ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4537】 麺創研 紅 BLACK (東京・府中) 特BLACKラーメン 〜極太乱切り麺と焦がし黒醤油!コショウとニンニクも細部の拘り!これぞガッツリ系府中ブラック!

極太乱切り麺と焦がし黒醤油!ガッツリ系の府中ブラック!

 

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 このGW中の憂鬱な世相感を晴らそうと、自然と気持ちはブラックラーメンを追い求めてしまいます。しかも県境跨がずに都内限定で店を探すとなると、ちょっとばかり手間取りますね。そんな中で、店の看板にブラックを掲げる貴重なお店あり。東京西エリアのラーメンファンならご存知「麺創研 紅@府中」のブラック系専門店が「麺創研 紅 BLACK」どうせ飲めないので、サクッとクルマで出かけてコインPに停めて突撃して参りました。
 

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「麺創研 紅」とは隣り合わせのロケーション。紅の方は、それなりに店前行列が発生しておりますが、BLACKの方は丁度満席状態で回転するといった感じ。隣り合わせだと便利なのは、スタフを混雑状況に合わせて共有対応できるようで、BLACK側ではワンオペ孤軍奮闘な状態。こっちを応援したくなりますね。実は一度訪問して食ってるハズなのだが、その時は、レビューアップできず(多分、他のビッグネーム店のレビュー作成で疲れてた:汗)。今回、気持ちを新たにアップさせていただきます。以前サボった分、丁寧に書こうと思ったら長くなってしまった・・・あしからず。箇条書き見出しだけ流し読んでください(私のレビューは、全部大体そんな作りですので)。
 

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<全体> 1杯づつ1つの中華鍋で仕上げる本腰入れたブラック志向!ガッツリ麺顔に香ばしさが立ち昇る!

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 おおお!何だか前より手慣れ感覚と迫力がアップしてませんか?。2杯同時調理で進むこともあろうが、基本的に1つにつき1つの中華鍋で仕上げる丁寧さ。調理のアイドリング時には、中華鍋が強火で常に熱せられてます。激熱状態を保っているのは、醤油出汁を焦がすため。一気に出汁を鍋に投入すると豪快な火の手が上がります。そしてジュッ!!!と言う焦げる音も豪快!香りがカウンターまで伝わるようで演出度も満足です。
 

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 配膳されたそれは、見事に期待に答えるブラック系の迫力。野菜を増したりするとガッツリ系の迫力も出てくるようで、端的に言うと、豪快野菜タンメン黒醤油バージョンと言ったところです。ブラックペッパーの存在感と、漆黒でエキス感の溶け込みを案じる黒醤油スープが、実にじっとりとした表情。ジャンキーさも滲むといったところで、これは若い人向きってな感覚もありましょうか。いや、オヤジにも心に響く豪快感が素敵です。今回は特製にして肉増しにしたのだが、厚切りスライスで脂身と赤身が縞模様にも見えるバラ肉も豪快さがあって実に旨そう!。ブラック系の期待通りのエッセンスが全体にみなぎっており、食らう前から満足してしまいます。
 

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<スープ> 実に痛快!焦がし黒醤油の香ばしさ!ガッツリ溶けこむペッパーとニンニクの刺激!受け止める動物エキス!

 

醤油:円やかな甘味としっかりした塩気が入り混じって複雑な旨さ!

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 まず一口目からしっかりと醤油の個性を伝えてくるのが、さすがブラック系です。見た目から塩気で待ち構えていると、そのイメージから外れる旨味があるね。図太い味わいの中に、仄かな円やかさがあるように感じます。この出汁風貌で、たまり醤油!?とは思わなかったが、それに近い甘味醤油を感じました。大豆醤油系の風合いは伝わるかと!。またガッツリ系に相応しい塩気もちゃんと伝わるため、濃口醤油とか再仕込み醤油とか、複雑にブレンドしてるのも伝わります。このカオスな醤油感が、香味薬味やベースの旨味などと響きあう味わいです。
 
 
ペッパーとニンニク:ブラック系を強く感じさせるブラぺ!刺激と酸味を与えるニンニク!

