【カメラが調子悪い〜・・・撮影データ破損で泣く!】
これはいかんです。撮った写真がデータが壊れて再生されない事象に陥りました(泣)。なので、最低限復旧できた写真だけアップいたします。いつものマスコットが乗っかった写真は今回はなしということで・・・。精神的に凹んでおりますので、今日は軽めのレビで流します・・・。
とは言っても、まだ春になっていないのに、プチ珍事があります。名店が塩専門に変わったり、また町田の塩の名店が近くに二号店を出したりと、嬉しいニュースが続きます。そのうち前者は先日紹介の「ねいろ屋」さんなのですが、後者はこちら「中野汁場 進化」さんです。あー、これであの塩を通勤経路近辺で食えるのかと喜び勇む平日午後8時です。入店して券売機を見て・・・・「なぬ!醤油専門になっとりまんがな・・・・!」これまた意外な展開に肩すかし状態でしたが、取りあえず外で後客が待っており・・・「おっさん、早よせぇ・・」的にメンチ切りますので(翻訳:睨み目線を送りますので)、そそくさと食券を買って手渡し座席につきます。
【一見ブラック系かと思いましたで・・・・醤油ブラウンが独特です】
大体、先人のレビで知っとりましたが、それでも配膳の瞬間時の実物は、独特の醤油感があり精神的な釘付け状態にはなりますわな・・・。まずはスープをいざすすり上げます。
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「関東の何系とかインプットなしに素直に感じると・・・・理由もなく昔ながら感もあるのよね〜」
1)カエシのぴっちり感と甘みが特徴的!なぜか懐かしい醤油?
色合いからして「醤油」の味わいを予測せんわけにはいかんでしょう・・・。そのつもりで汁をすすると、予測通りのピッチリしたカエシ感を捕まえるのですが、すぐその後から丸みを感じる甘みが、のっぺりと口に広がりますがな・・・・。 この瞬間に、大体この一品の合う合わないが決まりそうな予感です・・・。 さてその甘みですが、それが、魚介なのか味醂なのかなんとも言えん甘みでして、個人的には魚介メインと思いたいのだけど、その中でもイリコみたいな甘み主体な風味を感じるわけです。 カエシのコク、魚介チックな甘み、それらが合わさった「醤油の甘塩っぱい」感覚と捉えるスープ感ですが・・・・伝わりにくいか・・・・。
でもね、この感覚、食べた事ないのに懐かしい味の構成やと思うのですよね・・・。アタクシの生まれ育った京都の醤油とは全く別ものなのに、不思議なもんやけど・・・。懐かしい・・・・つまり味の構成が実はシンプルだと思うわけで、そういう複雑さがないところが懐かしい感じがしたのかもしれません。また、新しいのが一周回って懐かしく感じたのやろか・・・・そこんところは不明。
2)塩気も感じるがやっぱりカエシ先行か?
甘いのが強調されるようなコメになってしまわないように、辛さも伝えないといけませんね。この汁は、塩っからさも実はちゃんとしているお申し伝えたい。塩系の辛さもあるのですが、醤油由来の辛さの方が伸びがあるので、そちらの方が印象に残る感じかといったところかと・・・。見た目は辛そうで、飲んで見ると甘みも感じて、そのくせやっぱり見た目通りの塩っぱさが入り込んでいるという・・・・幻覚性スープでんな(笑)。
3)鶏の透明感あるあるアブラがワックスみたいに艶やか
表面を良く見てみれば、香味油のようにゆったりと透明な油がペイズリー模様のようにあちこちに浮いていて、アメーバが細胞分裂したり、また引っ付いたりとして優雅に感じます。スッキリ油のコクもそういえば味わえていたはずでして、これは色合いと甘みに気を取られ過ぎていたかもですな・・。
※味のまとめ:醤油がたしかにピッチリとしているけど、甘みが印象的な不思議な汁!見た目以上にすっきりなコクが味わえてナイス!
【技をフルスロットルしとる麺ですな・・・】
一方の麺も・・・・特徴ありありでっせ! まぁいろいろな技を組み入れていますわな・・・
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「白河系を彷彿とする手打ち麺風がナイスな上に・・・・何と風流なことを!」
1)全粒粉入り縮れ麺がすごく主張をしております
縮れ麺の手打ち!というだけでも興奮ものなんですが、なんと全粒粉配合です。割合は知りません。5%です(うそです、山勘。言ってみただけ)。この縮れが非常に複雑不規則に連続しており、その表面をツブツブが多いますから、また複雑さに輪をかけるようでっせ。見た目から、スープとのからみが良さそうと感じさせる風貌でありますわwww
2)加水多めなプルプル感が舌触りと喉越しにダイレクトです
手打ち麺風の捩れ・・・・それがぷるぷる震えるような感覚は、多加水風の艶やかさをまとっていかにも喉越しや舌触りの面白さを伝えています。歯ごたえのモチモチさも有りますし、奥歯の潰し感もヌチッ!とした感じ。そして吸い上げの時の、ずぼぼぼーっとした感覚は、この麺でしか味わえない「スベルような抵抗感」が心地よいですな。
3)醤油に染まった褐色の感じが旨そうです
また濃いスープに染まった加減が、染め物の反物のように上品にも感じられますわな・・・。もともと黄色みがかった麺がより褐色にそまって艶やかに光る様は、独特の世界観です。個人的にに、ハンドメイド感あり、全粒粉配合であれば、えこひいきしてしまうところがあるのですが、それにしても、こういうのは好き〜。
※味のまとめ:ハンドメイド感あふれる以上に、縮れ、捩れ、全粒粉配合などアピールしまくりな、自然派自己主張麺!
【意外と・・・モヤシが存在感をだしてまんな・・・】
1)チャーシュー
どこかで似た様なチャーシューを食したのだけど思い出せない・・・。町田のテボの使い手か? それはさておき、バラ肉の細い部分に深く味付けを施した加減が実に旨く、そして赤身と脂身がほどけるように柔らかいのが特徴ですな。だいたいいつも同じようなことを書いているのですが、・・・・ある一定を越えるとそれしか言えんわ・・・。
2)モヤシ
このモヤシは、スープの味が濃いのでこれにより大分に箸休め的に重宝されていると思うのですが・・・。濃い味の中では異彩を放つ貴重な存在感があると思っています。単品で食べるようなことはしないで、麺と絡めるなどで食うと抜群に合いますな・・・。
3)海苔・薬味ネギ
この二つが全くイメージがないのだよな・・・・。すみません。それだけ、文句もなく一定の線だったと考えてください。
※具の中では、チャーシューが味が濃い分、もやしがカバーしているという不思議な構図。
総じまして、進化さんが、また進化せんと新たな境地への大いなる野望と受け止めました!確かにこの辺りじゃ、家系の武蔵家本店さんしか頭に浮かびませんが、際立つ醤油個性かと。まだ、次なる別口の醤油スープも提供が予定されておりまして、これはそっちの方にも多いに期待したいところです。 それにしても・・・得意の塩を封じるというところが心意気を感じますね!なので詠います。
進化せん
敢えて飛び込む
新世界
今の苦労は
成功の糧
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。