ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4552】 近江熟成醤油 十二分屋 早稲田店 (東京・西早稲田) 近江ブラック + 焼きめし[ランチセット] 〜華やかで清涼感漂う優しい滋賀近江ブラック!

滋賀近江の醤油にこだわった・・・近江ブラック!in 早稲田
 暑くなったり肌寒くなったり、たまの外出機会に何を着ていくか悩むような時節。霧雨混じりな5月中旬に、性懲りもなく黒いラーメンを求めて早稲田界隈をうろつく昼下がりです。都営東西線が中央線と連結してるので、実は個人的に便利なんですよねー。今回は先日、不安定な営業開始時刻にすっぽかされたリベンジと言うことで、こちら「十二分屋」さんに突撃してみました。確かこのブランドも「ブラック」と名乗る一杯があったはず!。確か「KOHAKUブラック」だったっけ?と思って来てみれば、滋賀近江の店だけに「近江ブラック」と言う名称でしたー、そのまんま。
 
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 こちらは俄然「ランチセット」がお得。11:00-17:00までと通し営業で有難いサービスぶりで、しかもどのラーメン!どのサイドメニュー!組み合わせても千円という心意気ですよ。なので当然客層は学生さんがメイン。酒が飲めれば唐揚げと合わせたいところですが、飲めないことと雨模様の憂さ晴らしを兼ねてガッツリ食おう!今回は焼きめしとセットにさせてもらいました。
 

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<全体> ブラックと言うには琥珀に近い仄かさ!肉花弁の優雅な展開!華やか上品ブラック拉麺!

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 こちらは滋賀県の醤油をウリにしてるブランド。関西で醤油と言えばヒガシマル!それしかイメージないんだが、探せばローカルな蔵がたくさんあるのね。滋賀は水がいいからいいよねー。などと妄想しながら待ち受けたのがこの麺顔!。
 

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 おおお!ブラックってインパクトが殆どないんですけど~。いや普通に楽しめる華やかな雰囲気が素敵!最近黒さのインパクト求め過ぎて麻痺してる感覚には、実にあり難く染み入る優しさじゃないですか。黒さに明るさと透明感を感じる色合いで濃ゆい琥珀といった感じの色合い。実に上品です。そして十二分屋と言えば、デカいスライスチャーシュー!。めちゃ大判で丼の中には収まらない大きさで2枚も入って丼の縁に立てかかった状態。まるで肉が花弁のように思えてこれも素敵!。またネギ好きには堪らんネギ盛山が更に興奮させます。デフォルトとしては凄く盛りだくさんに思える上に、ブラック醤油のコンセプトが映える一杯とは実に面白そうじゃないか!。
 

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<スープ> 軽やかで爽快な味の滑り出し!円やかなカエシに一味が仄かにピリリと展開!塩気演出!

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 一応、どんなブラック醤油のニュアンスやインパクトでも驚かないつもりだったのですが、これまでにない味風景が強烈に印象的でした!大体次の2点でしょうか。
 
 
柚子風味と醤油のエッジが結びつき清涼感ある酸味甘味を演出!

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 見た感じの色合いから、たまり醤油と言うより、まるで生揚げ風な風合いかなと感じつつ味わうが・・・なんと醤油風合いに混じる清涼感に驚きを隠せない。柚子?柑橘系の風合いが強いが嫌味がない。ただ柚子の薬味と言うより、柑橘系が醤油の醸造感と一体化しており、酸味がめちゃ明るい醤油味となってます。また柑橘系とは別に甘味も感じる部分があり、塩気をイメージするブラック系とは方向性が真逆。されど痛快!。これは面白い・・・。とても気になって紹介されてた「ダイコウ醤油」のHPを覗いてみたが、生醤油じゃないのね。火入れ調整した濃口醤油とのことで、またまた思いっきり駄舌ぶりを露呈してしまいました(汗)。
 
 
色と香の調和!すっきりカエシ感!薬味カイエンと一体化し塩気に似た演出!

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 甘酸っぱい醤油感と言うことで怪訝な印象を持たれた方へ。いえいえ面白い塩気の演出です。一味が少し溶けたような雰囲気があります。ネギにかかったカイエンペッパーが溶けだしたのかもしれませんが、これが醤油とよく結びつく展開。序盤は華やかな柑橘風合いだったところに、舌が慣れ始めてからは、一味系の淡いスパイス感が醤油の隠れていた塩気を引き出すように結びつく味わいです。これが軽くチリリとする余韻もあって、しっかりと醤油拉麺を感じさせる味わい。テーブルセットの一味を足してもナイス!。塩気の筋も通すところが、ブラック系のプレゼンスかと思わせます。
 

 

 
 
 
<麺> 品やかで出汁との一体感が素晴らしい平打ち麺!多加水系の滑かさが実に快感!

