踊る麺場捌き!厨房がまるで劇場!?
数年ぶりに新宿南口の人気店「風雲児」さんへ。行列覚悟でやってまいりましたが、コロナ時期で割と少ないのと、インバウンド客が居ないので、ランチタイムでも30分もしない内に座席に着くことができました。行くなら今しかないかもね。さて10年前から男前で有名な御店主は、やっぱり動きが活発!。厨房の指揮命令は完璧な上に、スタフへの言葉遣いが丁寧・・・管理職として見習うべきです:汗。そして自分から動いてる!。いらっしゃいませの呼び込み・ありがとうございましたの送り出しは、率先している上に、店内の座席誘導や、食券の受け取りまで、スタフよりもテキパキと実践ですよ。しかも、定位置の麺場での動き・捌きはまるで踊っているかのようで、流麗で無駄がない。まさに厨房全体が、御店主の劇場化しております。いやー・・・眺めているだけでも楽しいね。
<全体> 優しくも明るいベージュの濃厚スープ!具材薬味はどれもガッツリ多め!しかも大盛!お得感!
2〜3年前に食ってる筈だが全然覚えていない:汗。なので配膳の瞬間は、結構新鮮な受け止めで、濃厚そうなのに優しくも明るいベージュ色がとても旨そうに感じます。しかも魚介の甘く芳ばしく立ち昇る香りだけですでに旨い。そして千円少々な割と抑えた設定の特製なのだが、具材と薬味の盛り付けが実に頼もしいボリュームです。こんなにコスパ良い記憶はなかったのですが、これなら人気持続するのは分かるね。しかも麺大盛無料と言うのだから頭が下がるとはこのこと。
<スープ> 濃厚鶏白湯を思わせる分厚いコク!溶け込む魚介の香ばしさ!自然な甘味はまるでベジポタ!
おおお!こんなに旨かったっけか?それとも単に腹が減りすぎていたからか?。正直ちょっとびっくり。こちらは濃厚鶏白湯のイメージだったんだが、そんな枠を超えた複雑で円やかな旨さが濃ゆい。まず鶏エキスだが確かに濃密なれど、モミジ系コラーゲンのペトペト感は割と抑えめな印象。なので意外と重くなくてグビグビと飲み干せる感覚です。しかもカエシがしっかりと入っているため、魚介系の甘味一辺倒にもなる様子がありません。その魚介ですが、記憶ではつけ麺では粉っぽさがあったようですが、汁系ではしっとりと全体に溶けて撹拌してるよう。なのでその甘味が実にナチュラルに感じ取れるレベルです。これぞ実にいい塩梅。その甘味のナチュラルさから、ひょっとしてベジポタも統合してる??などと思わず邪推してしまうほど。終盤は味変化で七味唐辛子を入れてみましたが、それも結構合ました。ペッパーよりはいい感じかと!。
<麺> モチモチクッシリ中細麺!濃厚出汁を絡めまくっても受け止める素地の風合いと分厚い旨味!
麺も覚えてなかったんだが・・・こんなに旨かったっけか?。モチモチしてる麺だと記憶してたんですが、過去の自分のレビューをチェックすると、引き締まりあるモチモチ感と表現しておりました。ところが今回は、クッシリと言う擬態語を追加したいと思うほど、歯応えが気持ちよく、素地の旨味をしっかり伝えるところが秀逸でした。また濃厚なスープを徹底的に絡めて持ち上げるようで、それでいて出汁の旨味を受け止めて負けない風味が素晴らしい!。繰り返すが大盛サービス。店主だけでなく、サービス内容も男前であります。隣客のつけ麺大盛は、見た目だと300g程度。汁系だと大盛は250〜280弱??。スープの完飲と合わせてば結構腹パンになりますのでご参考まで。
<チャーシュー> ぶつ切りとスライスの2種豚バラ肉!煮豚の脂甘味と濃厚白湯の旨味が赤身に染みる
食うのに撮ったりするのに気を取られて・・・多分豚バラ肉。脂身が多めなのが好印象で、濃厚なスープに濡れてさらにコク深しです。蕩ける脂の旨味が口の中で広がり、赤身を噛み締めると本来の肉味と共に染み込んだ濃厚出汁もほとばしるから、旨さの洪水状態!。スライスとぶつ切りと2種類あるようで、ボリューム感もかなりサービス的です。スライスはクッシリ麺を巻きつけながら食らいましたが、へへへ・・・妙にパスタ食ってる感覚?。別に御店主がイタリアン出身なのを捩ったわけではありませんが。
<メンマ> メンマの追加に意味はあるのか?これは嬉しい大量盛り付け!板状コリコリ歯応えが痛快!
特製で肉が増えたり味玉が追加されたりするのはよくあるが、メンマもここまで増すのは中々ないね。メンマ追加の券売機ボタンに意味はあるのかと思うほど。デフォと得製は200円差でメンマ追加は150円だからね・・・。今回はこのメンマでも大満足でございます。板状のコリコリした歯応えが痛快で、下味が割としっかり感じ取れるもの。ビールを進ませる味わいです。得製でガッツリメンマを食らおう!。ついでに付け加えると、青ネギの盛りもかなりのもの。薬味までサービスが男前です。
<味玉にハズレなし!> 下味がしっかり浸透しハードジュレ状の濃密卵黄!白身も仄かに味わい深し!
スープも麺も個性が分厚いけど、味玉は埋もれず個性を発揮。色合い以上に出汁がしっかりと浸透しており、優しく味が染みてる感覚。卵黄は特にそうで、ややハードなジュレっぽい状態で、味わいは実にマチュアと思わせる甘味が濃厚!。舌に絡みつくようにねっとりと貼り付き楽しませてくれます。白身も出汁を感じて仄かに味わい深しと感じるほど。つくづく・・・200円アップで肉とメンマがアップしてこの味玉が付くとなれば、得製の値頃感ハンパなし!激しくオススメ!。
総じまして「10年以上経っても旨さと人気新宿トップランナー!もはや新宿名物?並んでも食うべし!」
・・・と言う感動の嵐!。正直ここまで旨かったと記憶してなかったのが恥ずかしい。どれだけ人気高まっても支店展開聞いたことないし、ずっと店主が厨房に立ち続けるところが実にストイック。風貌だけでなく中身も男前と感じいる次第。また機会見つけて次回はつけ麺狙います。新宿で一杯啜るなら、少々並んでも食らう価値ありかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!