ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4508】 麺堂にしき 新宿歌舞伎町店 (東京・新宿) チャーシュー山椒ラーメン 〜ビルの谷間に鴨の野趣!和山椒の風雅!滋味と清涼が溶け合う崇高鴨蕎麦!

久しぶりに朝ラーメン!鴨肉づくしでハジけてみました!

 

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 決算時期のドタバタと、たまたま自宅が落ち着かない事情があって、何と休日出勤。やる気でねぇ・・・。と、思ったけど、先日親しくしていただいてるレビュアーさんから、山椒ラーメンを出す新店舗を紹介してもらったので、出勤前に突撃です。なんと新宿歌舞伎町で、コロナ禍対応で今だけ朝5時から営業してるってな話ですよ!。今行くしかないでしょ!ってな感覚で、仕事以外のことは仕事が早いのです(笑)。このパワーをもっと仕事に生かしてたら、オレってもっと出世したかもなぁ・・・との10年ほどしみじみと思うのですがねぇ(汗)。
 

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 それにしても、麺堂にしき@神保町さんが、この時期にこんな繁華街で2号店出すとは意外でした。なんせ1号店は神保町で隠れスポット的なロケーションですから、陰ながら心配していた次第。しかも、鴨と鯛塩推しな店だったはずが、和山椒系を出してくるとは・・・・実は和山椒系ラーメンは、以前からブームがいつか来ると踏んでいるですが、また拙ブログ特集を更新せえねばいけません。因みに、都内の和山椒ラーメンは以下の通りでございます。
 

 

 

 
  
<全体> 一面肉迫力の鴨ロース絨毯!軽い琥珀に輝く出汁に雅やかに散り浮かぶ葉山椒!朝から豪勢!

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 いくら歌舞伎町とは言え、日曜の朝に客いるのかと思えばしっかりおいででした!。いたく味わいがお気に召したようで、御店主とご歓談。山椒目当てで来たものの、このブランドはやっぱり鴨なんだよなぁ〜と迷い始めていたところ、「チャーシュー山椒」と言う願いを叶えるメニューがあるではないですか!。特製やめてそいつをゲット!。それはこんな麺顔で配膳されました!。
 

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 おおお!これはまた見事な鴨ロースの肉絨毯!シンプルに肉だけ迫力が力強くも感じますが、整然と整っているため美しさすら感じます。脂身が波のようにも映り、箸を入れるのも戸惑うほど〜。一方、スープの色合いが上品です。すごく透明感があって艶めく風合い。そして表層には葉山椒が散りばめられ、鴨肉とは打って変わって、雑然と浮遊しているのですが、それもまた水面に浮かぶ葉桜の様にも感じる。実に雅やかな表情ですよ〜。美しきものは旨い。旨いものは美しき。まさにそんな感覚。また三つ葉が象徴的に飾られております。単に中央にあるだけじゃなく、おそらくそれは粉山椒。それが京友禅のぼかしの様に降りかかっており、それすらも雅やかと映ります。新宿歌舞伎町のど真ん中と言う怪しげなエリアとは思えん質感?。朝ラーとしては、ずば抜けた高級感!
 

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<スープ> 香味油に深く滲むフレッシュ山椒!じりじりと刺激する粉山椒!軽やかな生醤油と芳醇な鴨出汁に結びつく華麗な旨さ!

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 まずはスープ。艶っぽい香味油が効いていますねー。レンゲで透かしてみると非常に明るい琥珀色。醤油ブラウンというより、白出汁にも近いイメージすらあります。静かに味わい始めると、実にフレッシュな清涼感あり!。これこれ!山椒は刺激物じゃなく出汁の素としても働くのです。そして香味油に山椒エッセンスを滲ませたのか、そんな感覚で味のベースとしては、痺れは少なめな山椒の風合い。個人的にはカシスを連想する軽やかさ。嗚呼、期待通りじゃないか・・・。
 

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 華やかな山椒展開を暫く楽しんでおりますと、暫くしたら粉山椒の刺激がじわじわと響きます。おそらく三つ葉に降りかかっていた粉山椒が溶け出すといったイメージ。後から発するジリジリとした刺激も展開され始めます。この部分は山椒のアピール感と受け取ってますが、やはり多少の刺激はないとらしさが伺えず、パンチ不足と思われるのを回避したような印象。しかし、痺れというほど麻痺感はほとんどなく、ゴクゴクと飲み干せる痺れレベルと申し上げておきましょう。
 

