たまにはゆったりと地元でラーメン活動
８月末から少し余裕ができて、暫くはこれまでできなかった新店舗開拓に勤しんでおりましたが、ちょっと疲れてきました。それにまた上期末に向かい忙しくなってきたこともあって、今回は地元で昼飯ラーメン活動。これまでスルーしてしまってた「鯨人」さんへと向かいました。
本当は夜の方がおすすめ。拉麺店では珍しい「おでん」があり、時期に寄っては「もつ煮」もある。酒を飲みながら拉麺で〆るって使い方ができそうです。次回訪問はそのパターンで参りましょうかー。
＜全体＞ 豚そばの雰囲気漂う坦々麺？出汁感が滲み出る質感！直細麺の凛々しさ！
実はデフォルトの「黒」を食うつもりだったのですが、限定で坦々麺があったのでそれに惹かれてしまいました。系譜である「くじら食堂」は坦々麺が得意なお店ですし、冷やし坦々麺もなかなか好評だったのを覚えておりましたからね。そんな期待で迎えたのがこの麺顔です。
おおお・・・思いのほかスッキリしとるじゃないか。坦々・担々系と言えば、成都式・正宗式など思いつきますが、それらともまた違う風貌。四川の様に刺激的でもなく、芝麻の様にクリーミーでもない。和風かと言えばそうとも括れない。実に不思議なさっぱりとした印象です。個人的には、豚そばみたいな風貌を持つ坦々麺と感じる次第で、ベースの出汁をすごく感じる仕上がりだと思うのでありました。
＜出汁＞ さっぱり芳醇豚骨煮出しにじわっと滲む坦々系辣油の刺激！これもアリだね！
とっても少ない情報量なのだけど、メニューPOPには「醤こいめ」とあります。醤油だれが濃ゆいのか。ただ「ラーメン黒」と比較するとそうも感じずで、どちらかと言えば「ラーメン白」に近いような豚骨の煮出しを感じてしまいます。お店が醤こいめと言っているのだから、私の感覚が矛盾しているだけなのですがね・・・へへへ。
ただ出汁に滲む坦々の味わいは、普通のそれとはスッキリとしていながらも、これもアリだと思える質感です。胡麻のコクや山椒の刺激はなくとも、辣油のシャープさがスッキリとしつつ、しっかり坦々麺を表現している様ですで好印象！。
＜麺＞ ストレート細麺！出汁と挽肉が絡み噛み締めて味わう旨さの一体感！素地風味に甘味あり！
やっぱりこの一杯は豚骨系だと感じるのはストレート細麺の存在感です。期待通りの低加水系で素地の風味がしっかり伝わります。長浜系のパツパツってな感覚もいいが、それよりひと回りあってヌツヌツとした前歯の歯切れ感覚がナイス。たまに白胡麻を貼り付かせつつ、ズボボボっと啜り食らうのが痛快です。
葱と挽肉が絡みつくのもいいね。微かにザクザクと言った歯応えが生まれ、葱の仄かな清涼感と甘味。そして挽肉の肉気と醤油と辣油の混じった味わいが足されて旨し！。
＜挽肉＞ ハードで大粒な肉そぼろ感覚！深い醤油と辣油と胡椒が滲んで出汁が滲むうまさ！
この挽肉感も圧倒的に旨いです。粗くて大粒なのがもっとも旨さが分かりやすいところ。噛み締めると吸い込んだ出汁と封じられた肉汁の旨味が滲み出ます。全体的に甘辛い味わい。醤油の塩気にマイルドなタレが浸透しているような感覚です。山椒などスパイスは仄かなイメージですが、全体の味わいとしては濃ゆいです。
＜味変化＞ 生ニンニクをクラッシャーで！一気にパンチが豚骨に染みて広がる爆発的旨さ！
備え付けのニンニクポットもあるんだけど、やっぱり生ニンニククラッシャーでしょ！大きめをひと粒投入してプレスです！。ニンニク感で一気に味わいがワイルドに豹変です。一気にパンチが豚骨に染みて広がる爆発的旨さ！。
＜替え玉＞ タレを垂らして一気に丼の中へドボン！ニンニク染みた出汁に濡れて食欲刺激しまくり！
存分に麺を楽しもう！＋１００円ならリーズナブル。ここにラーメンだれを少々垂らし、箸でリフトさせながら丼の中へドボンと放り込みます。
できれば自家製辛味・おろしニンニクを足してみたかったんだけど・・・隣客の向こう側にあって、ちょっと取ってもらうのを遠慮した感じ。まぁそれでも出汁にはニンニク効いてますし、ブラックペッパーもふりましたのでそれで良し！食欲刺激しまくり！
総じまして「豚そばと坦々麺のハイブリッド感覚！旨さ重厚なのにさらりと食える旨さ！」
・・・と言う感動の嵐！。本格中華坦々もいいけど、こんな和風拉麺的な坦々もありだね。豚骨旨味が芳醇なのでニンニク効かせれば絶大なパンチ力が生まれるかと！。最近定期的に限定麺が出てくる様になりましたし、軌道に乗った感があります。旨さも安定！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
