何となく物珍しさを感じて途中下車・・・・味噌ワンタンメン!
麺屋 悠 (東京・大久保) 味噌ワンタンメン + 半ライス 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 何と言う吊るしチャーシューの艶めきと質実さ!大粒ワンタンのパノラマ的迫力!味噌感も素朴で好印象!
- <スープ> 優しい出汁に溶ける甘味のある味噌!数々の薬味が複雑に絡み合い素朴にしてカオスな旨さ!
- <麺> 序盤は仄かな風味!汁吸込みが早めで味噌出汁の一体感が素晴らし!薬味も絡めまくる深い旨さ!
- <チャーシュー> 深い赤みの飴色に染まる外側!炙りの入るバラ肉は香ばしく!噛み締めて肉味楽しい肩ロース旨し!
- <ワンタン> 肉汁と香味豊かな大粒肉餡!出汁も染み入る厚手の皮!食応えとボリューム感の満足感!
- <メンマ> 素朴な旨味!優しく品やかな食感!麺に絡めても調和する旨さ!
- <半ライス> ランチ時サービス!薬味豊かな出汁をかけて贅沢なおじや感覚で最後は〆る!
- 総じまして「素朴さ滲む味噌旨味に迫力の肉!ワンタン!冬に楽しいゴージャス味噌ワンタン!」
私はよく「ラーメンマップ」というiPhoneアプリを利用しているのですが、これがラーメンデータベースとTwitterに連携しているもので重宝。外出から新宿経由で自宅で在宅ワークに切りかえる途中で、昼飯場所探しで使いました。ちょうど中央・総武線各駅停車(黄色車両)にのってたもので、ランチタイムあたりでGPS検索すると、見つかったのが「麺屋 悠」さん。「味噌ワンタンメン」がレギュラーであるのにビビッと反応してしまい、今回の昼飯ターゲットとさせてもらいました。サクッと大久保で途中下車!。
ううう・・・大久保駅南口。ランチタイムとは言え人少なし。店の前まで辿りつくまで、3人程度しか人影を見ない。そんな静かな街だったっけ?と心配しつつ入店すると、先客3名居てホッといたします。並ばず食えるのは便利なんだけど、ラーメン屋さんには頑張っていただかないとこっちも食えないわけで・・・。
券売機には「味噌」の他に「辛味噌」もあるのね。そして「味噌つけ」ボタンは上位にある。丁度財布に小銭がたまってて、使い切って軽くしたいのもあり、丁度小銭を処理できる金額の「味噌ワンタンメン」に決定。結局初志貫徹。
<全体> 何と言う吊るしチャーシューの艶めきと質実さ!大粒ワンタンのパノラマ的迫力!味噌感も素朴で好印象!
おおお!ちょっと変わったのを食らうつもりが、目の前に現れたのは迫力!味噌よりもワンタンよりも、実はチャーシューに目が釘付け!・・・味噌ワンタンメンなのに(汗)。こんなに吊るしの迫力ある肉だったっけ?。前回訪問から4年も経過してるので、全く意識が飛んでる。そしてワンタン!結構肉粒大きく見るからに食べ応えありあり!ここはこんなにワンタンに力を入れていたのか・・・そんなことすら認識すらしていなかった。通勤で何度も大久保駅を通過しているのい、実に大きな機会損失をしていたと自責の念に駆られます。
一方、味噌出汁の感覚は、具材の迫力から一転して素朴な面持ち。濃厚味噌と言うより穏やかな風合いが伝わり、これなら一気にゴクゴクと飲み干せそうなイメージ。ほんの思いつきで訪問した割に、これは当たり!ってな感覚がありありでした。
<スープ> 優しい出汁に溶ける甘味のある味噌!数々の薬味が複雑に絡み合い素朴にしてカオスな旨さ!
味噌スープが実に面白い!まず薬味が凄く複雑!カオスってな感じです。見ただけでも、焦がし葱・高菜・黒ゴマ・柚子皮とあり、混じり合う味の想像できない。そしてレンゲで掬ったり混ぜ合わせたりすると、挽肉やニンニクスライスが浮かび上がります。また微かに極細の鷹の爪が微妙に漂ったりもしている。
ベースのスープは、鶏豚ミックスな印象。乾物も穏やかで野菜も出汁にあるような、とっても柔らかい味わいで、塩気というより甘味を感じさせるものです。そこに溶ける味噌もややマイルドで濃厚と言うよりはわりとサッパリした印象。大豆の他に麦か米もブレンドしたような味噌感で、麹感は抑えめだという印象です。
このサッパリ系の味噌に、カオスな薬味が溶けだすと、複雑だが芳醇感が一気に増す!。挽肉は肉のエキスを溶かし、そこに焦がし葱のオイリーな甘みが絡むのがとても美味い!。細かく刻んだ高菜(?)とニンニクは、その独特な風合いで全体をキリリと引き締めるようなイメージ。そして黒ゴマが仄かに風味を効かせます。優しく甘味ある味噌に、数々の薬味でカオスな旨さ!。これはちょっと味噌系としては、他に例えにくい旨さかと!。この時点で、最後に丼の底に残るであろう薬味たちが楽しみになってきた。
<麺> 序盤は仄かな風味!汁吸込みが早めで味噌出汁の一体感が素晴らし!薬味も絡めまくる深い旨さ!
