【そろそろ二郎に行こうと思った!】
もう東京に出て来て四ヶ月以上が経つのです。東京ではインスパイア系ばかり食ってまして、二郎と名のつく店は、約一年程前・・・・出張ついでに食った三田の総本山以来となります。何となく食えなくなってきたこのごろですが、久しぶりに闘魂を感じる朝、ひばりが丘に突撃すると決めました。ラー好きと自負するなら、二郎も避けては通れんでしょう(大げさやねん・・・)。ほいでもって、土曜日の開店直後を狙ったら・・・・すでに10人以上の行列が発生!えええ?まだ・・・・午前10時半すぎでっせ!まぁ・・それでも比較的風もなく寒くない天気だったので、気楽に待つ事ができました。大体15分で入店できました。
【静かだけど、明るい店内!】
「キーーーーーン!」という音が響いているような緊張感を二郎には期待するのですが、なかなか、ご店主が爽やかでして笑顔もナイス!当然BGMなぞないのですが、調理の音が心地よいサウンドのような感じすらしますよ。動きがきびきびしておられるし、無駄がないような・・・・・。思わず笑みが溢れます。やはり、食事をする場所は、こういう気持ちでなとね。味はともかくも、こちらの二郎がとても人気があるのが、何となく分かるような気がするのです。
【久しぶりの二郎の麺なんやが、意外にやさしくお出迎え〜!】
本来ならスープからいくところなんですが、麺をやっつけんとスープにたどり着かんがな。ということで、いつもとは逆のスタート。麺から入ります。その麺やが・・・・最初食べるのにひと苦労でんな!やっとのこさ食えたときの感動は、こんな感じ・・・・
「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「何や・・・・もっとワイルドと思ってたら、普通に旨いですやん!」
1)いわゆる「ワシワシ」というより、「モッツリ」と食させて頂きました
ヤサイで先に腹一杯になるのが悔しいので、常道の麺から頂くこととします。2〜3本引きづり出すちゅーより麺を発掘するような勢いで手前に出す!そして、わっさり割り箸でつまんでクチへと運ぶ・・・・。ここで、いわゆる「ワシワシ感がナイス!」などと詠いたいものの、本音としては、「普通に旨いやん!」と言いたいすな・・・・。多少スパスパしているところはあるものの、モッチリとした食感、そして幾分かカッツリしている部分もありまして、間をとって・・・「モッツリ」な麺!
2)比較的ウネリや捩れも抑えめなスタイルが妙にキレイやん
しかも、カエシがまだ混ざりきっていない層にあった麺を引きづり出した様は・・・妙に艶かしく光りますやん!全体的にはウネリや捩れがあるものの、訪問前持っていたイメージよりは、大人しめなスタイリング・・・。あら、普通に奇麗な麺かもしれへんわ・・・と見直したりいたします。
3)お隣にハネをまき散らしてすみません(笑)
とは言っても、やはり二郎の麺でして、その極太麺をちょっと配慮を怠って、「ズボ!ズボボ!!」と吸い込んだら、スープのハネが丼からはみ出て、隣の丼のすぐそこまで飛び散らかしてしまう・・・・・すんまそん!吸い込んだ最後の「ブリン!」という麺の弾力と仕草は、やはりそれらしい所ですな。
※麺のまとめ:いかにも二郎らしい麺なんだが、モッツリした感触が、最近普通に旨い!と思えて来た・・・。
【グル〜グル〜グル〜グル〜♪ グルタミン♪ 明日の朝刊で〜♪♪】
グルタミンと、グルコサミンでは、差がありまんな!健康的には真逆です。そういえば、入り口横に、業務用の「グルタミン酸ソーダ」の20kg袋が、まるでコンクリ袋かの如く置かれてましたぜ!どえらい消費量!しかし、止められまへんな。
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「ふだんやっては行けない事ができるワクワク感!化学の力とニンニク野郎!で興奮!!」
1)塩っぱさの奥におわすのは・・・アミノ酸の力!