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 見た目にも味わいにも、しっかりとペッパー系の刺激なる旨さが響き渡ります。ほぼ醤油とブラぺの風合いで、この一杯の方向性は決まったも同然。ジャンキーな旨さを広げて行きます。ただジリジリとはあまりさせずに、シャープに切れ込む刺激感と言う展開がさすが。これは気が付かなかったが、蘊蓄書きによりますとホワイトペッパーもブレンドされており、ジリジリ感を抑えた刺激が足し込まれているようです。

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 そして味わいに妙に酸味が響くと言う展開も実に面白い。酸味と言って酢じゃないよ。これはニンニクの刺激。ニンニクのエキスが十分に吐き出され、その刺激感が酸味と錯覚させる展開となってます。どこに入ってるのか分かり難いが、スープの底に溜まってるので確信が持てました。
 

 

 
動物感:鶏豚ミックス?個人的には鶏?鶏メインだと感じるのだが・・・。

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 醤油の風合いが分厚くて特定しづらいが、豚の優しさもあったとしても、微妙にコラーゲン感があるのが興味深いです。コラーゲンと言っても、豚にはカシラ、鶏にはモミジとありましょうが、口の周りに貼り付くような感覚が、モミジに近いものを感じた次第です。実はこの動物感がしっかりと支えてることが、全体の旨さを底上げしてると感じます。私は評価したい!。
 
 
野菜が滲む:なぜか頭の片隅に残るガッツリタンメン感覚?野菜は天才!

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 まぁ、モヤシの汁がスープに溶けてるってだけの話です。単純なんだけど、茹で汁にも野菜ならではの淡い甘味があるわけで、スープに浸ってからもじわじわと滲み出すと感じます。刺激一辺倒の味わいにはならないところに貢献度を感じます。同様に、麺からも甘味が溶け出しますが、それは中盤以降の展開ですね。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製極太乱切り麺!7種の太さとワイルドなボコつきで圧倒的な豪快さ!出汁に染まっても風味を保つ旨さ!
 
7種の乱切り!2mm/3mm/4mm/6mm/7mm/10mm・・・麺創研の真骨頂!

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 とまあ、そんな拘りなのだが・・・正直言って、2mmと3mmの違いは茹で上げの膨れやボコボコした形状で区別がつかず。しかし、太さが入り混じっているのは十分に感じ取れ、ボコボコした風合いにも変化が生まれて面白いです。これが実に魅力的で、一度食らえばまた食いたくなる。今時ならインスタ映えもするので、若い客が多いのも分かる気がします。以前、紅で食らった時は、一本の麺でも幅に違いがあって、極端に言うと細長い二等辺三角形な麺もあったような記憶だが・・・覚え間違いかな(汗)。

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 やっぱり「10mm」の極太麺を画像に収めたくて、あれこれいじり回して見たものの、それは終盤でごそっと出てくると言う展開。昔習った物理では、揺らすと粒子の細かい粒は隙間に入り込むように下に沈み、それによって粗い粒は浮き上がってくるように習った記憶なのだが・・・・矛盾した展開です。
 
 
意外と外カタ風に滑らかな壁があるようにツルツルしている

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 二郎系のも近い風貌ですが、表情が真逆でしょうか。汁を吸い込んでデロっとする部分がまるでない感じです。むしろ外カタのような風貌で、濡れた漆喰のような滑らかな壁があるような表面の質感されどしっかりと出汁が浸透したように醤油に染まる褐色が全体に広がります。こういう麺はね・・・意外と滑らかに啜り上がるが、ブリン!と汁ハネを呼び込むタイプだから要注意!。紙エプロンを激しくオススメ!。私のようならーめん変態になると、そんなことせずともハネをレンゲでブロックしながら啜りあげる技がありますがね(笑)。
 
 
全く熱ダレをせず!個性的な出汁の中で最後までどこかに風味を残す旨さなのだ!

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 見栄えのインパクトだけじゃなく、しっかり旨いのだ!上段の「まるで外カタ」と少し触れたように、麺の風合いの良さを中に保つような仕上がりになっており、それが麺が太くなるとほど強く感じ取れるのです。つまり、出汁と一体化した麺も感じつつ、麺の風味をしっかり堪能できる麺も入り混じると言う瞬間が、食らってる最中にある。「7種の乱切り」の真骨頂は、見栄えでなく、実はこの味わいのカオスにあると思うのだが・・・変態すぎてどこまで伝わるか・・・。適当にスルーしてください。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> タレを潜った熟成煮込みの豚バラ肉!脂の甘味芳醇で赤身の肉本来味もしっかり!白飯を誘う旨さ!
 
