人気度&興奮落ち着き知らず
最近、ブランク期間の穴を埋めるように、活動エリアの気になってた未訪問新店舗を積極的に回ってます。まだ終わりが見えなくて・・・汗。さて今回はこちら「船越」さん。高田馬場の名店「渡なべ」修行経験ありとか。また開店当初から人気が高く、長い行列必須とのこと。そろそろ並びも落ち着いたかなと・・・期待をしつつ不安も抱え開店30分前に到着したものの、一巡目ゲットどころか1時間近く並ぶハメになってしまいましたー。休日だったから尚のこそかー。
訪問時は醤油系未提供とのことで、自ずと塩系を選択。また先人諸兄のレビューから、ワンタンは絶対に外せないと感じ、今回はワンタンメン(塩)とさせてもらいましょう。
<サッポロ黒生> いくらでも飲み干せる軽い甘味後口とズシリ感!国民的定番麦酒!
食券を手渡し、セルフで冷蔵庫から取り出す。久しぶりに栓抜きを使いました。あゝ冷え具合がとても良い!。たとえ真冬でもビールはキンキンに冷えていないと気が済まない。大衆居酒屋ちっくな小ぶりのコップも実にお似合い。一口ちょいで飲みきる楽しさが一番叶えてくれるサイズです。泡立ちも我ながらナイスな注ぎで、ビールの苦味を甘さへと誘導するかのよう。喉がそう乾いているわけでもないのに、ほぼ5分で飲み切りましたよ。ああ、最高の休日じゃ!。
セットでつまみとしてメンマがしっかりめな量で投入されます。メンマ増しにするよりビールのおつまみとして貰う方がお得でしょうか。なかなかフニャコリっとした長細系で古風な仕上がり。自家製らしく素材に仄かな酸味すら感じ、かなり質感の高い仕上がりです。醤油系の味わいも豊かでやや甘味もある感覚でしょうか。薬味葱と絡ませながら、辣油を垂らして味わうとビールに更に相性良しでございます。
<全体> まるで濃厚湯麺のような素朴感とエキスの煮出し感!そしてボリューム!肉雲呑の圧倒的存在感!
うわー!これは配膳時の迫力がたまりませんな!まずボリューミー!。昨今の物価高でデフォルトの設定が少々お高めに感じますが、ワンタンメンでこの迫力とお値段を比較すると納得感がありましょう。何と言ってもワンタンの大きさと肉感の逞しさが素晴らしい!。
その上、出汁の濃ゆさが印象的。素朴さありつつどこか重厚。濃厚の一歩手前ってな感覚で、実にエキス感が湯気に伝ってくるようです。軽く濁っているので麺は透けては見えない。でも下支え的で確かなる存在感はまるでオーラの如しです。
<出汁> 豚のエキスに煮干の甘味のミックス系??塩気が全体押し上げつつありそでなさそな旨みの分厚さ!
うおー!これはひとクチめから旨みが重厚ではないか!。見た目は素朴なので優しい味わいかと言えばそれだけでなく、味わいはしっかりとした表現。個人的には豚系の煮出しの旨さが響いたのですが、この重厚さには他もありなむか?。それが塩気にブラッシュアップされた旨味となっておりまして、白飯と合いそうなレベルです。
ところが素朴なようで複雑な味わいで、塩気だけでなく甘味もありましょう。魚介系の溶け込みか?と妄想しておりますが、薬味葱とも良く合い、食べ進めるうちに麺の風合いが溶けて小麦の甘味も加わり、後半は味が円やかになるようです。
そこでお店おすすめの味変化アイテム!。そのままでも十分だったので、かなり控えめにニンニクと辣油を足してみました。すると想像通り、動物系の旨味にパンチとシャープさが生まれ、微量でも旨さに力が漲る様子。ちょっと出汁が濃ゆいかな?と思う方なら酢の投入をオススメいたします。
<麺> しっかり手もみの中太麺!出汁を受け止める素地の甘味と風味の強さ!デフォで量的満足度高し!