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 さてスープのベースですが、鴨ガラを丁寧に煮出した?ってな感覚。鴨のエキスがギトギトと・・・ってな感覚とは遠く実にあっさり。山椒をマスキングしない動物感覚で、これがまた全体を上品にまとめていると思わせます。香味油も、鴨油を控えめにしたのか?はたまた白太胡麻か、大豆絞りを溶かしたか割ったかの様なイメージで、とても軽やか。またカエシがとても明るい軽いね。白醤油か白出汁かの様な軽やかな色合いで、薄口醤油だとしてもとても明るい醤油ブラウン。まさに和出汁と言った風合いです。一連の乾物の溶け込みもあるようで、下支えとしても円やか。予想よりも崇高感ありますね・・・。
 

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<麺> 腰つきの品やかさ!スベリの滑らかさ!出汁浸透と持ち上げ感で一体感が素晴らし!上品ストレート多加水細麺!

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 ご店主の話だと、スープによって麺を変えているのだそう。鴨が一番歯応えを出しているそうですが、とは言え、全体的にしなやかさをイメージしている・・・そんな感覚です。個人的感覚では、よく昆布水つけ麺に出てくるような、多加水ストレート細麺と感じました。微妙に切り口が長方形なので、細い割にはシルエットを感じさせるという感覚。まさにツルツルとした光沢感あり!。口当たりからスベリの最後まで、ライトで品やか。ズボボボボボーっと一気にすすり上げるには最適です。
 

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 最初から出汁を十分に吸い込み一体化した様な風合い。スパスパと歯切れがとてもライトで小気味よく千切れます。奥歯で噛み締めた瞬時に、出汁の旨みと麺の風合いが合体した高まりを感じる旨さ。麺同士が寄り添い易いので、出汁の吸い込み以上に持ち上げが良さそうです。その感覚はいかにも上品!。時には散らばった山椒の葉を巻き込みながら啜り上げます。
 

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 終盤がやはり旨いね。出汁を吸い切って飽和しております。のびた感じはなく、出汁の旨味と素地の甘さに加えて、山椒風味がMAXに感じる味わい。旨さ故、朝ラーだったから大盛を躊躇した自分がやるせなしです。そう言えば昔、自動車教習所で坂道発進の際に、アクセルの踏み込みが弱いと注意されたっけか・・・。いまだに思い切りが弱いね(汗)。
 

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<チャーシュー> 鴨はやっぱりロース!脂甘味の濃厚さ!赤身の鴨滋味!山椒の清涼感と混じり合い野趣と雅やかが一体化!

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 ロースは豚の場合、背中の部分なのだが、鳥の場合は胸肉。肉身を覆う脂の見栄えが似て見えますね。だからなのか?。でも鶏ロースとは言わないし、鴨だけに鴨ロースと表現されるのが・・・未だに不思議でなりません。私の大いなる勘違いだったらごめんちゃい。誰か正確なところを教えてくんなまし。
 

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 もともとこのブランドは鴨推し。ローストの風合いは抑えめですが、やっぱり脂身が旨いです。下味が脂身に深く浸透して軽く飴色に染まったイメージ。出汁が効いた脂の甘味と濃厚さを楽しむにはいい感じです。それに合わせて赤身を食らうが・・・鴨独特の野趣を感じる旨さ。脂身にねっとりさを感じるほどです。そこに軽く山椒が染みて、風雅が滲む旨さです。野趣と風雅が合わさるイメージで・・・この展開は、この一杯ならではの味風景。思わず酒を欲するが、朝営業の時間帯はビールや酒類の提供はしてない様です。せめて昼間に来るべきだったか・・・歌舞伎町なのに、酒がアテられない(苦笑)。
 

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<メンマ> 歯切れ痛快!軽やかなボキボキ歯応え!山椒の風味も混じり合い旨さ風雅なり!

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 立派な材木メンマ。太さや長さなどサイズは申し分なしです。薄い醤油出汁が深く浸透して、単品でも旨さが映えるイメージ。素材の旨さも光ります。軽やかなボキボキとした歯応えがまた痛快です。ここにも山椒の風合いが滲みますので、妙にうまいぞ!。次回は、特製かメンマ増しでも良いと確信いたします。
 

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総じまして「ビルの谷間に鴨の野趣!和山椒の風雅!滋味と清涼が溶け合う崇高鴨蕎麦!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。今はコロナ対応で朝5時から営業してますが、予定は4月いっぱいで通常予定の営業時間になるそう。朝ラーとしてはフルスペックの崇高迫力。朝狙うなら今です!。また昆布水つけ麺もリリース予定とのことで、益々気になるじゃないですか。通勤通学で新宿経由するなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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