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 ブラック系には平打ち系か太麺が多いが、ここもその例に漏れず。ただ優しさと滑らかさでは、最近食ってきた中ではトップクラス!。大盛がオススメです。
 
 
滑らかさ極まり汁爆吸いの多加水平打ちストレート麺!実に品やか!

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 初見から出汁吸ってる感がありあり。出汁の色合いで染まっているだけじゃなくて、中まで充満してるような艶々した地肌です。箸で引き上げるとスーッと流れるように麺全体が揃いだして、太麺なのに汁の持ち上げも良さげな感覚。実に品やかに映ります。汁の爆吸いが始まってるって感覚ですね。腰付きが品やかなだけに、口当たりから喉奥に落ちるまでのシルエット感が滑らか。チュルン!と啜り切れる太麺ってな感覚です。 
 
 
クチリと潰すといきなり溢れる出汁と絡んだ甘味!具材との絡みも旨し!

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 上品なブラックスープを吸い込んだ麺は、噛み締めると仄かに甘味を吐き出すようでもあります。ハードなきしめんのような食感・・・と言うのは例えが飛躍し過ぎたか?。まぁ伝えたいことは出汁と麺の一体化した旨さのことで、麺の素地の風合いはマスキングされてはいるが、出汁の香もまとった旨さとお伝えしたい。また品やかな腰つきは、いろいろな具材と絡まり易く、海苔や肉はもちろんのこと、メンマや水菜・葱とも絡みまくり。お食事としても楽しめるようなイメージの旨さです。
 

 

 
 
<チャーシュー> 十二分屋名物!丼から溢れる大判豚肩ロースのスライス肉!食べ応えも十二分!

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 たった2枚でも相当な存在感ですな。じっくり系の低温調理の豚肩ロース。周囲は旨味を逃さない壁のロースト感が響くが、中の赤身は全体的にムラなくしっとり。脂身はあと少しの熱で蕩けそうな塩梅です。薄味仕立てが上品で、これ一枚でビール中瓶なら半分近くは空けられそう。実は近江醤油以外にもチャーシューがこのブランドの看板なのでは?と感じる仕上がりです。例によって麺を巻き付けては食らってみたが・・・これは素直に、そのまま味わうほうがいいかもね。手のひらほどの大きさ、程よい厚さ、実に食べ応え十分!いや十二分!。
 

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<メンマ> 色白極太柔らか穂先メンマ!デフォルトで豪勢にも3本とは嬉しい!

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 意外にメンマが上出来でかなり見直した!。白めな仕上がりの極太穂先メンマ。一本丸ごとでサクサクと歯切れる柔らかさと、ナチュラルな素地の味わいと出汁の旨さが調和してます。中々いいじゃん!と思ってたら奥からまた出てきて2本とは嬉しい!と喜んでいたところで、また更に1本後からつかる。
 

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 この質感とサイズで、デフォルトで3本とは嬉しいね!。しつこいようだが今回もここに麦酒がないことが悲しい・・・。肉とメンマだけで軽く一本空けられるね。緊急事態宣言明けたら夜に来ようかしらん!。
 

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<他具材> 薬味ではなく立派な具材としての葱!カイエン塗れて辛ネギ風な演出が旨し!

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 別に葱増ししたつもりはなくとも、この葱山なら大満足です。単に出汁や麺に絡めて楽しむ薬味じゃなく、具材とも感じる質感とボリューム。軽くカイエンペッパーがあしらわれているのが、見栄えだけでなく良いポイントで、ちょっとだけ辛ネギ風にも楽しめたりするし、実に重宝に楽しめます。水菜もあしらわれて相性も良し!。
 

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<焼めし> 半チャじゃないよ!フルサイズ!作り立ての仕上がりと温もり!そして香ばしさが堪らん!

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 半チャじゃないよね・・・このサイズ。限りなくフルサイズに近い。しっかり注文毎に中華鍋を振るい、カツカツとお玉と鍋がぶつかる音が心地よい。やはり一からの作り立てが一番なのです。
 

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 チャーシューと卵と葱、そして醤油とラードで炒められた炒飯。醤油が円やかだからなのか、醤油感に焦げはないが旨味がしっかりと米粒に馴染んでおります。パラパラとしっとりの中間にあたる仕上がりで、これまた万人ウケしそうな味わい。最近ブラック拉麺食べるようになって少しだけ焼飯を食らう機会が増えておりまして・・・ちょっと旨さに目覚めた感覚です。ブラック系にこそ焼飯は合う!セットでお得だし絶対にオススメ!。
 

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総じまして「華やかで清涼感漂う優しい滋賀近江ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。見た目も味わいも他のパンチ系とも違い、柑橘系の展開が実にユニーク。ブラックと意識しなくとも美味しい仕上がりが気に入りました。学生さんが多いエリアですが、通し営業なので外回りサラリーマンにはとても重宝な店かと。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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