忘れられたかと思って久しぶりに訪問
ちょっと気合いの入る会議/説得/プレゼンがあったので、この日は朝からそわそわ。殆ど食べ物がよりもコーヒーの方に手が伸びてしまい、胃が変な感じー。色々あったけど最終的に何とかキーマンと合意形成ができたってことで、はぁぁぁぁぁーーーって大きな溜め息が出てしまいます。それはそれで課題も指摘され、また大変なんだけど、道筋の了解が取れたってことでいいじゃないか。年俸制だと、この時期に揉めてる程度なら年間目標達成は厳しいからね。何とか正月は越せそうなところまではって感じです。
中華そばみたかと、らーめん高尾は、個人的に一番気軽でほっこりしてしまうために、こういった重要な時に訪問すると、緊張の糸がキレると思ってね・・・実はしばらく区切りがつくまでは訪問するのを辛抱してたんですよ。今なら行けるでしょ!ってな感じで速攻で訪問。もう忘れられたかとも思ったけど、お久しぶりですねと店主から声をかけてくれたのでひと安心。
<サッポロ赤星> あゝ信頼のラベル!相変わらず昭和オヤジ好み!ズシリとした飲み口が痛快!
こうやって高尾で飲むのも久しぶりです。ってたった2ケ月程度の話なんですが(笑)。まぁ、まずはビールってなやつで性懲りもなく赤星からスタートです。ううむ・・・やっぱ図太いボディーとしっかりとした苦味がいい。オヤジになってくると図太い本格派が好きになってくる。苦いのがいいのよ。苦いだけじゃなく、仄かに甘味も感じさせるところがいいところ。厚みのある味わいで楽しませてくれます。更に言うと、図太い割には後味が軽やか。やっぱり赤星最高!。
<サッポロ黒生> うへへ・・・負担なくグビグビ飲み干せる軽い甘味後口とズシリ感!国民的定番麦酒!
朝から緊張してたから胃袋がいつもより小さくなって復活してないのか?。赤星でやや腹が張ってしまいます。しかし気分はもっと飲みたいのだわ!。なので赤星追加と行きたいところを黒ラベル小瓶とさせてもらいましょう。これは負担なく量をたくさん飲むには適した感覚で、若い時にバイト先で覚えた味わい。ズシリ感がそこそこあるのに、軽やかな飲み口で、赤星よりも軽い甘味が後に残るのがいいね。
< まかないチャーシュー皿> 深いタレ浸透で香ばしい極粗刻み肉片!辣油垂らしてもやし絡めて食らう!
豚肉を一旦油で揚げる。そして出汁で煮て仕上げる。そんな肉の塊を整形するときに出来てしまう端っこの部分を刻んだもの。それが「まかないチャーシュー」。カケラの寄せ集めて皿にて提供です。タレの浸透がとても深くて香ばしさもしっかりしており、フレーク状の様でもあり、スカスカと小気味よく歯切れる食感。まるで極粗刻み肉片の様です。
今回も当然のように辣油を垂らしてみましたが、肉の下にもやしが潜んでおり、それと絡めて食らうのもこれまたまた一興!。人気が高い商品ですので、たまに夜だと売り切れるのです。
<全体> まさに胸がワクワク!もやしとネギ山の迫力!凛々しい色合いを添える青菜!艶かし生卵!
画像ではわかりにくいが、結構ボリューミーです。あれこれと具材追加をしたものだから、溢れんばかり。そして油そばだから「汁なし系」と分類したいところですが、実は「汁がやや多め系」と言えそうな感じです。
あゝ素朴なスライス豚肉に貼り付くナルトが可愛い。そして常連だから少しサービスしてもらってるのか?和やかな雰囲気に葱薬味がザクザクとかなり多めですよ(笑)。また更にもやし追加したために、全体の盛り上がり方がそそります。そしてとどめに生玉子!そそるね!卵黄が崩れて垂れる場面を想像すればワクワクさが止まらんわ!。
<麺> 少し蕎麦に似た風合い!そして少し甘みを感じる素朴な風味!タレがゆっくり浸透して旨し!
何度もお伝えする通り、全体的に褐色で出自の中華そばみたかに微妙にアレンジが加わってる様子。個人的には、甘みがあると感じており、微妙に粉のブレンドの変化させてるご様子です。開店以来、今でも試行錯誤しておられるのか?。実に油そばには合うのだった!。素朴な風味と甘味がバランス良く素直に旨い!。
最初は生卵に絡めて味わう。そして薬味のネギやもやしのザクザク歯応えと絡めて楽しむ。メンマも絡んでいい感じ。そしてやっぱり板海苔だ!5枚あるのを一枚づつ巻き巻きして具材と麺を丸ごと包んで食らうのがオレ流でございます。
<玉子>割って楽しい垂れる卵黄!具材と麺に絡めて食って楽しさ極まる!