ようやく・・・麺とヤサイを大分にやっつけたところで、ようやく丼を両手にもって、スープタイムとなります。ゴクゴクでなく、グビグビ〜って言う感じ?おそるおそる味わいだすと、塩っ気がピッチりとした感覚がある!あ!旨塩やと思ったらすぐに、あの・・・・例のあのアミノ酸が結びついた味わいが広がりまんな〜♪ それはグルタミン酸ソーダ!言わずもがななのであまりくどくど言うのは止めときますね〜。塩気→アミノ酸→豚骨という感じでぶわ〜っと、ぬめぬめ〜と、クチの中が一杯になります。
2)比較的、カネシのフレーバーが効いてるね!
個人的に感じたのは、良く言われる「乳化」したお姿に、少々カネシの風味が心地よく感じられて、個人的には非常にナイス!であったと言う記憶。これなら「カラメ」という必要もないなと一安心(ほんとはカラメと伝えるのを忘れたのだが・・・)。豚の脂とアミノ酸とカネシが旨く結びついて、いかにも二郎な味わいが確立されてます。
3)ニンニクがフレッシュで酸味すら覚えますわ・・・
ニンニクおらへんがな・・・・と思ってたらモヤシのスキマに溜まってただけでした。今回は遠慮せずにニンニクをたんまり頂きましたよ!やはり、これがあるとスープ全体に力が漲る感じがするし、辛味もスパーーーーッとシャープにきれますもんね!いやはや・・・、ニンニクのない二郎なんて・・・・。
※味のまとめ:塩っぱさの奥のアミノの力が、脂やカネシ・・・そしてニンニクを結びつけているよう・・・。
【実は・・・・ヤサイが旨い!とても旨い!】
ヘタヘタなのもええのですが、やっぱりこれくらい茹で加減が「旨い!」と思うよね・・・・。
1)ヤサイ
茹で加減も絶妙でモヤシも或る程度シャキシャキしてたけど、やっぱりこちらのヤサイはキャベツが多いな!と感じたのが本音!やはり、ヤサイの中でも甘みの質がちゃいまっせと思えますよね〜。もやしだけなら、スープなど味が薄まるだけとなる一方で、キャベツの量が多いとなると、ネガティブがポジティブに変貌してしまうというもんです。
2)豚
配膳時、「豚どこへ行ったんや!」と探しますがヤサイの下に隠れております。まるでヤサイ饅頭の餡ですな。これも大小あわせて4つばかりのボリュームでして、スカスカ感というよりは、ハグハグと柔らかい感じで好きです。腕肉の繊維がやや柔らかめにほぐれる感覚と、スープを吸い込んだ肉汁がじゅわっとにじみ出てナイスです!
3)ニンニク
どこぞで埋もれてるかと思われるニンニクですが、モヤシのスキマに挟まるように塊で落ち込んでいるため、もやしの芽の部分と見間違えてしまいました。やはり後半になり、ニンニクのエキスがスープに浸透してきてから、本来のパワー発揮です!アミノ酸と同様・・・止められませんな。
※具のまとめ:キャベツ多めで歯ごたえ良い湯で加減!ヤサイナイス!ニンニクと豚は、ヤサイに隠れる奥ゆかしさ。
総じまして、遅ればせながら・・・二郎再デビューの巻ということと、久しぶりの二郎とは言え、あまり抵抗がなく美味しくいただけたという話でした。個人的には、これほどキャベツが入っているのは食した事がなく、1割かそれ未満の配合量だったかと。ま、もやしばかりも悪くないので、良い悪いはなしですが、とにかく、ヤサイ・豚・スープ・麺と、どれもバランス良く旨かったっす!そうだ・・・麺友の「関東ら〜友」さんが、春に異動で関西に帰ってしまう前に、奴と二郎を回っとかんといかんな・・・。アタクシはこれから何回でも食えるけど、奴には時間がないか・・・・。まだまだ寒いけど、日差しは少しづつ早春の気配を出し始めてます。出会いと分かれの季節まであとわずか。それまでに、どんどんと食って行こう二郎を!なので詠います!
陽がのびて
越冬ひばり
舞い戻り
二郎と出会い
二郎で別れる
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
ps
退店後、すぐさま「伊右衛門」を飲む。そして近くのコンビニで小さい牛乳パックを飲む。止めにクロレッツを計6つを家につくまで約一時間噛み続け、最後はコーヒーを流し込む・・・・。これで臭いは何とかなった!