通し営業拉麺店が多い・・・中野エリア！
バラそば屋 （東京・中野） バラそば 醤油 ＋ 特製辛挽肉 ＋ 卵黄 ＋ 白米 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ シンプルでいて・・・ありそうでなさそうなあっさり汁蕎麦感覚！豚エキスは見た目より香りで伝える！
- ＜スープ＞ あっさり感のようで豚のニュアンスをしっかり伝える！醤油と香味油の優しさが全体的にライトな感覚
- ＜麺＞ グラマスな平型ストレート麺！加水やや低めで風合い強し！品やかな物腰！ゆっくり出汁を吸い込み旨味も変化！
- ＜特製辛挽肉＞ 挽肉の甘味感じるほどに意外と辛くない！辣油のキレもマイルド！ゴクゴク咽せずに飲み干せる味変化！
- ＜チャーシュー＞ 外周が醤油ダレにコーティングされた薄切り豚バラ肉！重ねて食らう喜び！麺に巻き付けて食らう楽しさ！
- ＜メンマ＞ あっさり豚骨に似合う薄味仕立て！コリコリと明確で軽やかな歯切れと素材感が楽しめる逸品！
- ＜〆飯＞ 口頭追加で卵黄と白米！卵白のない卵かけご飯！残った出汁と生姜でアレンジして旨し！
- 総じまして「どんどん食えてしまいそう！ライト＆スムース！そして素朴な豚骨清湯そば！」
また昼飯時に飯が食えない状況に陥り・・・・あえなくおやつタイムに昼飯です。自宅へ戻ってテレワークに向かいつつ、中野で途中下車。今回は、「バラそば屋＠中野」で遅い昼飯。
中野は便利！コロナ禍の時期は、朝営業とか、通し営業が増えてますが、以前から通し営業が多いエリアですから。それはラーメンに限らず、飲み屋等もそんな感じです。だかた昼飯食えず微妙な時間帯で、昼飯食らうにはもってこいのエリアですな。みな応援したい気分です。
とは言え、いざ中野駅に降り立った時には、どこに行こうか迷い出しまして・・・定番の青葉本店に向かうも、ちょっと趣向を変えたくて。青葉のすぐ手前にある「バラそば屋」に吸い込まれてしまいました。
＜全体＞ シンプルでいて・・・ありそうでなさそうなあっさり汁蕎麦感覚！豚エキスは見た目より香りで伝える！
ここは開店当初に訪問した記憶で、確か塩を食ったっけ。だったら今回は醤油だ！と思って注文した流れで注文した一杯は、こんな麺顔で運ばれてきました！。
おおお！イメージしやすい！バラ肉トッピングでバラそば！看板写真と少し迫力の違いを感じますが、まぁ良しとしときましょう（前回訪問時の画像とも見比べたが・・・）。京都生まれなので、京都ラーメンを思わせるペラいチャーシューには親近感がわきますしね。元々、出汁と麺と肉と言うシンプルコンセプトの「バラそば」ですが、隙間が多いゆえ余計にシンプルに見えますな。
それにしても出汁が艶やかです。香味油が漂うのもあってピカピカ。一見、鶏清湯のように錯覚しますが、立ち昇る湯気に混じるのは明らかに豚の個性です。実は清湯にしてはベースストックの香りは強めで、そのギャップ感が面白い一杯。今回は醤油ですが、塩だともっとダイレクトにそれを感じるかも。
＜スープ＞ あっさり感のようで豚のニュアンスをしっかり伝える！醤油と香味油の優しさが全体的にライトな感覚
見た目が全然豚っぽくないのは表層の香味油のためですが、明らかにラードじゃない。植物系？例えば大豆絞油みたいなそんな感覚。しかしボディから、ジワジワしっかり伝わるのは豚の香りとその旨味です。それが全く嫌味がなく、さらにあっさりと感じられるのが面白い！。乳化せずとも豚骨をストレートに表現できるのねと、やや感心です。特に、胃もたれなのに腹が減ると言う矛盾する状況にはピッタリ！。
実は見た目以上に、醤油っぽさはない感覚。本当はもっと豚の個性があるのか・・・それを良い意味で醤油ダレがマスキングしているようなニュアンス？。あまり乾物の溶け込みを感じなかったので、野菜の旨味か醤油ダレが上手く機能していると思われます。だから、あっさり醤油系なのに、しっかり豚骨をタレが上手く丸め込むので、食って充実感を表すようです。人によってはパンチが低めと映るかもですが、それは趣向違いと言うことでしょう。
＜麺＞ グラマスな平型ストレート麺！加水やや低めで風合い強し！品やかな物腰！ゆっくり出汁を吸い込み旨味も変化！
食べ応えを感じさせるのは麺も同じ。あっさり出汁には細麺を合わせるのが一般的だが、そこをあえてグラマスな麺を合わせます。平型ストレート麺。加水は中程度と見えますが、これも意外で少しだけ低めに寄せているかも。序盤から出汁が浸透し始めているように見えて、明確に風味を伝えてくるようです。出汁があっさりだから、余計にそう思えるのか？。
