ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5399】麺や 維新(東京・目黒)特醤油らぁ麺 〜現代風淡麗にして芳醇なる出汁!麺の上品さと鶏油の明るさいっぱい溢れる崇高中華そば!

youtu.be

4年ぶりに行ってみた

 
 年度末になるといろいろと呼び出されることがあって、久しぶりに都心へ。これに乗じて久しぶりに都内で有名店探訪と洒落こみたかったのですが、妙に忙しかったり、やっぱ都内は混んでたりと思うように食えん。諦めかけて山手線に飛び乗って地元へ帰ろう・・・と思ったのですが、目黒あたりでやっぱりもったいないということで途中下車。メグジ!ってな野望も浮かんだのですが、そんな余裕もなく実に4年ぶりという「麺や維新」さんへと訪問してみました。
 

 
 そうかぁ・・・もう4年前かー。都心で仕事してたんだよねぇー・・・。頻繁に外出ついでに自由に食ってたころが懐かしい。ここもそんな感じで好きな店でありました。
 

 
 
 
<全体> まさに磨かれた醤油感覚!明るいブラウンとキラキラ透明に光る美しさ!

 

 

 今となっては鶏醤油系でゆったりと鶏油香味で食わせる味わい。一時期すごく勢いがありましたね。でもやっぱり王道の今風醤油系と言えましょう。なぜかかとても明るく煌めきいっぱい!特に表層の鶏油がアメーバのようにゆったり漂うかと思えば、大小の真円が無数に広がり、照明の加減で照り返して眩しい!。
 

 
 加えてトッピングの色合いも、スープの煌めきに引っ張られるように、それぞれが生き生きと感じられる。よく見れば醤油の色合いは穏やかで、ブリーチをかけたようにほんのりと淡く、春霞のようにエキス感が漂っているようにすら思えてきます。
 

 
 
 
<出汁> 鶏油のゆったりした広がり!カエシの円やかさが印象的な生醤油感!崇高鶏醤油感覚全開!

 

 

 実に「円やか」。これは醤油のカエシ感がまるで引っかかりを感じさないだけでなく、やっぱりそれと深く結びつく鶏油のコクがとっても芳醇でそう思わせるようです。塩気は全部鶏のコクに吸収されてしまったようで、甘辛くすら思えるほど。このようなスッキリした醤油感は、どうしても「なま」醤油の感覚と結びつけてしまいます。
 

 
 動物系は鶏オンリーかと思えば、豚骨の煮出しも含まれているとのこと。案外複雑です。鶏ガラ系の旨味も当然ながら深い。比内地鶏と数種類ブレンドのエキスが溶けてる様子です。そして味に落ち着く味わいあり!。節系を中心として魚介乾物系の溶け込みがいい感じです。昆布出汁は引いてあるとしても、節系の煮出しが甘味となった旨さを感じるようです。。
 

 
 
 
<麺> 微かな平型が丸みとエッジを両方感じさせる優れもの!ツルツルしたストレート細麺!

 

 

 最高なまでに品やかな物腰!。加水は高めで柔らか系が似合う様子です。とにかく滑らか!。粉の風合いではなく、汁を吸い込んだ旨さがメインです。兎に角、麺が寄り添い易くて揃うので、汁の持ち上げがハンパなし。更に汁を吸い込むので、奥歯で潰した瞬間に旨味が広がるようです。唾液が溢れまくりで一層旨し!。
 

 
 また心持ち平型なフォルム。細いのに熱ダレも感じさせず、表層の鶏油などをくぐってくるので、ワックスをかけたように光ってツルツルと滑るのが快感です。麺のエッジを口のなかでも柔らかく感じさせ、舌ざわりやのど越しで、まるで麺線を感じさせるような、すべりのシルエット感が素晴らしい!
 

 
 
 
<チャーシュー> 低温調理の鶏豚2種肉!鶏胸肉のフカフカ感と純白さがこの上なし!

 

 

 低温系調理肉。豚の肩ロースと鶏胸肉。豚1枚鶏2枚という構成。豚は少しスープに浸って熱で色が変わりかけた感じだが、醤油出汁が染まると旨そうに見えます。淡麗な味わいに豚の赤身の旨さがマッチしております。
 

 
 一方で柔らかいと言えば鶏の胸肉も同様。パフパフフカフカとした歯応えで、どの方向から前歯を立てても安易に千切れてゆきます。これも言いつくしたが、まるで化粧パフのようなしっとり感。出汁を吸い込んでは、奥歯で押しつぶされて肉旨みと共に吐き出します。
 

 
 
 
<ワンタン> 黄色い皮が汁を吸い込んで旨し!粗挽きでもふわふわと溶けるような肉餡!



 

 割としっかりめのサイズした三角折ワンタン。皮は、しっかり玉子が練り込んであるような風合いで、皮のすべる食感と共に、しっかりした味わいと感じるところもナイス!肉餡の大きさも文句なしです。
 

 
 粗挽でぎゅっと引き締まった肉餡というより、どこかふかふかとした柔らかめの食感が印象的。そして肉味というより、醤油スープによく馴染む味わいと言えましょう。わりとシンプルな味付けが、ふわっと崩れると鶏醤油味にしっかりと馴染んでくる。崩れるような肉餡もまた面白いです。
 

 
 
 
<味玉> 出汁浸透の丸い塩気に熟したような卵黄のコク!

 

 

 肉の下に沈んでいます。醤油系の薄味出汁がとても深く浸透してます。白身全体にもむらなく浸透しており、卵黄にも深くそれが達しているようす。
 

 
 卵黄は全体的にはネットリとしており、舌に貼りつくのが分かります。そして出汁の旨味と卵黄のコクが合体し、熟したような深い味わい!。
 

 
 
 
総じまして「現代風淡麗にして芳醇なる出汁!麺の上品さと鶏油の明るさいっぱい溢れる崇高中華そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。4年ぶりの訪問なのもあってか新鮮な気分で楽しめました。そしてまた食いたいと引き寄せる魔力も感じさせる旨さです。JR目黒駅界隈で拉麺と言えば権之助坂あたりが浮かびますが、思い切って駅の反対側はいかが?とりあえずここ行っておけば間違いなしでございます!。目黒ランチに激しくおススメ!。そんな感動と応援を込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

関連ランキング:ラーメン | 目黒駅白金台駅五反田駅