ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4538】 末廣ラーメン本舗 高田馬場分店 (東京・高田馬場) 中華そば 並 セット 〜濃厚に見えて優しく円やか!レトロに見えてやっぱり安寧!今に伝わる昭和の旨さ!

新福菜館直伝!京都系譜のババブラック!

 

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 今回もGW憂さ晴らしで、都内のブラック拉麺を求めるシリーズ。手っ取り早く「◯◯ブラック」と言う有名処を狙うと楽なのだが、暇を持て余しておりますので、普段あまり行けてないところへ行こう!・・・と思ったのだが臨時休業に出くわしてしまい、高田馬場界隈まで戻ってきてしまいました。2軒思い当たる店があるうち、駅に近い方へ。それが「末廣ラーメン本舗」さん。本店は、秋田だが系譜は京都。京都ブラックで有名な「新福菜館」直伝のお店ですね。京都オリジンな私にとっては、馴染み深い味。帰省も叶わなかったことだし、ちょうどいいやと突撃訪問してみました。調べてみると、約5年ぶりの訪問です。
 
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料金体系が変わったのね!?通し営業なのは覚えているけど、大盛りまで無料対応だったっけ?。券売機のボタンに修正の跡があるので、実質的値下げ対応なのでしょう。関心関心〜。客の半分以上は、大盛りを注文している様子です。普段は口卑しい私ですが、今回は半チャもセットにしたいので大盛りではキツい?。今回は並と半チャのセットで、大人しく食させていただきましょう!。
 

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<全体> 新福菜館の「肉そば」バージョンのようなシンプルさ!比較的エキス感は高め!

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 葱のシステムが変更!コロナの影響!?。ここはネギの刻みが丼に山盛りになってて、葱取り放題だったと記憶。座席間にアクリル板があって取りにくいのもあるけど、衛生対応で廃止した様子です。仕方ないね・・・。
 

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 代わりに小鉢に入ったを各々に配ってくれます。この小鉢はお代わり自由らしい。それも邪魔くさいなーと感じ始めた頃合いに配膳が完了。それがこんな麺顔です。
 

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 おおお!まさに漆黒のブラック醤油出汁!新福菜館系譜ありあり・・・と言い切りたいところだが、微妙に違いあり?。例えるなら、新福菜館のシンプル肉そば感覚。青葱が別出しになってるのもあろうが、もやしが入ってないのが新福菜館との大きな違い。それだけでもスッキリ感じると言う見栄えです。学生の頃は腹を単純に満たしたいだけに、「もやし多め!」といつもコールしてたもんですから、気になってしまいました。また、それだけでなく仄かにエキス感が高いような風貌?。漆黒の出汁は相変わらずだが、表層に漂う脂の細かい層が、単純にスッキリ黒醤油系ではないぞと謳っているかのように感じますぞ。中々期待させるじゃありませんか!。
 

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<スープ> 動物系の煮出汁感深く分厚めなコク!濃ゆい醤油は塩気と共に甘味あり!

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 そうなのだ、クリアなブラック出汁と言うより、軽く濁りと言うか霞が浮かぶので、見た目はブラック!と見えないかもしれない。レンゲを動かすと、表層の脂の隙間から漆黒の色合いが艶やかに覗かせます。やっぱりこれはブラック拉麺!。
 
 
ベース:クリアブラックを軽く覆うエキス感!仄かな濁りがコク深し?

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 豚骨と豚肉の煮出したあとが滲んでいるようです。鶏豚ミックスかもしれませんが、丁寧に煮出し処理をしても、微妙な乳化作用は生じるものでその余韻が漂っていると感じます。それは除去しても出汁のボディが痩せてしまうかもなので、これはこれで正解。しっかりと旨味としていい感じです。また心なしか動物系の旨味が新福菜館より微妙に深いかもしれません。もやしの水っ気がないのでそう感じるだけなのか?。いやいや思ってたよりコク深で旨し!実に好印象。
 
 
タレ:さっぱりと言うより・・・円やかな醤油出汁の表情?

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 見た目に反して、カエシの塩気をあまり感じさせません。これは新福菜館でも同じような印象あるかと。ただベースがコク深いのも手伝い、さっぱりと言うより、円やかと思える醤油感覚が不思議です。辛甘いと言うのか・・・。大豆醤油の余韻なのか?。濃口醤油のわかり易さもあるのだが、大衆的な味風景の中で、ベースのエキスに結びつく醤油の余韻が、優しい広がりを見せます。
 
 

 

 
 
<麺> 中加水ストレート細麺!軽く醤油出汁に濡れて染まる滑らかな薄褐色!風味を最後までキープ!

