ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5277】石神井とら(東京・石神井公園)特製つけ麺 〜老若男女誰でも好きそう!個性とアレンジが溶け込む丸長オマージュ系つけそば!

なぜか胃袋だけは妙に元気

 
 昔の様に量は食べられ無くなったけど、やっぱり秋が深まるにつれ食欲がもたげてきます。仕事に集中してる時なんかは、少々腹減っても区切りつくまで乗り切れますが、お勉強や休憩時間になると急に辛抱できなくなる。そんな感じで午後休暇とって役所に行く用事のついでに、クルマを駆ってわざわざ石神井公園界隈までやってきました。
 

 

 今回の狙いは「石神井とら」さん。前から少し気になってました。西武新宿線界隈ならサクッと狙えるが、西武池袋線となるとちょっと億劫になってしまう。ところが今年最新のTRY入賞をチェックしてみると、こちらが載ってましたので、これは行かねばならぬとやってきた次第です。どうせならガッツリ食うぜ!
 

 
 
 
<全体> 初対面なのに馴染みある麺顔!多加水麺と半濁りのつけダレ!荻窪丸長オマージュ?

 
 さてさて、既に予習済みなんだが実際に対麺すると、色々と気が付くところがありますね。まずつけダレの魚介醤油っぽい濁りと色合い。そして多加水系のストレート麺の表情。これだけ見るとやっぱり「荻窪丸長オマージュ」と言う感じがいたします。ま、それを見越して来たのだが・・・。
 

 

 

 でもそれとは言い切れない部分もありあり。まずつけダレは胡椒控えめで大人しい感覚。また麺は丸長のそれよりスリムに感じる。そしてチャーシュー増しが、細切りじゃなくスライス肉。丸長をどこまで意識してるのかは不明ですが、独自性とアレンジは十分伺えるといった感じですー。
 

 
 
 
<つけダレ> 豚の柔らかい煮出しに魚介節系の香ばしい甘味!仄かに一味が効いた円やかさ!

 
 まぁ丸長丸長と言わず、素直に味わいますが、やっぱり味わいとしてはノスタルジックなイメージ。ベースの豚の煮だしがあるものの、節系を中心としつつも煮干の甘味が効いた魚介系の円やかさが広がります。仄かに一味がふられており、溶けて淡くチリっと感じさせる辛味のエッジングがいいね。
 

 
 この系統だと甘酸っぱいと表現したいところだけど、酸味はとても控えめな印象で、魚介と醤油が効いたとても円やかな味わいと言えましょう。テーブルセットに胡椒があるので、それを鬼のようにふりかけ、無理やり丸長風にする手もあるのですが、大人気ないのでやめときましたー。
 

 
 
 
<麺> 黄色い地肌に明るい艶!モチモチ食感が楽しいストレート多加水麺!タレと絡みまくり

 
 実は、着丼するまでヒヤヒヤしてました。予習が不十分であったことと、ようやく訪問できた興奮が相まって、中盛300gまで無料対応と言うポップを見逃してしまいました。このためガッツリ食おうと大盛ボタンを押してしまったため、想定以上の大盛400gと相なった次第。カウンター座ってから、先客の配膳が中盛ばかりだったので、そんなボタンあったっけか???と券売機見直して気づいた次第です。麺量変更できますか?と言おうか躊躇してたら、ワタクシのものと思われる麺が既にテボいっぱいに茹で上がって盛り上がってたー・・・。覚悟を決めるしかないですな。
 

 
 さてその麺ですが、黄色い地肌に明るい艶!モチモチ食感が楽しいストレート多加水麺!。丸長イメージなのですが、スリムな印象でつけダレとの絡みがとても良いです。多加水麺のつけ麺なので、出汁が浸透すると言うより濡れると言う感覚。それでもタレの持ち上げが良いのか、よくタレに絡みつき持ち上がります。
 

 
 プツプツと小気味良く前歯で歯切れる。束になったのを奥歯へ運ぶ。潰すとクチクチと呆気なく潰れた後に広がるタレと麺素地との一体化した甘味旨味!。時々薬味のネギやメンマを絡めて持ち上がり、複雑な歯応えに混じる味わいも交錯も嬉しい旨さじゃないか。夢中で食らい続けますー・・・。なんと結果的に、アップアップすることなく大盛完食まで難なく辿り着けたのでありました。
 

 

 

 
 
<チャーシュー> タレに沈む材木カット!麺に寄りかかる大判スライス!旨さ安寧の豚肩ロース!

 
 豚肩ロースの煮豚タイプ。下味があっさりめなタイプですが、そのままでも十分に赤身の肉味と脂身の甘味で楽しめます。クルマで来てないならビール(スーパドライ)と合わせたいイメージ。見た目より全体的にしっとりとした仕上がり。そして曲げると赤身の繊維質が細かく割れる。それを利用してつけダレに浸して味を絡め取って食らうとまた旨し!。
 

 
 特にスリムな麺に絡めやすいのでスライス肉は重宝かと。つけダレに濡れた細麺の味わいにしっとりした肉を巻き込んで食らうのが旨すぎる。旨すぎてこの部分だけ記憶が飛んどる・・・・。
 

 
 
 
<味玉> 淡い魚介醤油出汁の深い浸透!白身はほんのり甘く卵黄はねっとり濃密旨味!

 
 途中から400gの麺を食い切ることに無我の境地にハマってしまったので、味玉の記憶もほぼ飛んでる?。タイムリープして味わう記憶の片鱗を集めると、まず少し冷たかったっけか。そんな少し下げモードで味わい始めたのだが、いやいや全体的に薄出汁の浸透がとても効いて旨いじゃないか。むしろ冷めた方が旨いのかも思うほど。
 

 

 
 白身がそのままでまず旨い。淡白な白身に魚介醤油の出汁浸透しているが、薄出汁のようで白身の淡白な旨味とマッチして旨し!。またその延長で卵黄にも深く浸透するが、全体的にねっとりとしており、完熟したアンポ柿のような濃密さじゃないか。これをつまんで日本酒を飲みたいかも。
 

 
 
 
<スープ割> 温かみが増すだけでベースの豚と魚介が生き生きと復活し踊り出す旨さ!

 
 まぁ当たり前の様だが、ベースの出汁を加えると全体が淡くなる一方で、熱によって豚と魚介と醤油のパワーが復活し、生き生きと楽しめる味わいに変貌を遂げます。この感覚なら汁系のらーめんにも激しく期待を寄せてしまいます。
 

 
 
 
総じまして「老若男女誰でも好きそう!個性とアレンジが溶け込む丸長オマージュ系つけそば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。つけ麺は丸長系譜と似ているところもあるが、店全体ではそれだけでもなさそうです。確かに今はつけ麺人気だけど、テーブル席のらーめんもとても旨そう。そして油そばもあり石神井公園駅界隈のタワーマンションの住人に知られて溢れかえる前にメニュー制覇しときたい気分でございます。まずはTRY入賞めでたし!地道に地域に根付く店になってほしいなー・・・なんて。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 

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