落ち着いた醤油拉麺ってやっぱり良いね!
平日の昼間。ちょっと野暮用で業務を中抜けして腹ごしらえ。せっかくだから新店舗開拓できるでしょと思えど、やっぱりよく馴染んだ一杯も捨てがたし。今回はまたまた柴崎亭にピットインしてしまいました。
くどくどあれ食わなきゃ!あそこも行ってみなきゃ!って考えること自体が面倒くさい?。自然と自分の腹に何が喰いたい?と耳を傾けただけ。落ち着いた醤油拉麺ってやっぱり良いのです。そんな流れで玉葱プラスの中華そばとさせていただきましょう。
<全体> 漆黒の深みと透明感!舞い散る玉葱!整いきった麺線と優しい桜色肩ロース!
いつもながらの光沢ある漆黒の醤油スープ!。透明感でむしろ眩しさすら覚える!。表層を漂う香味油の流れも優雅で、旨さそそりまくり!。ピカピカに光っているように見えてまるで水鏡の如しですが、今回は玉葱微塵と細長い揚げ玉葱?が乗ります。
そして柴崎亭と言えば麺!。透けて見える麺線はいつもながらの美しさ!枯山水の庭園を思わせる整然さと流麗な流れはいつもながら見事!箸で崩すのが勿体ないとはこのことです。チャーシューも桜色で春を感じさせるような色合い。中央にトッピングされたメンマは凛々しく、青葱がアクセントとなって見栄え麗しきことこの上なしですな!。
<出汁> 透明感と沁みるほどに円やかな旨味!すっきりしつつコク深し!煌めき明るい醤油ブラウン!
これぞ醤油清湯と思わせる透明感。そして深く浸透する醤油ブラウン。旨いものは美しき。美しきものは旨し。出汁のエキスも滲むため、色合いが柔らかに感じる一方で、まるでワックスをかけたような艶めきと煌めきが広がる感覚です。
さて醤油ダレ。とてもマイルドなイメージで円やか。塩気は、マスキングされたかのように大人しめ。節系?煮干系?の甘み???。昆布エキス???・・・などと妄想が止まりません。乾物類の甘みなどもいつも感じてしまう。
ライトな香味油が広がります。それがまた全体に散らばって、琥珀の中に宝石が浮かぶように煌めく。動物感も浮かびますが、植物油かもと思ったりしてね。でも味うと、鶏の旨味が存分に溢れます。丸鶏だと思うが、濃密さはなく旨味の上澄みのようなライトですっきりした感覚。玉葱の甘味がまた染みて旨し!。焦がし葱油のような強さはなく控えめな甘味ですが、バランスとしてはGoodでしょう!。
<麺> 寄り添う麺の美しさ!出汁持ち上げ感が素晴らし!ゆったり出汁を吸い込む素地の旨さ!
相変わらず美しい麺線です。そして見栄えの美しさだけでなく、味わいも秀逸です。美しく整うだけでなく、麺と麺が寄り添い易いのでスープが隙間に入って持ち上がりが非常に素晴らしき哉!。さらに香味油も貼りつくようで光沢感も美しいようです。
すべりも良いのでズボッとライトに啜り上げきれます。前歯で千切るとプツプツと小気味よく千切れて快感!。序盤では素地の風味もキープされてるので、出汁との混じりっ気がまた旨し。中盤以降は出汁が浸透しきったばかりで、一体化した旨さが始まります。炭水化物が出汁に染まって一段旨さが昇華したようす。噛み締めると唾液腺が緩み、塩気のスキマにじわじわと甘味すら覚えるようです。
<チャーシュー> 出汁と熱でゆっくり蕩ける旨さが秀逸!低温調理の豚肩ロース!大判スライス肉!
大きなブロックから剥がれるようにスライスされた肉はとても大判。優しい桜色をしてますが、ゆっくりとスープとその熱が浸透してゆくのが、序盤から見て取れます。
まず半分をそのまま食らうが、嗚呼・・・薄味がいいね!。赤身の肉味と脂身の甘味が、出汁の熱で上気して味わい深し!。半レアの感覚としゃぶしゃぶのような感覚が同時に味わえるようです。また一気に沈めて出汁と熱を与えて、多少白くなったのを食らうのも旨し!。より一層脂の蕩けと肉と出汁の味わいが深く旨しです。
<メンマ> 短めで図太いフォルム!大胆に奥歯で一気に噛み締めてシャクリと鮮やかに切れる!
メンマもシンプルと言えばそんな感覚。短冊よりも材木の方がテンション上がる私としては、ドストライクな質感でして、繊維が柔らかいのが特にいい。汁を吸いこませなくとも、奥歯へダイレクトに運んで一気に噛み締めれば、旨味溢れながらもシャクリと鮮やかに切れ込みます。そして潰れて味が沁みて旨し。やっぱり酒と合わせたいね。平日が恨めしいかったかも。
<焼豚ご飯> ランチ限定100円!醤油ダレが混じる麦飯入り!素朴な旨さと焼豚香ばしさ!
醤油の色合いに少し染まってますが、全体的には甘味のある味わい。チャーシューは細かくサイコロカットされており、飯に混じります。チャーシューの醤油煮汁を後追いで混ぜ混ぜしたような風合いで、これがまた懐かしさすら感じる旨さ。素朴さもあると思って食ってたら、途中で麦飯も混ぜられてることに気付く!。そして何と言ってもランチ限定とは言え100円!なのがありがたいです。
へへへ・・・・これも全く飽きず食える。いや、ラーメン食ったあとでも別腹で食わせる旨さ!。また性懲りもなく、またスープを少しかけて食らいました。定番の飯の旨さもいいが、少し湿った飯もまた旨い!。
総じまして「気取らなさと美しさ!リーズナブルな価格設定と高品質感!究極的中華そば!」
・・・と言う感動の嵐!。このお店は毎週、限定メニューをくりなしてヒット連発させてますが、定番レギュラーのラーメンも高品質なので是非とも試して欲しい次第!。狙い目は開店直後の2巡目かも?たとえ並んでも回転が良いので気苦労は少ないと思われます。近くにご縁があれば是非!激しくオススメ!旨し!・・・なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!