ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン843】 中華そば 椿 (東京・西新井) 中華そば

【初めて東武電車に乗りました】

 関西人にとっては、東武線なんてどこを走っているのか想像つかないのは当たり前でして、なのでこういう体験は少しテンションが上がる気がします。 ちなみにどうでもええことなのですが、関西人にとっても、関西のどこを走っているのかあまり良くわからないのが近鉄電車でして、関西私鉄で唯一特急料金払うのとちゃうやろか。明らかに、近鉄特急乗っているより、テンションが上がるアタクシ。実は、用事で常磐線沿線に繰り出した帰り道のついでに、北千住から壮大な寄り道をしてしまいました。一軒のラーメン屋を訪問するだけにね・・・。




【関西人には新井薬師西新井大師と区別がつかないのですが・・・・】

 これ、率直な感想。それも西新井駅東武の駅で、新井薬師駅は西武の駅? 池袋と同じ図式がここでも展開されておりますが、おそらくこのレビューを書いて5日ほど経過したら忘れてしまうと思われます(笑)。 ま、そんな西新井駅。駅前よりも、駅から離れていく方が明かりが増えていくような妙なイメージ。イトーヨーカドーの前が一番明るかったわ〜。などと思っていたら、その真向かいに、こちら「中華そば 椿」さんがありました。 この日は寒くてね〜・・・・、何も考えずに券売機でただ店名通りの「中華そば」を押してしまいましたわ・・。 入店すると大体7割程度の客入りで、以前ラーメン雑誌でみたことあるご店主が一番奥におられます。その他スタフさん2名もとても明るく丁寧なご対応で・・・・やはり、有名店らしい雰囲気を感じます。

 


【期待の濃厚さ!それとマイルド感と甘みでグイグイと食わせる!】

 中華そばの方が湯で時間が短いため先だしに提供を受けますが・・・・・・、それにしても中華そばはアタクシだけだったので、異様な速さすら感じますが、それでも6分以上かかっていたので錯覚というのはあるんですね〜。スタフさんに恭しく提供を受けたのがこの一杯! 早速レンゲでスープの味見といきます。その感想はというと・・・。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「濃厚豚魚を通り越して・・・マイルド豚魚! ついでに甘みもマイルドやんかいさ〜」


1)定番通りのこってりクリーミー!濃厚豚魚でんな!

 配膳されてレンゲを投入した瞬間に・・・・エキストリームな濃厚を感じますがな・・・・。 さすがは関東で有名な豚魚と本場の実力度を感じずにはおれまへんがな(汗)。 このたっぷりとモミジ投入の感じが伺えるトロミ加減は、「とみ田」「きん」に並ぶほどのクリーミーさを感じます。この時点で魂を奪われております(笑)。 色合い的にも定番の豚魚カラーでして、やや明るいめに感じる茶色が、魚介の振り回し加減とか成分の違いの・・・・この店独特さの雰囲気をかもし出しておられるようですな・・・。かなりの魚粉の使い手か? 


2)魚介と動物系のせめぎ合いが五分五分?わずかに動物より??

 かといって「魚粉・魚介に支配されきっていない」ような感覚を受けておりまして、魚介の甘みを感じる中に動物系のコクを見出してしまい、動物系による甘みの増幅があるような・・・・ないような・・・・。平たくいうと、動物系主体豚魚にみらえる甘みもちょいと感じると言いたい次第ですが、魚介と動物どっちが主体?と判断が付きにくいバランス感覚・・・・。体調により感じ方がぶれますが、今回のアタクシは、まるで背脂に反応したかのごとき、脂を感じ取ってしまったのですが・・・。


3)ザラツキがなく完全に溶けている感覚

 また、魚粉のざらつきを全く感じさせないところが秀逸で、全体的に磨きをかけていると思うのですよね〜。これによって、上述のクリーミーさとか、動物コクを感じさせるとか、いろいろと影で貢献してると思うのです。スープを飲み干して、最後に粉が残るという残念感もまったくなかったし、適度でかつ飽和状態で、うまいこと魚粉が攪拌されとるのがよう分かりますわ・・・。

 ※味のまとめ:濃厚魚介の典型・定番・王道的なこってり加減がナイス! それでいてさらりと飲み干せる魚粉バランスがええね!




