ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン835】 中華そば ふくもり (東京・駒沢大学) 中華そば

【本店よりも・・・・・姉妹店を選んだのだ】

 「麺や七彩」さんもそうやったんやけど、東京駅のラースト店で食っただけでは・・・なんとなく居心地が悪いので、本店訪問を決意!ななので、本当は「せたが屋」本店さんへ行くつもりでした。しかし、出がけに場所を確認しようとネットで調べると、すぐそばに・・・こちら「ふくもり」さんがあったのに気づいてしまった・・・・。旨そうな豚魚を写真でみて、心の中でBMしとったわけですが、突然気持ちが揺らぐのです。 結局、最寄の駒沢大学駅を降りても迷い続け・・・・、最初に「ふくもり」さんの店先を通って、若干空いているようだったので、ふらふら〜っと、こちらに来てしまった。ま、そんなこんなで、豚魚趣向にひきづられたのでありますわw。






【寝てしまうほど・・・ゆっくりしたわw】

 なかなか、独特なハコですね。一見、普通の中華屋なのですが、土間がカウンターとテーブル席。上がりがあって座敷席もある。座敷席には、5〜6人の集団が足を投げ出してまどろんでいます。アタクシは、テレビに近いカウンター席に座り、テレビの画面を目で追うだけの気の抜けた時間をすごしますが、この・・・・・・間の抜けた食堂チックなまどろみが・・・・実に心が休まりますねん。どうも先客の時間のかかる「つけぶと」なるメニューが集中したようすで、時間がかかる様子。ま、ええわと・・・・・・気が付いたら5分ほど頬杖ついたまま、寝てましたわ・・・。いろいろと疲れているようです。

 などと店の中で居眠りしていたとは、店員さんも気づくまい! 少し寝たら頭がすっきりして気持ちいい! 配膳じにはお目めパッチリで、配膳と同時に「いただきます!」って大き目の声が漏れてしまいましたわ。





【お疲れモードにぴったりの豚魚がここにあるのだ!】 

 目が覚めて、好きなラーメンがすぐそこにあるなんて・・・・天国じゃな!なんか落ち着いているけれでもハイテンション!みたいな、アルファ波が出まくりのグッドコンディションでこの一杯と対峙しまっせ! 前のめりな気分でスープをすすります。その印象は・・・、

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「予想とは違ったライト系コク旨豚魚が・・・・胃に染み渡るwwwwwww!」


1)ライト系豚魚が、鶏ガラスープのごとくの質実&あっさりさ!

  全体的に典型的な豚魚ブラウンが印象的ですが、そう濃厚そうでないような印象は受けます。さりとてレンゲをひとすくいしたとき、その透けた色合いが「ライト系」と見て取れます。ということを最初に1〜2秒で確認してすすり上げますと・・・・なんともあっさりとした動物系を感じますがな!豚骨のエグミなどは皆無!そしてコクがスッキリとして、これはゴクゴクと飲み干したいという珍しいさわやかな豚魚と感じます。それにしても、ドンドン飲んで行っても・・・モタレるような重さがまるで無いのだ・・・・。まるで鶏ガラスープに魚粉を混ぜたようなとすら思ってしまいそうですよ・・・・。それほどスッキリとして切れも感じるコク!豚の他に鶏ガラをかなりの配分で入れているのだろうか・・・・。構成は不明なれど、このあっさりさは、単にライト系と一言で片付けたく無い質実としたライト系なのですわ!   


2)ライト系豚魚が、煮干しそばのごとく のエッジング

  一方の魚介の方に注目すると、これまた単なる魚介というより、はっきりと「煮干し」の主張を感じます。苦みはフレーバー程度で味でズドンと落とすものではないのですが、スープに漂う粉感など見かけからも煮干しニュアンスを表現しています。この煮干し配合の魚介の感覚が・・・・実意に、質実ライト系鶏豚スープに非常にマッチングしているのだよな〜。思えば全体として、ライト系豚魚と思っていたけど、段々と食い続けて行くうちに「鶏煮干し」のようにすら思えてしまうではないか・・・・。ま、それに似た食後感を個人的には感じてしまったのでしたわ!


3)モミジ排除のと薬味のさらさら感もナイス

  「あっさり」というコンセプトがしっかりしているのだよな〜。余計なとろみを一切排除しているかのごとく、モミジ系のコラーゲントロみは感じませんでした。その方がスープの構成が生きると思いますしナイスですよね〜。それに、薬味トッピングの葱微塵とゆず、それに豚ひき肉がなんとも言えずグッドでっせ!歯ごたえ的にも味わい的にも、なかなかスープのライト感を旨く補助していて、薄っぺらくなくする仕事ぶりすら感じますもん!


 ※味のまとめ:鶏煮干しと見まごう・・・ライト系質実豚魚!コクのキレイなあっさり味を楽しめる逸品!




【スベリとプッツリとした歯ごたえがまた秀逸でんねん!】

 さて、一方の麺ですが・・・・・なかなか存在感あるしなやかさがアピールして来るお姿やないの!

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「見た目でも旨し!プッツリとハリのある感覚がナイスですやん!」


1)やや多加水系のモッチリ&ツルツルがナイス!

