ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5287】中華そば マルキ食堂(東京・下北沢)特製中華そば 生姜 + サッポロラガービール赤星 〜安心安寧丁寧な作り込み!今風だけどどこか懐かしい令和風ノスタルジック拉麺!

ほのぼのした日曜日にはこんな中華そばがいい

 
 実はこの日は誕生日。嬉しいどころか悲鳴すら上げたくなる気分なんだが、やっぱり記念日だからどこか都心の超注目の人気有名店でも訪問して盛り上がろうか・・・と思って中央線に乗って新宿まで出る。しかし、また気怠さが押し寄せてやっぱ戻ろうと言う気分です。せっかくの日曜日に行列並んで時間を潰すのが、どうも最近できなくなってしまったワタクシ・・・。また荻窪のいつもの店でとも考えたんだけど、ほっこりしたい気分なら下北沢にもあるぞ!。小田急使ってすぐだし、帰りは京王井の頭線で便利。てなことで久しぶりに「マルキ食堂」さんへとやって参りました。
 

 
 店のルールや周りの客にも一応気を使って、店主に「ラーメン撮ってもいいですか?」と確認取るようにしているんだけど、「あ、とまそんさんですか?」といきなり返答されて驚きとタジタジ・・・。正体を明かし、応援コメントももらったりして嬉し恥ずかし。これでまた面割れの店がまたひとつ増えてしまいました(汗)。それにしてもそんなに訪問回数重ねてない上に、前回訪問は約一年前で、よくお分かりになったなー。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> 何とワンコイン!苦味の中に旨味!後味軽やか!週末開放気分を盛上げる本格的ラガー!

 
 何気にここに赤星があるのも覚えております。しかも何とこのご時世で赤星中瓶がワンコイン500円の設定とは恐れ入る!。もうこれだけでもまた来くるしかないと気持ちがはやります。
 

 
 やはりこのブランドらしく、苦味の中に旨味あり!後味軽やか!週末開放気分を盛り上げる本格的ラガー!。ズドンとした飲み口もさることながら、後の清涼感も素晴らしいため、いくらでも飲めると言った感覚です。プレモルや一番搾りだと、個人的にはそうはいかん・・・。量を飲むならやっぱり黒ラベルか赤星ですな。金と時間と強靭な肝臓があれば、ずっと飲んでいたい・・・。
 

 
 
 
<全体> 聳え立つ厚海苔!素朴で質実な軽い茶濁スープ!麺顔全体を埋め尽くす焼豚が圧倒!さすが特製!

 
 基本的に中華そば一本勝負のお店。ワンオペだから品数増やせないのもありましょうが、その中華そば一杯に力を精一杯込めたってなオーラが感じられます。オーラと言っても凄い迫力でなく、何だかとても丁寧というか安寧というか質実というか。とにかくほっこりさせる雰囲気がありありです。
 

 

 
 どこか馴染み深さを覚えるほっこりとしたもので、どこか今風のようでもあり、ノスタルジックでもあり。その一方で特製なりのガッツリさも感じられます。肉は素朴さ感じさえる王道の煮豚バラ肉で、これが以前より迫力的かと!。その見た目は柔らかそう。肉が蓋になってるようで麺が見えないほどの圧巻でございます。魚介芳醇な醤油系が旨そうに醤油ブラウンで濁るようなスープがナイス!。
 

 
 
 
<出汁> 魚介系の甘く柔らかい溶け込み!豚鶏の優しく芳醇なエキス!醤油の優しい円やかさ!

 
 
 表層は、動物系の脂と香味油がゆったりと表層を漂いつつ、醤油と魚介の甘味を感じるようです。豚中心の旨味に煮干し主体の乾物が深く溶け込んでる。魚介系醤油と醤油清湯の間といった立ち位置でそれがとても馴染みやすい旨さでしょうか。そしてその甘味は肉厚に感じるので、食べ応えがあります。
 

 
 甘みが気に入ってます。煮干しの芳醇な甘味がいい感じで、真摯で真面目な煮出し感覚!。円やかさは豚と煮干で、深く結びついたような旨さで、まさに芳醇と感じます。カエシも柔らかい感覚。程よく醤油感がキマってたようで、豚や煮干しなどのエキスへ下支え的に結びついた味わいでしょうか。やがて食べ進めると麺から吐き出される甘みが加わって軽く濁りを増やしながらも、旨味が増幅するようです。
 

 
 
 
<麺>優しいクッシリ感覚はやがて出汁を吸って品やか!スープをよく絡ませるストレート中加水卵麺!

