ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4473】 Ramen FeeL (東京・日和和田) わんたん入り醤油らぁ麺 + エビワンタン + 日替わりおにぎり 〜さすが名店”飯田商店”系譜!新店でいきなりハイグレード!遠くても惹きつける魅惑の旨さ!

湯河原の名店系譜!奥多摩エリアに開店!
 休める時に休んどけ!都合をつけて有給休暇を取得!。今回は奥多摩エリアのラーメンエポック「Ramen FeeL」さんへと突撃してまいりました。関東のラーメン好きなら知ってる飯田商店@湯河原の出身の方が、新規開店。どんだけ不便な場所やねんと多少ボヤきたくなりますが、それは自信の表れか?。どこにあっても客は来るってなこと?。
 

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 まず朝から整理券をゲットせねばなりません。配布は7時からと言うことで、早起きしてクルマで出かけますが・・・平日なのにこの整理券を狙う人が多く、駐車場が一杯で置けない(汗)。多少強引に隙間にねじ込むように、切り返し重ねて置きますが、配布が終われば雲の子を散らすように閑散としますー。
 

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 しかしその後が暇すぎて・・・・。3時間以上も暇潰しができないので、いったん自宅へ戻ります。そして実食に向けてはJR奥多摩線を利用して再度アクセス。こんなこと休みの日しかできんわねぇー。一杯のラーメンのために、膨大なエネルギーを消費した気分ですが、奥多摩の自然に触れることができて、ちょっと旅行気分でいい感じ!。
 

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<全体> 優しいエキスを感じる淡麗系醤油清湯!極細系ストレートの品やかさ!飯田商店の雰囲気ありあり!

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 ちょうどランチタイムピークの順番をもらったのでナイスな展開!。初々しい店主ご夫婦に迎えられて、オーダーをお伝えしたのがこの一杯です!。
 

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 おおお!やはり期待通りの質感の高さ!いや迫力と言ってもいい整った麺顔と出自の系譜を感じる麺顔のプレゼンス!。やはり飯田商店の雰囲気ありますよねぇ。出汁の表面に漂う鶏油の煌めきでもう見惚れるばかり。そして薄らと透けて見えるストレート細麺の品やかさが伺え、いかにも上質!上品!と脳裏で受け取ってしまいます。写真では飾りで分かり難いが、意外と肉のアピール感もあって、ランチタイムで腹ペコなオヤジには更にそそられるものを感じます。そしてわんたんがまた楽しませてくれそう。醤油だと肉わんたん、塩だと海老わんたん。へへへ・・・初訪問だから、ちょっとイチびって醤油に海老わんたんも追加させていただきましたよ!
 

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<スープ> 嗚呼、甘くも感じる鶏エキスと乾物の溶け込み!柔らかい醤油のニュアンスにぴったり寄り添う味わい深さ!

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 初訪問なのにもう見た目で味わいが想像できそう。飯田商店のニュアンスを思い浮かべながら味わい始めると、まさにドンピシャ!。3つのイメージがしっかり表現されてて、まさに腑に落ちる味わいです。まず、表層の鶏油からも分かりやすい鶏の旨味!。鶏皮から煮出したピュアでバターのような濃密感とはちょっと違い、他の素材と煮込んで混じり合ったような脂感覚(妄想!寸胴の上澄みを掬ったような深い鶏油感覚)。なのでコク深いのに一体感があるような鶏の明るさを感じる旨さです。
 

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 そして醤油の軽やかさ!カエシでぴっちりさせると言うタイプではなく、色合いが深い割にはライトで透き抜けるような醤油の広がりかと・・・。非加熱無濾過のタイプと思われ、それが生揚げなのかタマリなのかは駄舌ゆえ不明ですが、ともあれ円やかで上品な醤油感覚であるのは間違いないところでしょう。
 

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 更に、落ち着き感。これは乾物がしっくりと深く溶け込んでいると思わせるもので、一通り、昆布・節・煮干し等ブレンドされておるのでしょうが、個人的には醤油との結びつきから椎茸の旨味があるのではと邪推をしとります。まぁ、もっと言うと麺の風合いが後半にはかなり溶け出すので、少しスープが霞む様子。そこに炭水化物ならではの甘味も感じられるかと。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!多加水系極細ストレート細麺!出汁の吸い込みと持ち上げが抜群!スープとの一体感が見事!抵抗感ない滑り心地!

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 最近、自分が何が好きなのか分からなくなってしまいました。カタ麺主義者だと思っているのですが、柔らかい麺の感覚とか甘味とかもだんだん愛おしく思えてきました。その柔らかい麺の素晴らしさをこの麺は伝えてくれるよう・・・。
 

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 もう序盤から出汁を吸い込みまくりか!と思えるほどの出汁との一体を感じる旨さ。極細に近い麺なので、浸透しだすと吸い切るのが早いし、また腰つきが品やかで寄り添い易く、汁の持ち上げがハンパないイメージです。多加水なりのツルツルさも功を奏しており、啜り上げは非常にライト!久しぶりにズボボボボボボボボーーーーーーと音を立てて痛快に啜り上げてしまいました。
 

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 微妙に平べったいような感覚。前歯ではスパスパと抵抗感なく小気味よく千切れるし、また奥歯でクチリと潰すのも力が要らない。出汁の旨味と炭水化物の甘みを十二分に楽しめると言うイメージです。これほど出汁を感じる麺もパッと他には思いつかない・・・。
 

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<チャーシュー> 3種肉!野趣と滋味の深い鴨肉!香ばしい赤身と旨味が溶け出す脂が見事な窯焼き豚肩ロース!溶けるほど柔らかい豚バラ肉!

