ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン834】 俺の麺 春道 (東京・西新宿) つけめん

【むぅ・・・豚魚がまた、一周回って面白く感じて来た!】

 先日の「えん寺」訪問で、少しホットスイッチが入ったのかも? 「豚魚・・・今更ながら、オモロいやん!」と暇があれば考えているのです。また、悪い癖がでてきてしまいそう・・・・集中的に食べる癖。 されど今回はそういう悪癖のもあったのかも知れないけれど、時間が無かった為に帰宅途中の新宿で、さくっと立ち寄れるお店を検索しました。すると、このお店がヒットした次第でして・・・あ、ここBMしたまま放置やったがな(汗)と今更ながら気づくわけです。 近くに煮干しの旨い店2〜3軒あり、そちらにも強く後ろ髪引かれますわな・・・・・。しかし、それは次回にお楽しみということで、さくっと訪問を決断です。ほんまは、こういう風にいつもさくっと食いたいのやけどな・・・・。最近何やら荒れた探訪パターンが多かったので反省・・・。




【細い店やが・・・・このくらいが丁度合うねん!】

 無理にL字にしたような細長いカウンターが印象的な店内。厨房も手狭となっており、寸胴の置く場所、テボの振り方・立ち居地など、この配置しかありえん・・・という感じがいたします。訪問時、先客3名という一番気の使わない入り具合で・・・・寂しくもなく、好きな場所を選んで悠然と着座いたします。 その前に、入り口直ぐ横に、券売機があるのですが、一番自信メニューと思しきボタン位置には「つけめん」の文字があり。先日は中華そばだったから・・・・・今回はつけめんでいいかな・・・と思い、素直にしたがいまする。

 「狭い店の方が落ち着く・・・・」というのはやはりフェチ気質なんでしょうか。 貧乏性というやつか、だだっ広いと妙に周りが気になりだす性格なので、狭い部屋の方が落ちつく性格のです。この落ち着き感は、狭いビジネスホテルを満喫している感覚と似てるな・・・・・。などと感じていたら、配膳が完了。10分少しはかかったかな。ま、当然でしょう。





エキストリーム性を排除したオーディナリー豚魚が・・・・絶妙のバランス感覚!】

 つけめんは、茹で上げの都合上、少し待たされるのが・・・また食べ手の期待を高めてしまいますな。「おまちどうさまです」と配膳されたつけダレは、どんな感じやろと興味がMAXな瞬間ですが、その前にほわぁ〜あん・・・と感じる、豚魚独特の甘い香りが・・・・・・、たまりまへんわ・・・・・。適当に撮影を終えて、待ちにまった実食に移るのです。その全体的な印象は?というと。

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「粉っぽくない魚介の控えめな振る舞い!そのくせしっかりとした存在感ただよう、バランス豚魚でんがな!」


1)ちょいと魚介抑えめな感じが食べやすいねん!

  先日同様、予想できる鉄板ネタのような失敗のない味わいを期待いたします。麺を投入しズルズル〜っとやりたいという流行る気持ちを抑えて、レンゲで軽い味見したところ・・・・・魚介の甘みが膨よかにかおりますわw。ん〜、旨し!と心でガッツポーズなれど、なかなか魚粉特有のザラツキを感じること少なく、とても滑らかなことに気づきます・・・・。魚粉がきめ細やかでは?と思い、最後の最後、完飲の際に底に溜まるものを確認いたしましても、魚粉の残骸が山ほど残るという不細工な感じはありません。「魚介を控えめ?」と感じますが、さにあらず。アタクシが「魚介系つけ麺は濃厚のはず!」と思い込んでいただけで、適度な魚介量と申しておきましょう。魚介が適度な分、豚骨系の動物コクも前面に出て来て、豚骨:魚介=50:50のイーブンなバランスを感じますわ・・・。


2)やや薄茶色っぽいスープカラーが豚骨の上品さやね!

  意外とつけダレの色合いがやや白目なのが印象的ですね〜。ほとんど豚骨スープの色合いのようです。醤油ダレも活用されておられると思いますが、その色調は・・・・まるで秋冬向けバーバリー、またはラクダのももひきのような・・・・薄めの茶色をいたしております。この色合いからも、いつも結びつけてしまう「濃厚」とは一線を画する味わいだなと確認いたします。ガッツリ魚介じゃなく、膨よか魚介と申しておきましょう。そして、それを生かす豚骨エキスも濃厚であれどさらりとした仕上げがイケテると思います。


3) 一見シャバく見えて、なかなか緩やかなトロみがナイス!

  ある程度、モミジの投入感?のような、動物系のトロみがゆるやかに感じられてナイス! これでもか!という濃厚演出をせず、レンゲですくって落とすと、ポタポタポタ・・・・と垂れるようなニュアンス!そこに薬味の葱のザクザクっとしたニュアンスがからみ、さらに、七味がゆったりとした中に、ピリリと緊張感を演出するようなエッジングかまして来るので・・・後の始末がいいような感覚。


 ※味のまとめ:魚介が濃厚でなく柔らかな仕上げ。それでいて豚骨もきめ細やかいので、上品なこってり感を味わえるつけダレ!




