ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5346】ともちんラーメン(東京・高円寺)もり中華 + サッポロラガービール赤星 〜ほのぼのさとガッツリ感覚の融合!?素朴と豪快さが映えるネオノスタルジックつけそば!

知らぬ間にこっそりレイアウトがリニューアル?

 
 たまに食いたくなる「ちゃん系」。いやいやこの店は「ちん」なのよね。新宿からの帰りがけ、中野の「邦ちゃん」に寄ったんだが中休みだったので、そこいらをウロウロとしておりましたが、年始休日午後4時とあって妙に閉まってる店が多い。面倒くさくなり一駅移動して「ともちん@高円寺」へとやってまいりました。やはり通し営業の店って実にありがたい!。
 

 
 おや?店先の変化には気が付かなかったが、店内の座席レイアウトが以前とは全く変わったね。コの字2列のレイアウトだったはずが、大きなコの字1つに変化してるね。寧ろ今の方がナチュラルなレイアウト感覚なんだが(笑)。こちら前回は中華そばだった記憶でしたので、今回は「もり中華」とさせてもらいましょう。
 

 

 
 
<サッポロ赤星> 苦味走る図太い風合いの後に軽やかさ染み入る本格ラガー麦酒!

 
 大衆酒場でよく見かけるサッポロオリジナルの小ぶりなグラスが、赤星ボトルによく似合う。そこに注ぐのが楽しいひととき。一気にあおり飲み干しますが、いつもながら苦味走る図太い風合いがまた格別であります。また後味は軽く甘味を残す感じで実に嫌味がない。あゝ、やっぱ正月気分が抜けませぬ(苦笑)。
 

 
 そしてサービスお通しもつくのもお気に入り。チャーシュー・メンマ・ネギに、濃口系の醤油ダレがたられ少し濃ゆい味付けになってるところが、またビールに合うじゃないか!。これ「ちゃん系」では定番ですが、こういうちょっとした心遣い的なサービスが嬉しいのです。
 

 
 
 
<全体>つけダレの具材てんこ盛り感覚に圧倒!そして優しい出汁としなやかな麺の競演!なのにほっこり麺顔!

 
 並と中と大が選べてその差50円間隔です。確か以前は+50円で大盛(プラス1玉)だったと記憶。中盛設定ができたとは嬉しい対応です。また券売機にもり中華のイラストがあるのがいいね。スライス茹で卵が付属と見てわかるから。以前これを知らずに、他のちゃん系で追加してダブル茹で卵状態にした覚えあります。
 

 
 つけ汁も溢れんばかりになみなみと注がれてる。薄い醤油系清湯に茹で卵にかかる胡椒が散っておるようです。肉は下にも重なっており相当量である様子も頼もしいです。そして麺は素朴そうで馴染み深い多加水系。小ぶりの器に押し込められてなんとなく250g前後。オッサンの夕方間食としてはかなりボリューミーです。これでは正月太りが一向に解消されないではないか(瀧汗)。
 

 
 
 
<つけダレ> 豚の濃ゆいコクが優しい!詰め込む肉と浸る輪切り茹で卵が出汁にも作用して旨さ円やか!

 
 「ちゃん系」って店によっては塩気が随分と違うと聞きますが、こちらはとてもマイルドなレベル。つけダレで少々濃ゆめに味付けされてるとは言え、そのままでゴクゴクと飲み干せるレベルです。ゴクゴクと飲み干したくなるレベルで豚のコクとよくマッチしてます。豚肉豚骨の煮出しも効いてるが、香味油がしっかりしており、これは何となく高級ラード感すら覚えます。それでいて優しい味わいは、大衆的で円やかさと凛々しさも染みるような感覚でしょうか。
 

 
 豚肉と香味油のコクが深いが、茹で卵から流れ落ちるブラックペッパーが効いているのがグッド。これに気を良くして、少し味変化で「ニンニク」「一味唐辛子」を入れてみるのもオススメです(詳しくは後ほど)。また野菜の甘味も実はしっかり感じるし、また茹で卵の黄身がつけダレに濡れると一気に崩れて溶け出す展開も、見た目と味わいとしても楽しいところ(こちらも詳しくは後ほど)。
 

 
 
 
<麺> 多加水の滑らかなスベりと駆け抜ける喉越しがナイス!多加水の明るく柔らかい歯応え!


