ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン767】 麺処 hachi (東京・西新宿) 極煮干ラーメン・大盛り

【また新しいニボを求めて西新宿を彷徨うなり・・・】

 バーチャルに懇意にしていただいている、減量中のさるレビュアーさんのコメントがとても気になり、早速突撃いたしました。なんたって・・・・「極煮干が泡立っているとはなんぞ」と写真に突っ込んでいる自分がすでに変態モードに入っております。限定10食・・・・・。山手線では祈る気持ちでただ忍びのみです。それにしても年末の新宿の夜は一段と賑わってていいね!などと思い目指すこの店の一角だけは、西新宿の中でもとくに暗がり。見上げるような高層ビルをバックに、あっという間に無事到着です。なんともハイセンスな今風のお店です。先客1名で、店先の券売機で買った食券を手渡し、お好きなところへと着席を促されますが・・・・




 「なにや・・・どのテーブルも前客の下げ膳が終わってへんやんけ・・・・?いやこれは、大きな勘違い。」

 前客の下げ膳と勘違いしたのは、待つ間に「蕪のサラダをどうぞ」とのお心遣いの一品でありました!これがまた、契約農家の野菜の一品でして、酸味なくええ塩味と茗荷とごま油で旨くまとまってます!2回お変わりしたりましたわ!あーー、こういうところ、関西人の根性丸出しでんがな(泣)。




【煮干しポタージュなり!旨し・・・・・】

 いや〜!連日ただ・・・・「旨し」とつぶやくのみですわ・・・・。帰りの中央線は至福のときをすごさせていただきましてん・・・・。あまりにも旨かったから、帰りがけにスタフの方に伺いました。

 「豆乳入ってまっしゃろ?」
 「はい、確かに豆乳を使っておりますが、ベースは鶏白湯で仕上げております・・・・」

 ということで、アタクシの中では「鶏白湯」と分類させていただきます。こんなにクリーミーな煮干しは見た事も食したこともなくて衝撃的でありました。

 まず、煮干しとクリームっぽい泡立ち豆乳のコラボに脱帽です。この二つがこんなに合うとは予想外でした。煮干しは確かに「極」という冠がつくほど味の主体となり、魚介独特の甘みを形成いたしております。それがまず最初の一口目にはダイレクトに伝わります。しかし、ガツンとした個性はすぐさま泡立ちの覆い尽くされ、あっという間にマイルドに感じられます。そうすると既に二口目からは・・・・・、

 「煮干しムース!」

 ・・・としか感じられなくなりまして、それら一体感となってまったりと舌を包むのみです。しかし、後々考えてみると、このとろみは、煮干しと豆乳だけではないわけで、じんわりと鶏コラーゲン的なやさしい動物系が、ムース感に寄与しているとそう思われます。最近、鶏と煮干しの組み合わせで、大森駅前で愛を叫んだばかりだというのに・・・、この節操のなさは何やねん!西新宿で・・・「煮干しと鶏!それに豆乳も加わって、最高に旨いがな〜!」と住友三角ビル方向に向かって叫びますがな(うそです)。ともあれ、ものは試しとして、地縁があるかたでしたら、一度食ってみなはれやと、おすすめいたします。

 ※味のグラデーション:煮干し甘み>豆乳のコク>鶏白湯のコク旨ボディ>薬味成分>醤油ダレコク?>その他



【計算された柔目な麺がナイスです!】

 固めが好きなアタクシですが、最近、柔麺の魅力に気づきだしているのかもしれません。このスープには、絶対柔目な麺の方が合います!

 「とろみと泡立ちがあるスープに浮かぶ麺は、もはや創作料理!」

 そんな見栄えです。まず麺は、少し平目な四角形で標準よりはやや細めなシルエットです。そして、かん水控えたおうな白目な黄色が自然食と感じさせる雰囲気があります。最初は、ストレートかと思っていたのですが、少しよじれたり、波を受けていたりと言う個性。基本的に、スープの持ち上げがいい上に、とろみがスープにあるので、麺の食後に残るスープの量は本当に少ないです。

 前歯さばきとしては、クチュ!という感じの柔らかく短いタップで潰れます。麺自体の潰し込みはそう強めでもなく、加水は中程度。ほとんどスープに絡んでいて、スベリがどうのこうのと言うことさえ無意味と思えるほどグッド!奥歯の処理感は、1〜2回ヌチ!っとすり潰せば、自然と喉の奥へと落ちてゆく感覚です。ようするに「柔い麺」を食した時の感覚なんですが(笑)、スープとの絡みが、この麺を食するときのドラマなのです。今回は、昨日食った一品が異様に旨く・・・・なのに大盛りにしたかったことが悔やまれ、リベンジとしてここでは、大盛りにしました。しかし、想像以上に、クリーミーなため、やさしいと思って食すると、意外とヘビーだったりしますから、女性のかたはご注意を。ハイセンスな柔麺ならここですよ!

 ※麺の感覚:中加水で少々柔な茹で方が、スープとの絡みもよくナイス!柔とは言ってもポジティブな感覚!
 ※麺の形状:やや平めな四角形な切り口。標準より一回り細め。ほぼストレートと言いたいが、捩れと波が少しあるかなしか・・・。



【具の処理が完璧です!】

 まず、ほうれん草。柔らでいて、また過ぎることなく、非常に丁寧な作りです。おひたしとして、醤油でそのまま食しても全然おかしくない出来映えです。これまで食って来たラーメントッピングのほうれん草としては、唸る領域・・・。

 つぎにチャーシュー。これは、ばら部分を丸めず一本でグリルしていますが、少々和洋折衷な味付けでナイスですし、また皮部分を削ぎ取らずして、香ばしく焦げ目をつけているので・・・・ナイスとしか言いようがありません。単純な一品に見えますが、手が込んでると思うんですよ・・・・・。

 メンマは、一定の評価ができる薄味で、柔らかいシャックリとした感覚。そして何気ない薬味ですが、葱も青と白・・・そして、茗荷の赤と3食で何気にまとめています。色づかいまで考えているというのが何気にアピールしてまんねん! そういうあたりまでの心配りで、この一杯の気の使い方が想像できるんとちゃうか・・・・と思うのですが・・・・。

 ※具のおさらい:ほうれんそう、チャーシュー、葱(青&白)、メンマ、茗荷



 総じまして、新宿駅を境にして・・・・東に「しろ八」、西に「 hachi」という面白い構図ができあがりました。関係ないですよね!この2店。これはどちらも旨いと思うので、通勤経路に新宿を経由する身としては、2012年は、相当お世話になると思いますので、こんごともよろしくお願いいたします。それに、毎月限定を発表するそうで・・・そういうところも期待。で・・・・どれくらい提供数あるんかいなと見て見ると「一日5食!」ですって(泣)。これは・・・・行列店になる前にはよ食っとかんとあきませんな・・・・(笑)。それにしても、某レビュアーさんには感謝!ハンドル名と店名がかぶるというところも、うらやましい〜!なので詠います!

 寒空に
 泡と消え行く
 雪寂し

 はちの泡雪
 腹暖かし
 
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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