラーメンによくあるメンマラーメンとは真逆な極太で淡い色合い・・・・まさに春先カーディガンなブラウンがええね！色合いに比例して・・・・味の染み込みは、醤油系というり和出汁の染み込み感♡。太くても歯ごたえ柔らかく、「シャクリ♪」と千切れる感覚がほれぼれしまっせ！ 極上お通しとしてもナイスだと思いますよ！
総じまして、昨夜のクイズ番組に長門勇人氏が出演していて・・・ちょいと久しぶりに軽い興奮を覚えて、日テレ通りを歩いて・・・ラーメンを食ったというだけの話であります。されど、人生というのは面白く生きてこそ人生！ってなんかこの年になって悔しくすら思えますよ！ 長門勇人氏のクイズに賭ける意気込みは・・・・中学時代からも存じておりますし、それを着実に一段一段、時には野心的にもなりながら、クイズ王としての実績ですからね。アタクシは、リアルに、日常からスターダムにのぼりつけた男の生き様をすぐ側で見ていたのだから、これは財産です。いろいろあったけど、オレもお前に負けへんように、これからは、もっと自分らしく、新しい生き方をするで！・・・・と興奮するオヤジはキモいか！（笑）。ま・・・・ええわ・・・・という事なので、詠います！
オモロいで
長戸やっぱり
かっこええ
そのまま続けて
享楽人生
お粗末！ということで合掌！今日も本当にごちそうさまでした！