 
 たまに思うのだが・・・満来・ほりうち系にも少し似た展開でもあるかなって。そんな感じを呼び起こす平型多加水ストレート太麺!。この平型麺は実に豚清湯に合います。
 

 
 腰つきしなやかで汁の絡みと浸透に優れる逸品!具材と絡む旨さ!肉が大胆で明るい多加水ストレート麺。実に明るい色合いと艶やかなツルツル表情。多加水麺を代表する風合いです。それが少し柔らかめな物腰となっているため、汁と絡み貼り付かせ、そして吸い込み、寄り添って持ち上げる力がありありと伺えます。
 

 

 
 また腰つきが柔らかい分、意外とゴロゴロとした肉と絡んでくるし、メンマやネギなども巻き込んでくるのがいいね。前歯ではプツプツとライトでリズミカルに千切れ、奥歯ではクチクチと一気に潰れて出汁の旨味と麺の甘味が瞬時にして一体化して、味わいを高めます。具材薬味と絡んだ旨さもナイスかと!。
 

 

 
 
<チャーシュー> 解れる煮豚肩ロース!脂の甘味を溶かす展開!量感たっぷりで崩れて出汁を吸い込む!

 
 デフォルトで十分満足な肉量。塩煮豚って感覚でしょうか?。正確には塩ダレをガッツリ吸い込んだ煮豚って感じ。赤身はすぐに解れて崩れるような柔らかさで、こちらもスポンジのように出汁を吸い込んでる。脂身は余分なところが抜けて透明感ある乳白色に仕上がってます。なので噛み締めると肉味と脂甘味と出汁味が、一体化して口の中で溢れ出すのです。
 

 
 
 
<他具材> 繊維質が寧ろ楽しいスリムな極細ゴリゴリメンマ!出汁が染みる温野菜的キャベツともやし!

 
 赤星のつまみに出されたものと同じなのですが、やはり熱々の出汁に浸ると味の感じ方も違います。かなりスリムな極細フォルム。つまみではゴリゴリと痛快に感じるさせる歯応えと風味の強さでしたが、出汁に少しふやけて食べやすくなってる。スパスパでもちもちな麺ともよく絡み、歯応えと味の強さのコントラストを口の中で咀嚼しながら楽しむのが一興です。
 



 

 また初見では気づかなかったけど、温野菜的なキャベツともやしがつけダレの底に沈んでおります。この野菜とつけダレの相性がとても良く、これも麺と絡めて食らうと同じ優しい味わいがコラボするようでまた味わい深いのでした。
 

 
 
 
<味変> 味わいに切れが増す旨さなり!味濃ゆめでもやっぱり溶かしたくなるニンニクと一味唐辛子!



 

 やはりニンニクはイメージ通りのシャープなキレとコクを生んでくれます。さらに食欲が増すばかりで、白飯を追加しても良いと思うほど食欲を復活させます。味が更に濃ゆくなってバランス崩すかと心配したけど、逆にそれで肉が旨く感じると言うことでラッキーです。また、一味は余計かと思ったが、流れで投入。これも清湯とは合う展開で、確かに辛さは増すが、塩気を増すのとは違うので、これはこれでナイスな味変化!。実は後から知ったのだが、味薄めってオーダーもできるみたい。味薄めならこれらの味変化はもっと生きるかもしれません。
 

 
 
 
<茹で卵> 出汁に濡れてじわじわ浸り崩れる固茹で卵黄!溶けて優しい出汁旨さ!

 
 スライス茹で卵をつけダレに載せるとはナイスアイデア!。スープを吸い込んだ固茹で卵黄が崩れそうになり、細かい部分がスープに溶け出すところが旨い!。清湯系だと少し濁るように思えるが、むしろ卵黄の鮮やかな黄色が溶け込むようで、黄色の色合いがググッと映えるようです。溶けた卵黄はそのまま出汁をマイルドに仕上げるのも秀逸な旨さ。そして崩れた卵黄や白身は、麺に絡まるのもなかなか旨さとしてはアクセントです。 
 
 


 

 
 
総じまして「ほのぼのさとガッツリ感覚の融合!?素朴と豪快さが映えるネオノスタルジックつけそば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。デフォルトのつけダレが具材質感とボリューム感があるので、大盛2玉で千円に収まるのはとても嬉しいし頑張ってると感じます。今風の新しい旨さと言うより、馴染みの安心感で楽しませてくれるような旨さも実にまた食いたいと思わせるかと!。若い方々にも存分に楽しめる一杯でございます。高円寺も拉麺激戦区だけど、こちらも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に歌って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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