中盤からじわじわと浸透した出汁との一体感が現れます。若干太めでも物腰は品やかになり、汁の持ち上げとは言わんが、絡んだ出汁ごと奥歯で潰して味わうと旨味が増すイメージ。替え玉したくなります。終盤はすっかり出汁を吸い込んで、その味わいと一体化が進みますが、その時点では、後入れ追加トッピングによる味変化で別の旨さに変化。
＜特製辛挽肉＞ 挽肉の甘味感じるほどに意外と辛くない！辣油のキレもマイルド！ゴクゴク咽せずに飲み干せる味変化！
特製で辛挽肉・・・そして見栄えは唐辛子の存在がありあり！相当辛そう！・・・と感じるけど、実はそんなに刺激が強くありません。やんわりしたピリリさで、挽肉の旨味すら感じるほど。辣油が浸透しているようなのに、辛さで咽せることは全くありません。このまま白飯に載せると立派なサイドメニューになりそう。山椒系のニュアンスはないタイプ。
カウンターや店内外のPOPでは、この特製辛挽肉を大宣伝です。バラそばの汁に溶かして真っ赤っかな画像があちこちに。それに従いますと醤油スープが一気に染まります。まるで、ライト系スタミナ麺か、勝浦タンタンのような風貌に一転！。そして、スープ諸共に辛挽肉を味わうと、思わずニンマリしてしまいます。激辛挽肉にせず、マイルドに仕上げたのは、スープに溶かした後の味を計算してたのね！。ライトであっさりした出汁だから。むしろこれを溶かしたことで、味わいが程よく肉厚に変化して、一気に旨さが広がるじゃないか！。単価150円ならリーズナブルな味変化アイテム！。
へへへ・・・スープと相性がいいだけじゃありません。麺と麺との隙間にも入り込んで絡むから実に良い感じ！。麺と薬味と辛い挽肉を、同時に奥歯で潰した時の旨さがたまらん！。担々麺に似た楽しみも少しだけあります。どうせ食うなら、このアイテム追加は激しくオススメ。
＜チャーシュー＞ 外周が醤油ダレにコーティングされた薄切り豚バラ肉！重ねて食らう喜び！麺に巻き付けて食らう楽しさ！
豚バラ肉ロールのスライス肉。一時期は定番のようによく見かけた記憶ですが、これも大好きなのです。仄かにピンク色した赤身と、熱で溶ける前の白い脂身。まずはそのまま、口の中へ放り込んで噛み締めると、舌の熱と咀嚼で脂身が溶けて肉の甘味が広がります。噛み締めていくうちに赤身の肉味と、外周に染まった醤油ダレの味わいも広がります。酒が欲しくなるが・・・平日だからつらい。
一通り楽しんだあとは、スープに浸しながら食らうとか、麺に巻き付けていつものように食らうとか、やや遊ぶ気分で味わいを堪能し尽くします。・・・少しぼやきますが、以前はもう少しボリュームあった気がするのだが・・・。ネギも同様。コロナ禍で苦しい状況なので察しますが。
＜メンマ＞ あっさり豚骨に似合う薄味仕立て！コリコリと明確で軽やかな歯切れと素材感が楽しめる逸品！
実は、メンマねーのかよ！って最初に思った。トッピングは肉だけかよ！ってね（笑）。肉の下に隠れてました（見せた方がいいと思うのだが）。記憶違いかもしれませんが、メンマが上品そうで意外。もっと醤油感がある素朴系だと思ってたけど、薄味の上品なタイプでした。確かに、あっさり豚骨に似合うと思われる薄味仕立て！。そして歯切れは、コリコリと明確で軽やかさ！。歯切れと素材感が楽しめる逸品でございます！。麺に絡めてみても旨いが、単体でしっかり味わっても旨し！。
＜〆飯＞ 口頭追加で卵黄と白米！卵白のない卵かけご飯！残った出汁と生姜でアレンジして旨し！
不思議なもので、胃が万全でない状況で食らい始めたものの・・・一通り固形物を食らうと、胃袋が目覚めたかのように、もう少し食いたいと伝えてくるのです。当たり前か、この日初めてまともな食べものを口にしたから。手っ取り早くサイドメニューと言うことで白飯プリーズ！たまたま目の前のミニメニュー表に「卵黄」とあったのでそれも追加です。
配膳されてから気が付きましたが、このオーダーだと「白身なし卵かけご飯」の状態だね。そのままだと少し物足りないので、カウンターセットにあった取り放題の生姜を乗せて、さらに残ったスープを垂らしてみました。うん！醤油なしでもイケるね！。こうなると思ってたなら、特製辛挽肉も少し残しておくのに・・・。食い終えて、嗚呼、いつものラーメンヲタクなりの悦に浸るばありです。
総じまして「どんどん食えてしまいそう！ライト＆スムース！そして素朴な豚骨清湯そば！」
・・・という感動！。豚骨をしっかり感じるのにあっさり旨さが実にユニークです。玉グループの本領発揮と言う凄みも滲むか？。あっさり系を食いたい気分にはもってこい！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで、家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