半熟卵のリクエストが多いのですが、やはり油そばには生卵ですよ!。茹で卵や半熟卵よりは、艶かしさが出るため画になるのは確かですし、味追加で辣油を垂らすのがクセになってしまったため、円やかさが辣油の尖りを旨く仕上げてくれるようで好き!。特に今回は刻みにんにくを追加したので卵のフレッシュな風合いに刺激が加わって旨いのです。
そして何よりも、生卵が割れて麺に絡まる姿が妖艶で旨そう・・・いや旨いです。月見そば風な演出感に近いのか??。ともあれ汁なし系で生卵は合う!。それだけでなく、生卵が絡んだもやし等具材がまたうまい。
<豚> 可愛い昭和レトロなサイズ!余計さが抜けた煮豚感覚!タレと出汁に絡んだシンプルな肉味!
見た目は少々スカッとしたようですが、しっとりとした赤身と塊る脂身が良いのです。そのスープと熱に浸って緩やか甘味と化すのがナイス。そしてこの醤油ダレにダイレクトに絡めて食らうのも最高で、やがてゆっくり優しいスープに濡れて染まる。そして赤身の肉味と脂身の甘味がナイス!。出汁の旨味を奥歯で噛み締めるのでありましたー。あゝ、何度食っても飽きず!。
<もやし> 微妙にクタりつつザクザク歯応え感もキープ!噛み締めてほとばしる淡い甘味がタレに合う!
やっぱり油そばにはもやしが合う!。茹でもやしではありますまい。みたか系譜だから「炒めもやし」です。一見そうは見えないのですが、油使わず鍋で空炒めしたような仕上がり?。その歯応えが微妙にクタりつつもザクザクとした歯応えが実にナイスなのです。噛み締めた後にほとばしり、淡白でフレッシュな甘味が弾け、タレの塩気を円やかにします。何より見栄えが盛り上がるので充実度も高い。
<メンマ> 甘味ある清涼感炸裂の大量葱刻み!ナイスアシスト!
タレに浸って味を吸い込み柔らかいコリコリ噛!。薄味なので少し辣油を垂らしてみましたが、フレッシュ葱薬味に刺激が混じります。これもビールを進ませる旨さ!。やっぱり油そばにメンマが合うのだ!
<青菜> 素朴で和やかな風貌に凛々しい色合いと清涼感を放つ!
ちょうどお浸しにちかいほうれん草で、フレッシュさが残る茹で加減が絶妙!。特に醤油味と合うので汁なし系にとても合います。色合いも良くて面顔全体も凛々しく映えるかと。
<タレ> 豚エキスに円やかな醤油が溶ける!ちょっぴり汁多めなタレ感覚!仄かに甘味が混じり合う旨さ!
醤油ベース出汁のライトさ!そして柔らかく円やかな輪郭。味変化で少しニュアンスが変化してしまいましたが、醤油エキスが下味甘味とじっとり広がる旨さがナイスです。やがてじわじわと麺の風合いが溶け出し、そして野菜類のフレッシュさが滲むかの様です。へへへ・・・卵黄が蕩けて混じるで旨さ間違いなし!。
<味変化> 定番の〆方で安定の旨さ!終盤で武蔵野油そば風に辣油とお酢で味変化!
東京の汁なし系で味変化だと、辣油とお酢の組み合わせが定番!。正直言ってそれも旨いが、辣油とお酢の個性が強すぎて、どれも似た味に寄っちゃう気がします。でもそれでいいのだ!広い意味で武蔵野エリアにも近い荻窪だから。特に今回のように生玉子も全体に溶けてるから、なおさら辣油とお酢は試してみる価値ありかと思います!。
<スープ割> 卵黄の円やかさと醤油出汁の和やかさが熱でふんわりと蘇る旨さ!
ベースに野菜と昆布の旨味がしっかり溶けているので、シンプルに楽しめます。個人的には割合「1:1」がオススメ。特に卵黄が溶けたコクが熱気で復活するのが旨いのです。これも激しくオススメ!。
総じまして「具材スタイル我儘放題!自由自在!もはや荻窪定番ノスタルジー油そば!」
・・・と言う感動の嵐!。クラシカルで素朴な雰囲気と、具材次第でボリューム感じるガッツリ系ニュアンスが渾然一体となる油そばです。メニューにないけど、どの拉麺も油そばに変更可能。そして何と言っても麦酒と合わせるには格別でございます。奥には丸テーブル席もあり若い世代や家族連れも気軽に楽しめそう。やはり夜の方が楽しさ弾けるかなって思ってます。荻窪来たならやっぱり激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!