【タピオカ麺っすか?モッチリ感覚がええやん!】

 お店の宣伝ポップでタピオカ入りなる文字を認識しましたが、前提となるタピオカの個性を十分に認識しておりませんので、「これがタピオカや!」という具合にはなりませんでした。 タピオカ麺は以前にも食した経験もあるものの・・・・記憶に疎し。しかし普通に旨い麺でんがな!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「モチッと、ニュルッとしてますが、実に食べ応えありまんがな〜」

1)ぬめりようにスベる、やや多加水系に似た舌触り

 店内では「細麺」と区別して呼ばれているその麺ですが、一般的にはラーメンでいう中太麺程度のスタイルでして、角がやや丸く滑らかなストレート麺。 濃厚スープをくぐると、よくスープに絡み持ち上げが相当よさそうです。 表面も多加水に似た艶をまとっており、本来のスベリの良さも感じますが、なおさら滑るようなスベリ感覚が、独特な舌触りといえます。


2)モチモチ麺と言うより「モッチリモチモチ麺」な印象に

 前歯の当たりは、スパスパ感にやや粘度を感じるような「ヌチヌチ」とした感覚。 ぬめって滑って奥歯に届いた後は、そのすり潰し感は、定番の「モチモチ」というより、やや時間差を感じるような反発・・・・。旨く表現できませんが、「モッチリ」と感じるときと「モチモチ」と感じる部分がランダムでアプローチしてくる感覚か・・・・。


3)食べ応えもあるが量も価格もややデカイ

 170gということで、食べ応えはあります。食べ応えがこちらの特徴らしく、同価格で油そばは200gオーバーというサービス感が売りですね〜。とはいえそれに見合った価格価格感もあるのですがね〜。 なんとなく、先客の4割程度は油そばが出ていたというイメージで、その次につけ麺が多いかと。食べ応えを求める方が多いのでしょうな。

 ※麺のまとめ:質感ある独特のモチモチぶりがナイス! 量もたくさん食べられる感じでするすると胃袋におさまる!




アンデスの豚って・・・・言ってました】

 こちらは、トッピングのチャーシューに相当力を入れているようすですね。持ち帰り用、お土産用にも宣伝ポップが店内に踊っております。

1)チャーシュー(ハーブ?がなかなか箸休め)

 柔らかいあばら肉の超厚切りスライス!その厚さ1センチは確実にありました!柔うゆらかさは言うまでもない三枚肉!しかし、これが良くある醤油ダレ系の味付けではなく、ちょっと違ったさわやかな風味を感じます。濃厚豚魚スープに浸っていてもそれに負けない個性がすごいっすね〜。 やや柔らかく酸味を感じる部分がハーブを連想させる・・・。 この感覚が濃厚の一杯にあって実に箸休め的な存在感があります。チャーシューが箸休め役ってちょっと変な気分ですがね〜。

2)メンマ

 これは良くある一定の品質感覚で、普通の濃さの味付けながら、染み込み具合が深いというやつ・・・。コリコリ感覚よりも、クニャリとした歯応えが先行し、麺と絡めて一緒においしくいただきました。


3)海苔

 これは、どうしても濃厚スープにあっては個性が埋没してしまいそうですな・・・。だから不要なのかと言えば、やっぱり無いとさびしい一品。スープでひちゃげた時点、一気に丸ごとクチに運びました。


4)水菜(何げに一服の清涼剤)

 これは薬味としてはナイスですね!ネギじゃなく、水菜というところが、独特の風合いとかクセをよく利用していると思います。濃厚な味わいにさわやかな苦味と、熱ダレに強い性格の「しゃき!」っとした歯応え。これがまた、食欲を増進させる役割です。罪な薬味ですね〜。

 ※具のまとめ:アンデス高原の豚(だったと記憶)の迫力がとても印象的!あと、水菜は豚魚に合うと証明された気分!




 総じまして、寄り道した甲斐以上に、実に豚魚の底力を改めて感じさせていただきましたわ・・・・。 この一杯で、ますます、豚魚のつけ麺に期待が高まる次第! つけ麺なら、西のエリアでも食せるので、これまた近いうちにそちらも突撃させていただきたいと思っています。 それにしても・・・・桜前線とか開花の予想とか、少し早すぎると思っていても、春はやってくるのですね・・・。その前に、3.11を思い起こすのですが。 いつもなら冬が早く駆け抜けてほしいと思うけど、今年はいろいろあって、そんなに急がなくてもいいよという気分です・・・。今の時節の寒風を少し有難がっている不思議な気持ち。なので詠います!


  春近し
  寒風駆け抜け
  寒椿


  揺れて落ちても
  味は落ちずに

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

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