加水は中程度。オーディナリーなフォルムのストレート細麺。序盤は仄かに素地の風合いを感じさせますが、出汁の浸透が早いようで、また麺も寄り添いやすく品やかなので、スープの持ち上げもいい!。前半早々から、出汁との一体感で楽しませてくれます。
プツプツと小気味よく切れ込み、奥歯でやすやすとクチリと潰れて広がる甘味。出汁が浸透すると、味噌の甘味が一体化し、一層旨味が進化するようです。そこに数々の薬味が隙間に絡まったり、地肌に貼り付いたりする。もろとも咀嚼で潰して味わうと、麺にも旨さのカオスが連鎖するちょうで、食っててオモロイ。
薬味を引っかける割にはズボボボボーーーと啜りは軽いのでこれも負担なく好印象。大盛にしなかったのは、ランチタイムだと半ライスが付くと説明があったから。そしてひょっとして、支那そばと同じ麺なのだろうか・・・随分とスープが変わるだけで印象が違うのね。
<チャーシュー> 深い赤みの飴色に染まる外側!炙りの入るバラ肉は香ばしく!噛み締めて肉味楽しい肩ロース旨し!
こんなに立派な肉なら覚えているはずと思って、過去の自レビューを後から比較しましたが、やはり進化したってことね。次回はチャーシューメンで食おうと確信しております。吊るしの叉焼。薄く食紅が周囲に染まっており、そこに燻しの風合い。外側は飴色にも感じる光沢が旨そう!。
ばら肉の方は更に炙りが入りまして、肉の焦げる香ばしさと、脂の溶けた甘味が入り混じり旨し!。赤身にはまるで熟成したような肉汁の旨味が滲み、脂身も引き締まり噛み締めると甘味がほとばしるようです。うう・・・これにはビールが似合うはず!。一方の肉は肩ロースのようす。肉本来の味わいを感じさせる赤身の繊維がとてもきめ細やか。噛み締めるとハードなスポンジのような弾力。スープに沈めたりせず、本来味をそのまま楽しみましょう。噛み締めてこそ旨しの肉だと思います。
<ワンタン> 肉汁と香味豊かな大粒肉餡!出汁も染み入る厚手の皮!食応えとボリューム感の満足感!
やはりベースはワンタンメン。実にしっかりとアピールします。肉餡が大粒で、豚挽肉と塩コショウと言った王道スタイル。仄かに生姜が香るのか肉汁の中に、かすかな清涼感があって、食欲爆裂な旨さです。味噌スープとの相性もよく、軽く混じったりすると味噌と生姜の風合いが相性よし。挽肉も粗めで引き締まっている割には、フカフカとして快感な旨さです。
皮は分厚め。なので皮自体も風合いを存分に楽しめます。滑らかさを噛み締めて旨し!。それだけでなく、味噌の風合いもじわじわと皮にも浸透するようで、味噌の風合いも楽しめる皮がまた旨し!。一粒一粒が充実感あるだけでなく、6つも入っているので大満足!ワンタン1つで半ライスを軽く食えそうです。
<メンマ> 素朴な旨味!優しく品やかな食感!麺に絡めても調和する旨さ!
メンマもケチケチしてなくて良かった!素朴な風貌と質感でややスリムで長め。微妙にクニャリとする腰つきで、繊維質全体に柔らかさを感じるようで、サクサクと小気味よく千切れえて、歯にひっかからない様子。味付けは薄目の醤油系で素朴で馴染みのある旨さ!。麺に絡めてもしっくりくるし、また味噌出汁を吸い込んでも調和するイメージです。嗚呼、これでもまた酒にも合うだろうと・・・最近、旨いつまみにもなりそうな具材を見るたびに、いつもアル中のような発想をしてしまうオレです。
<半ライス> ランチ時サービス!薬味豊かな出汁をかけて贅沢なおじや感覚で最後は〆る!
一応、固形物を平らげてレンゲをかき回すと、やはり薬味が多く浮かび上がってきます。だったら白飯へかけてしまえと、半ライスをおじや風に楽しみました。味噌出汁に染まった、焦がし葱・高菜・黒ゴマ・挽肉・ニンニクスライス・・・そして短い麺をライスに投入。意外と豪勢な味噌おじや風になってきた!。後は茶漬けを啜るように、箸を使ったり、後半はレンゲを使ったりして一気に平らげてフィニッシュ!。
総じまして「素朴さ滲む味噌旨味に迫力の肉!ワンタン!冬に楽しいゴージャス味噌ワンタン!」
・・・と言う感動の嵐!。さすが過去TRY新人賞入賞店と改めて実力度を再認識。中央線利用の拉麺ファンなら行かない手はないですな・・・ちょっと今後訪問機会を増やしたいと感じ入りました。新宿から1駅移動するだけで落ち着いて食える。しかもいいものを。拉麺スポットとしても大久保は激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
関連ランキング:ラーメン | 大久保駅、新大久保駅、西武新宿駅