麺がかなり逞しい!どこの製麺所かは確認漏れ:汗。密度感が割とあるように思え、細かくボコつくフォルムなれど、ちゅるちゅると外カタな感覚で見た目と裏腹にライトに啜り食えるようです。前歯でプツリと淡く千切れ、奥歯へ運んですり潰すと、濡れた出汁と素地の風合いと甘味が重なる旨さ!。ボコつくフォルムなので、出汁の持ち上げより、具材や薬味の絡め上げが得意そうです。
それにしても食べ応えあるなー。調子ぶっこいて大盛にしなくてよかったかも?。180gは軽くある様子で、少食気味な女性だったら同伴者に助けが必要かもしれません。とは言え、両隣の男性客は、大盛とライスを何なく食しておられ、若い胃袋が実に羨ましいかと!。
<ワンタン> 粗挽き&生姜風味の肉餡大粒!幅広デカデカ包皮!具材というよりオカズな満足度合!
確かに、ワンタンメンの注文率が高いです。ここ来たらこれ食わずに帰れん気がするー。質感も高いし大きいからオカズになる気分です。肉餡の大きさが印象的。粗挽き挽肉たっぷりで薄味なれど皮を通した出汁を吸い込み、口に入れるとジューシーな展開。そして咀嚼を始めると下味の生姜がいい感じで鼻腔をくすぐります。
また肉餡がデカければ皮もデカい。千切れて皮が分離したところで、それだけで立派な皮ワンタンとして丼の中を浮遊します。またボコつく手もみ中太麺に絡むとこれまた楽しい味の展開かと!。ここまた来るつもりですが、毎度毎度ワンタン食うと思う次第!。
<チャーシュー> 豚ばら&豚肩ロースの2種?脂身は蕩けて甘く!赤身は肉味と吸った出汁味が染みて旨さ重厚!
ワンタンが圧倒的で肉を忘れそうになるが、肉は記憶が確かならバラと肩ロースの2種だったか?。間違ってたらごめんなさい。オーブンとボイルの両方を感じる柔らかい肉質で、赤身は重厚な出汁をすい、赤身の肉本来の味わいとマッチして実に旨いのです。脂身部分はトロトロになっており、これまた脂甘味と出汁との相性もまた抜群の旨さ!。
うう・・・チャーシューメンも捨て難いかと!。次回のメニュー選定に迷うわー。だったら全部気に入った具材乗せとけって感じかな?。
<青菜他> 重厚な旨さの広がりに一服の清涼剤か?青菜と薬味葱がいい仕事ぶり!
青菜もまたいい!出汁の旨味が濃ゆいので、青菜とか薬味葱の清涼感がいつもより生き生きと感じるじゃありませんか。隣客は既に勝手知ったように青菜増しを注文していたが、なるほどそういうことだったのかー・・・。
<味付玉子> 出汁迫力に負けず濃密濃厚な旨み!味わい深い白身とねっとり重厚に絡みつく卵黄!
出汁の重厚さと迫力ある手もみ麺。個性たっぷりの中でも、この味玉もまた迫力に負けません。見た目は出汁が染みてキュッと硬めな印象ですが、実は柔らかめ。白身は出汁が深く染み切って断面全てがカフェオレカラー。そして卵黄は実に深みを帯びて光りねっとりと垂れる仕上がり。
味わうと白身はそれだけで酒のつまみになりそうな味の深さ。卵黄はさらに芳醇さと濃密さを感じる実に濃ゆい旨さ!。半身だけで白飯が軽く食えるかと思います。最近食した味玉の中でもかなり芳醇度と濃厚さが高いランクかと!。
総じまして「どこか妙にノスタルジックな塩系なれど味わい実にディープインパクト!充実度高し注目度高し!一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。一見素朴に見えて迫力あるため、食い終わった後にしっかりと充実感が残る一杯です。こりゃ遠くからでも食いに来るわな・・・行列は収まりそうにありません。このまま名店に駆け上がるか引き続き注目です。なので安心して激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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