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 デフォルトで3種肉。うーん・・・本当にラーメンって贅沢になったね。食べ物としてのプレゼンスがこの10年ほどで一気に上がった気がします。鴨肉がフツーに乗るようになるなんて。ロースで見かける脂身を排除したような肉。肉味を楽しませるタイプで、噛み締めるて楽しみ、肉本来の旨さを感じます。ほわっと醤油出汁の鶏油に濡れているのもポイントで、野趣と滋味だけでなく明るさも感じる旨さとなっております。
 

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 また一枚下にある豚肩ロース肉も秀逸!。これは窯焼きのロースト感が素晴らしく、周囲が少し赤く変色しているところが香ばしくて旨い。下味に余計なものがなく、香りが溶け込む肉味がたまらんね!。これも噛み締めてこそ旨し!。
 

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 そして一番下にあるのが豚バラ肉。煮豚タイプと思われ、脂身はほぼトロトロに溶けている様子。これは出汁をしっかりと吸い込みまくりで、脂の甘みと出汁の旨味を感じるような肉です。自重で崩れるほど柔らかいので、麺に巻き付けて食らうもの楽しかろうと思われます。
 

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<ワンタン> 肉雲呑!シンプルな味付けに出汁が染み入り肉汁感が万歳!海老雲呑!剝き身の楽しい食感と海老香味の爽快さが旨し!

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 まずは定番の肉わんたんから。例えるなら薄化粧の美人ってな感覚でしょうか。スープのレベルが高いからバランス崩すリスクを冒してまで、香りや味に色を付けなくてもいいみたい。肉餡はシンプルな塩胡椒タイプで、引き締まると言うよりふわふわとした食感です。皮も出汁を吸い込むので、その味わいとともに楽しむ。チュルっと滑りこむ感覚のあとに気がつくと奥歯がキャッチしております。ゆっくり力を入れて噛むと粗挽きの塊が崩れるような感覚で、袋が破けた後に肉汁とスープの旨さの一体感を楽しみます。ううう・・・旨さのあまり冷酒を欲してしまうぞな。
 

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 続いて別皿にしてもらった海老わんたん。なぜラーメンに乗せずに別皿にしたかって?。最初から醤油味に染まった前提で食べたくなかっただけです。それなのにそんなこともそれまでの旨さで興奮したのか、すっかり忘れてしまって、丼の中に後入れしてしまった(汗)。やっぱり肉よりも海老が一枚上手かと。餡の中に多少つなぎはあろうけど、剝き海老の食感が弾けるようで楽しいじゃないか!。多少サイズは小さめだがプリプリとした歯応えと海老が混じる塩味が実に旨い!。旨すぎて唾液腺が刺激されたのか、顎の端がイタくなる?。どうせ遠いところまで来たのなら、ダブルわんたんで食らうことを激しくオススメしたします。
 

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<メンマ> 筍感覚が楽しい肉厚座布団型メンマ!上品な出汁感と素材の旨味炸裂!

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 知識が少ないもので・・・こういうタイプのメンマって正式には何と呼ぶのでしょうかね?。自分の中ではこう言うのも何度か食ってますが、勝手に”座布団メンマ”と呼んでいます。筍感覚あるタイプ。しかも肉厚。見た目が歯応えありそうですが、いえいえそんなことはありません。サクリと軽やかに千切れるように割れます。繊維質は意外に細っかくて、歯の隙間に引っかかることは皆無。また下味がしっかりめに浸透してますが、そのお出汁感が甘味ある感じで相当旨いです。ううう・・・しつこいようですが、これに冷酒をアテて食いたい。
 

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<〆飯> 日替わりおにぎり!椎茸と昆布の佃煮おにぎり!醤油の塩気に甘みの椎茸!コク深い昆布!シンプルに旨いぞ!

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 お隣の先客は、店内連食した上に、日替わりのおにぎりまで食されております。嗚呼、健常な豪快な胃袋が羨ましい。せっかく青梅の奥まで来たのだから、ラーメン意外に爪痕残そうと、少し意地になって追加注文をしてしまいました。
 

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 らぁ麺が洗練してるのに対して、おにぎりはさすがに素朴。山里で食らうおにぎりといった感覚で、具材もシンプルです。この日は椎茸と昆布の佃煮。若いときは全く見向きもしなかった佃煮が、今となってオヤジになると嬉しくなる旨さですね。お醤油煮と言う漆黒さがありますが、塩辛さはあまりなく、素材の旨味がしっかりと伝わります。まず椎茸の醸し出す甘さが深いから、醤油の塩気をあまり感じさせません。そして昆布も同じようですが、こちらは素材の旨味がじっくりと詰まった味わいで、コクが分厚いと言う旨さ。少しだけでも白飯をがっつり食わせるパワーを感じます。これもせっかくここまで来たなら、食らうべき一品かと思いますよ!。
 

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総じまして「さすが名店”飯田商店”系譜!新店でいきなりハイグレード!遠くても惹きつける魅惑の旨さ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。これは遠くにあっても流行るはずだわ・・・旨さの引力ハンパなしって感じです。しばらく整理券制が続くと思われますが仕方なし。クルマで訪問が前提みたいに見えますが、JR奥多摩線「日和和田駅」から十分歩ける距離。梅の名所だし、多摩川の渓谷も美しいので、散策と合わせて訪問されてはいかがでしょう?。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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