  見た目はラーメンとしては、やや薄皮一枚ていど太目な感覚で、艶やかに光り緩やかに流れるストレート麺です。その光沢から、やや多加水系のニュアンスを見て取れます。実際に食した印象としては、それ特有のモッチリとした歯ごたえもあり、ツルツルするところも確かにあります。麺の潰し込みは、中からやや弱い程度ですが、これはそれがスープとの全体感としては合っていると感じさせますな・・・・。


2)プリッとした弾力とクチリ!と小気味良い潰れがいいね〜

  単に「モチモチ麺」とだけ断言すれば少し勿体ないので、少し補足しますと、クチに運ぶような細かい動作のときは、「プリッ」とした弾力あるそぶりがあり、前歯の当たりはその通りの余韻が残ります。そしてスパスパと千切って奥歯ですり潰すときには、クチリ!とかグチ!とかいう感じの・・・反発性が限界点で潰れるような歯当たり感がとても印象的に感じます・・・。プリッとしたニュアンスの顛末は以上の通り・・・。


3)定番の喉の滑りでスルスルといに収まる

  この麺は、大盛りでもよかったなと後悔しました。決して軽い麺ではないのですが、重い麺でもないという印象。なので、すべりがとても良い分、するすると喉にも胃にも負担無く入って行くため、あっという間に食してしまう・・・・。麺が旨いのだよな!だから気がついたときには、あと2〜3クチ分しか残っていないとかそんな状態になりますわ(笑)


 ※麺のまとめ:やや多加水系の麺。つるつる&モチモチがとてもイメージされる麺。潰し込みが高くない分負担なく量を食べる事ができる。




【これは「メンマ盛り」の追加をお勧めしたい!】

 なかなか・・・・真んなか中央の盛り付けが・・・・かわいい!

1)材木メンマ

個人的には、チャーシューを押しのけて最初にお伝えしたい!と思えるこの質感がナイス! 材木と銘打っても十分通用するサイズのメンマが3本キッチリと投入されております。味付けも浅いタイプで、作り置きの冷蔵庫保管の余韻冷たさを、芯の部分も一切感じることがありませんな!温温の極太メンマでございます。 歯ごたえは、3本とも部位による個性のせいか、シャクリ!と避けるものから、やや一部がクニャリと歯ごたえが変化するものもありまして・・・・・それぞれで面白く、そしておいしく頂きました。 いやいや・・・・デフォルトでこの品質ですからね〜♪ ナイス!としか言い様がありませんわ・・・。


2)チャーシュー

 一方、メンマに押しのけられたチャーシューは、悪いのかというとそうではないです。ただ、少し小ぶりかな・・・・と思うのが2枚投入されております。味付けは、完全なる薄味で肉本来の味わいと塩気のみでは?と思うほどの、シンプル味付けです。 脂身と赤身がローム層のように重なっておる部位でばら肉か? 脂身といえどもやや余分なのが抜けた感じがして程よいです。別メニューに「肉そば」がありますが、これには存分に入っていることでしょう・・・・・。なかなか、好みな肉でして、プチ・ナイス!


3)薬味(刻みネギ・豚ひき肉・ゆず)

  この薬味的なトッピングが実にいいです! 極めて細かく規則正しく微塵にされた・・・ネギ!それが白い部分と青い部分の二種類になっております。そして鮮やかな黄色が特徴のフレッシュなゆず皮が混じります。これらが、白→黄色→黄緑といった・・・・モザイク文様のように感じられ、美しさすら漂います。

  またその下に・・・・・豚ひき肉が敷いてあるのでして、薬味系と肉系のかけらが交じり合って、食べていくに従い、全面に広がります。そして食感や風味に満遍なく、最後まで楽しみを与えるという・・・・・・。これも地味だけど、実にええ仕事やと思うのですが!


4)海苔とナルト

  これは誤解なきよう注意して言うと・・・・おかざりチックだな・・・・・。とくに無くてもいいのだが、また無いとさびしくなるという代物・・・・。小さい海苔の座布団がかわいいじゃないですか。ま、この一杯のマスコットということで!


 ※具のまとめ:メンマと薬味の品質が光る一品なれど、肉そば・・・・そしてつけ麺に期待させるチャーシューがナイス!




 総じまして、こんなライト系豚魚の逸品がしみじみと旨く思えるなんて・・・・自分自身がとても不思議〜。 だって数年前までは、こってり味一辺倒だったものですからね・・・・・。おそらく、過去のレビューを見てみると、ライト系の品には・・・・・そうとう失礼なことを書いているのではないかと、ちと不安。 年齢や体調、そのときの気分など・・・・・、それらめぐり合わせによって、好き勝手に書かせていただいてますが、振り返っても、なかなかにじみ出る「出汁の旨さ」をこれほど感じた、ライト豚魚は、あまり経験ないかも・・・。「普通」であることが、「凄い」と感じさせるところも秀逸かな・・・・・。 食していて気持ちも軽くなったかな? なので詠います!



  暖かく
  なりて衣も
  軽くなり


  あっさり豚魚に
  心も軽く

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




 



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