ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

最近の大前研一氏の解説はどれもキレキレである!

  元日立の原子力技術者という経歴もあろうが、福島原発事故の解説、問題点とその見通し、そして対策が見事であります! youtubeで、「大前研一 原子力」と打ち込めば、ドドドドーとサンプル動画が押し寄せてくると思いますので、これは時間があれば是非ご覧いただきたいです。とにかく、ロジカルに話すということにかけては、このオッサンはピカイチですね・・・。(動画の最後にきっちりご自信が主宰のビジネススクールの宣伝を流すところは、ちゃっかりしていますが(笑))この中で個人的に注目したところは、以下2点です。



パワポなんてくそ食らえ!】

 各在京キーTV局が、原発事故の解説のためにいろいろな学者を登場させてますが、さすがに選んでいるのがわかり、それなりに話がうまいと実は思っていました。大学の先生の講義って、下手だと思っていたものだから・・・。

 しかし、大前氏にかかっては更に上というか、パワーポイントによる図など極力最低限に抑えていながら、とても分かりやすい。さすがに原子炉の構造は図にしてましたが、あとは、せいぜい言いたいことの箇条書きだけでした。

 全て話し方が、ロジカルです。ピラミッド式に伝えたいことのポイント、つぎにポイントの構成要素の解説、最後にまとめ・・。冒頭の話の導入部分も話の流れが秀逸ですが、プレゼンの鏡だと納得です。ここでもまた、ビジネスマンとしては、ロジカルシンキングが重要であると再認識しました。




【ユニークな着眼とデータによる裏づけ】

 大前氏は、電力不足問題の核心を、政府・東京電力・民衆の思っている部分から全く違う切り口で話しています。「計画停電」でなく、「電力のピークアウトを平準化する」ことだと。総電力を抑えるのは、確かに良いことではあろうが(おサイフ、環境)、不満と不平等を生むし、完全に出来るわけでもないからです。そこで大胆なアイデアを3つ出しています。

  1)サマータイム制の実施
    一日の中の電力需要ピークを地域によりずらせる。
  2)週5日制の見直し
    電力需要が低い土日に企業・工場の稼動をずらす。
  3)夏の甲子園を中止する
    一年で一番電力需要がたかまるのは、夏の甲子園の時期。

これらの事実をデータでまとめています。3)については疑問も残るのですが、事実としてその間はピークである・・・。みなが帰省したり自宅にこもって、クーラーガンガンかけて野球中継を見る・・・・のだそうで自然と電力需要が高まるとのこと??

 ここで言えるのは、いくら突飛であっても、ユニークであってもデータの事実裏づけがあり、仮説が成り立てば、すごく説得力が増すということです。データの分析力。仮説を立てる力など、ビジネスマンとしては必要だと強く思います。



 なんだかんだで、今日もロジカルシンキングを強く意識させられた一日でした。まだまだ、勉強したいことばかりが増えて大変になる一方ですが・・・。

実戦!問題解決法

実戦!問題解決法

慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.?)

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