脂多めで赤身との断層が美しき!ビューティフル・ストライプ・ミート!

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 野菜をベッドにして支えるように立てかけられ、整然とズレて並べられた豚バラ肉。こう言う盛り付けには、真上からより斜め上から撮った方が旨そうに見えますね。楽しいのは、バラ肉ならではの赤身と脂身がキッパリと別れた断面の整然さまさに、ビューティフル・ストライプ・ミート!。盛り上がる山の稜線にそって縦に流れる割れ目が、カスケードダウンした見栄えが綺麗です。特製なら4枚。割と大判でバラ肉としては厚めなカット。食べ応えありで、私は麺に巻きつけたりしても食らって、十分に楽しませていただきました!。
 
 
ひょっとして二段仕込み?醤油ダレで濡れた姿が見た目で旨さをそそる!

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 醤油系の下味がしっかりと浸透してローストされたバラ肉。周囲はタレが浸透し焼きが入る・・・そこがやっぱり旨いよね。脂身の外側にタレが浸透した部分はまるで飴色。香ばしさと甘さが両立する旨さです。さて、全体に肉が醤油ががかって見える点にお気づきだろうか?。スライスカット面にも醤油の色合いあり。これは、カットして盛り付ける前に、一度醤油ダレに浸すか濡らしてから盛り付けているのでは?と感じる次第。二郎系でもたまに見かける仕掛けですね。すぐに思いつくところでは、「雷@東京駅」なんて・・・。ブラック系な一杯なだけに、シナジー効果ありますな。旨し!。
 

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<野菜> ほぼモヤシ!熱でクタる一歩手前のジューシー感覚!ブラぺ塗れで優しさと刺激を全体に溶かす!

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 本当は野菜増しにして、見栄えも二郎系みたいにしてレビューアップしたかった!。完全に野菜増しボタンを見逃してました。まぁ、軽く茹で上がった温野菜風のモヤシ+α。取り立てて特徴があるわけではありませんが、簡単に紹介すると、熱でクタる一歩手前のジューシー感覚!ってな感じで、全体的に濃ゆい味わいの中では、実に重宝する味わいです。中盤から汁に浸ってすでにクタり気味な表情を浮かべます。その分、もやしの仄かに甘味汁はスープに吐き出しているので、相乗効果として旨い展開。ブラぺ・ホワペは野菜中心に降ってあるので、その効果も合わさって旨しです。学習したので、次回は野菜まし必須です!。
 

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<味玉にハズレなし!> 見た目以上に出汁との融合感じる濃密な熟成感!ブラック出汁にも負けない濃厚旨味!
 
ジャンキーな麺顔風景にツルッと艶やかさ美しき上品な仕上がり!

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 一見、場違いか?と思えるほど美しくて上品な味玉の仕上がり。写真より実物はそうで、出汁の黒さとコントラストを感じるほどです。そして仕上がりはソフト。割ってみると、ジュレ部分とトロトロ部分に別れるが、ほぼトロトロが占めている状態。勢いよく噛むと卵黄が弾けるでしょう。そして卵黄に熱感があるのが好印象で、味玉としても上出来な部類かと!。
 
 
上品そうに見えて実は主張する味!出汁の溶け込みをフックに卵の味わい伝える!

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 見た目は薄出汁の浸透感ですが、意外と味わいは主張します。卵黄の濃密なコクは言うに及ばずですが、浸透する出汁が意外と濃ゆい?深い??マチュアで重厚な味わいが広がり、パンチの効いた醤油出汁の中でも、引けを取らないインパクトでした。決して塩気が強いと言うだけの味わいじゃないことを付言しておきます。味玉旨し!。
 
 

 

 
 
総じまして「極太乱切り麺と焦がし黒醤油!コショウとニンニクも細部の拘り!これぞガッツリ系府中ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。隣の本元「紅」の方が人気高めに映りますが、しっかりとした作り込みは双璧かと。醤油のパンチが恋しい時はもちろんのこと、憂さ晴らしな気分で訪問しても、楽しい気分でリターンできましょう。GWが2年続けて緊急事態宣言で悶々とした気分に、まさにうってつけかと!。今だからこそ激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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