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 新福菜館直系なら近藤製麺。たぶん違うと思うけど、それを妄想しながら味わうおれは、やっぱヘビーなラーメンヲタク。
 
クシクシ感:出汁に染まってるように見えても風味が続く旨さ!

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 やっぱり醤油の色合いに染まるストレート細麺。加水は中程度か、モチモチと弾むことはなく、かと言ってパツッと刺激を感じることもありません。出汁が染みて淡い褐色の地肌。さぞかし汁と麺の一体した旨さでいっぱいなのだろうと思いきや・・・意外と素地の風合いを感じます。それがいつかは終わるだろうと思いつつ食らい続けると、なんと終盤まで微かに持続するから面白い。歯で千切った断面をみると、中心部に湿り切らない部分が残ってるようでした。カタ麺好きにはもっとウケる味わいかと!。
 
 
葱や肉を絡めまくって食らうのがオレ流儀!麺の風味に旨味と香りをプラス!

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 中盤以降は調子に乗って、昔からよくやっていたように、葱やら肉を麺に巻き込み絡ませながら、お食事感覚で堪能しきりです。麺の風味が薄らいできた頃から、具材の味わいを足してうまし!。葱からは香りの清涼感と、歯応えの面白さを。チャーシューからは、肉味と出汁が一体化した甘味を。咀嚼しながら麺に合わせて、存分に食らい尽くしました。
 

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<チャーシュー> お馴染みの醤油タレが深く浸透する薄切り豚肉!デフォルトでも量はたっぷり!

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 デフォルトの中華そばと、チャーシューメンの価格差にビビってしまったのですが、デフォルトでも十分と肉満足ありました。複雑なようですが、おそらく肩ロース。とても柔らかい煮豚タイプで、箸で持ち上げる前から柔らかさで崩れたような印象です。甘味を感じる醤油煮込みで、肉本来の味わいと脂身の甘さがじっとりと深い上に、ブラック醤油出汁も十分に浸透し、更に味が深いです。一枚一枚はペラくとも、出汁を含みやすくて旨いのが実にいいですな!。次は金ある時にに肉とヤキメシを追加してみようかと!。
 

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<ヤキメシ> どっちが主役!?醤油が焦げて香ばしいブラック炒飯!レンゲが止まらん旨さ!

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 新福菜館同様、こちらのヤキメシも人気です。よく注文されてる様子で、中には卵黄を乗せるという常連さんもおられました!。それ旨そう!
 
 
本当に半チャなのか?と思えるほど嬉しいボリューム!

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 そうなのです。半分というより、2/3というイメージ。それがスルスルと食える旨さで、レンゲが止まらん。ブラック炒飯と揶揄されるタイプで、ご自慢の醤油だれがふんだんに投入され飯に浸透し、コーティングされたかのようにパラパラとした仕上がり。きっと熱々の中華鍋の地肌に醤油だれを焼きつかせながら炒めたと思われ、焦がし醤油の香ばしさがありあり。
 

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 卵炒めにもそれが反映され、香ばしさだけで別に飯が食えそうなほどの旨さです。うう・・・主役のラーメンを食いかねない旨さかも。半ラーという設定はありませんが、希望する人多そう。
 
 
パラパラ派?しっとり派?どっちも好きなら試してみよう!スープ垂らし!

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 チャーハン好きの中であるあるなのが、パラパラ派か、しっとり派かの議論。節操のない私はどっちも好きな派で、前半はパラパラ感を存分に楽しみ、中盤になって残ったラーメンスープをレンゲで垂らして、しっとりさせて食らうという行動です。飯も麺もどっちもブラック醤油なので、味変化や違和感が全くない。ナチュラルに両方の旨さが楽しめて存分に堪能させてもらいました。
 

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総じまして「濃厚に見えて優しく円やか!レトロに見えてやっぱり安寧!今に伝わる昭和の旨さ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。京都ブラックと同じようで、微妙な違いも見え隠れした感覚で、ババブラックと勝手に命名してしまおうかしら(笑)。ともあれ、結構若い人も次々と入店してくるし、今にもウケる昭和の旨さって感じを受けました。この界隈、いいラーメン店舗がしのぎを削る感じですが、旨さやみつきユニークな一杯なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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