【中太ストレートの高品質が、あまりにも定番すぎて、つきぬけすら感じますがな】

 一方の麺ですが、価格750円で270〜280gくらいはあろうか・・・・というマイベストなボリューム!一目見て、これはイケる奴やと品質を見抜きまっせ!

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「スープよりやっぱり麺が主役!ツルツルとクッシリ感が光る定番の麺が存在感アリアリ!」


1) 丸みを帯びた中太麺が安心与える存在感ですわw

  中太麺がキレイに整えられて丼に盛られてでてくる様は、何時見ても気持ちが緩むね〜!実際に、こちらの麺はとてもしなやかに見えましたので、なかなかの冒頭から好印象です。みずみずしく見える光具合から、加水は中から気持ち少し高い方かと・・・・・。水切りも完璧なのがまたスキッとするし、ヌメリが完全にとられてる!って感じのビカビカして見える様は、見ていてよだれがでてきますな!


2)適度なモッチリ感覚!外側がちょっぴりソフティー

  いつものように、2〜3本たぐり寄せて試食をします・・・。う!なかなかのモッチリ感が即座に伝わります。前歯で噛み切るときは、ややクニ〜リと伸びるような感覚あってすぐに潰れるように千切れる。そして奥歯のすり潰しにかかると、モチモチはするのだけど、意外なほどモチモチ度は抑えめ・・。潰しが効いているというか・・・・そんな感じか? 綿密度はそれほど極めて高いとは思わないけど、外っかわの表面がややソフトな感覚で、中心部には、ややカッツリとして感覚。極端な二重弾力というわけでもないほのかな感覚・・・・。うん!嫌いではありませんよ!むしろ好き〜。  


3)きめ細かい表面が綺麗にすべる感覚

  そう!スベリがよいのでして、するするとドンドン食えてしまうから参ってしまう(うれしい悲鳴というやつ)。ソフトな表面のわりには、喉や舌に貼り付くような感覚は少ない感じでしょう。まるでプリプリ麺のような艶やかな地肌がとても印象的であります。


 ※麺の感覚:プリプリ&モッチリな麺のように見えて、それらはやや抑えめ。その一方でクッシリとしたニュアンスも残す・・・中太ストレート麺!




【肉に始まり・・・・肉に終わる。具は・・・・チャーシューと呼ぶにはもったいない】

1)ローストビーフ

  これは、「チャーシュー」というと語弊があるな・・・・。店内のPOPにも書いてありましたが、低温加熱でじっくり仕上げたピンク色が、まるでローストビーフのようです。それに、周囲のスパイス感は、ブラックペッパーで香ばしく仕上げられており、いつものラーメンチャーシューとは、随分と風貌も違いますし! できれば専用のソースをかけて食したいものの・・・・・豚魚のつけタレでいただく!またそれも旨し! 生っぽい歯ごたえをやや残し、噛み応えは別格ですし、これは750円のつけ麺にデフォで入っているとあれば、評価しないわけには、いきますまい!


2)メンマ

  肉に目を奪われすぎで・・・・実はあまり印象が薄い・・・・。やや小さめな材木状だと記憶しており、味付けは普通。濃くも無く薄味でも無く。歯ごたえは、フニャリ感より、シャクリ感がやや勝り、コリコリクニクニとした感覚かな・・・・。


3)海苔&ナルト

  まとめてしまいましたが、海苔は一定な品質。ややバリっとしているが、風味が広がるっていう感じでおなかったかな・・・。そして、ナルトは・・・・端っこの欠片でした(泣)。普通は、端っこと言えば得するものなのですが、今回は、損こいたような見事な端っこでありましたわ・・・・。


4)薬味

  ま・・・・・、刻み葱と、七味だけなのだが・・・・。一味でなく七味であるというところが、いいなと思うのは、その方が辛みが柔らかいと感じるから。それに、薄いベージュのつけダレと、いろいろな赤味が混じっている七味のコントラスト感もなかなかいいと思うし!


 ※具のまとめ:ローストビーフの存在感にあっとうされるばかりですな! これだけでビールを何倍でも飲めるという高品質!




【スープ割りで一日の締めくくり・・・・】

 スープ割りは、カウンターに備え付けのポットで自分で注ぐタイプ。淡い魚介のスープでして、調子にのって入れすぎると薄まりすぎてよく失敗するタイプですな・・・・。レンゲで3〜4杯程度でちょうどよいです。スープ割りにして、味の系統に変化があるタイプでもなく、そのまま、淡く飲みやすくなったつけダレを美味しくいただくのみですわ・・・・・。




 総じまして、実に質実な定番の豚魚つけ麺をいただきまして、これまた満足な夜でございました。満足気で店をでて新宿駅へと足を向ける・・・・。すると、ラーメン店があるはあるは・・・・競合が凄いことになっとりますな。西新宿ラーメン戦争は終わっておらず、まだ戦火の中であったとか・・・。どの業界も熾烈ですな・・・。アタクシの業界でもM&Aやリストラは、ひっきりなしですし、またそれに伴う人間模様で、この春はひと波乱がありそう・・・・・。嗚呼、なんか今年の春だけは、気が晴れそうにありませんわ・・・。なので詠います!


  春近し
  暦数えて
  気もそぞろ


  新体制よ
  それは誠か! (「!」が字余り)


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした! 

東京都新宿区西新宿7-9-15 新宿ダイカンプラザビジネス清田ビル1F
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