 
 座った席の足元に三河屋製麺所の麺箱がありましたー。全体的にたおやかで凛々しいストレート細麺。全体的に黄色みがかったように見えます。また多加水でも低加水でもない感覚で、敢えて言うなら中加水。そでも引き締まり?密度感を少し感じさせる仕上がりで、序盤ではクシクシっとした前歯の千切りを感じます。束になったそれを奥歯で潰すとクッシリとした歯応え。麺の素地の風合いあり。
 

 
 やがて食べ進めると出汁を吸い込み腰つきも一層しなやかに。そして出汁の持ち上げも得意となってゆくようです。海苔を巻いたりして存分に楽しみますが、崩れた豚バラ肉なども引っ掛けて来るのがまたうまい。券売機に生玉子ボタンもあったので、それとの絡まりも楽しそう。次回はそれだ!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 大判肉厚!蕩ける豚バラ三枚肉!脂身が甘し!赤身が出汁と溶けた脂を吸込んで旨し!

 
 何とも大判で肉厚な豚バラ肉が3枚どどんと中央に鎮座。それだけで麺顔が埋もれてしまいそうな存在感でございます。そして見るからに柔らかい仕上がりで、脂身部分は乳白色の半透明でとろとろ状態。赤身は、醤油ベースの下味がしっかり吸い込まれており、端っこ部分は深い褐色となってます。まさに白飯に合いそう。外側の深く染み込んだ部分をじっくり見ようと箸で持ち上げると、それだけで割れて崩れそうなほど柔らかです。
 

 
 嗚呼、脂の甘味と醤油ダレの甘辛さがナイス。スープの円やかな甘味が加わり実にわかりやすい甘い肉味で、赤身はまるでスポンジのように出汁と脂身の甘みを吸い込んでおります。噛み締めると口の中に肉汁と共に旨味が溢れ出る。ジューシーさこの上なしでございます。
 

 
 
 
<穂先メンマ>薄味さっぱり!甘噛みでも解けるかの如し繊維質の柔らか! デカくてボリューミー!

 
 
 フレッシュな味わいも感じます。そして極太ですがとても歯切れがよく、どの方向からも優しく噛みちぎれるようです。穂先メンマの中でも柔らかい部類と思われます。これも出汁に濡れて吸い込むようなニュアンス?。箸休めとしても楽しめますが妙にライスに合うような味わいでした。
 

 
 
 
<生姜> ほっこり感にじんわり風味が溶け込む旨さ!円やかで芳醇な旨味に優しい刺激と清涼感!

 
 
 画像では分かりにくいがかなりの刻み量。レンゲに移しても溢れてしまほどです。それを静かに投入しましょう。レンゲでまず受け止めて、汁をゆっくり差し入れてから混ぜて沈める。そこからすぐに全体には攪拌せず、徐々に変化を楽しみます。
 

 
 何ともフレッシュな刻み生姜!ジリジリ響くかと思いきやとても優しい刺激!そして清涼感!。煮干しをマスキングすることなく、動物系の旨味でマイルドな味わいに仕上がります。まさに、ほっこり感にじんわり風味が溶け込む旨さ!。値頃感ありかと!。
 

 
 
 
<味玉> 出汁の浸透が深くねっとりと濃密に仕上がった卵黄!甘味深く出汁に沈め吸わせて味わうと旨し!

 
 仕上がりが柔らか。薄出汁タイプですが、出汁の浸透を深くするための切れ込みらしきものも伺えます。そのため白身は淡いミルクティーに近い色合い。
 

 
 また今回は卵黄のトロミが印象的です。ねっとりとした濃密感あり、深いオレンジ色で出汁と含まれてマチュアな甘味味わい。
 

 
 
 
総じまして「安心安寧丁寧な作り込み!今風だけどどこか懐かしい令和風ノスタルジック拉麺!」

 
 ・・・と言う感動じの嵐!。若い店主が明るく腰を据えワンオペで頑張ってるお店です。下北沢はミシュラン拉麺店があったり、今風な創作系の拉麺があったりとかなり拉麺激戦区ですが、王道の中華そば一本勝負!。これは思わず応援したくなると言うものです。オヤジ世代や拉麺食べ慣れた人も唸らせる味わい。ほっこりした旨さ!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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